大阪市立西天満小学校

学校長あいさつ

「たくましく希望に満ちた学校」をめざして

「夢」夢を持ち、夢をかなえるための力を身につけられる学校

「きずな」人と人とのつながりを大切にし、学校・保護者・地域が深い絆で結びついた学校

「輝き」子どもが輝き、活躍する学校

本校は、明治5年(1872年)に創立され、今年度で創立152年を迎えました。「子どもは地域の宝物」であるという地域の熱い思いと労を惜しまない支援・協力が本校教育に注がれ、歴史と伝統を積み重ねて今日に至っています。創立150周年を機に、200周年に向けたテーマ「夢・きずな・輝き」を定め、地域・PTAとともに「たくましく希望に満ちた学校」づくりに取り組んでまいります。

過去には全校児童数が100人を切るようなこともありましたが、ここ数年は児童数が急増しています。教室不足解消のため平成31年1月には西側に5階建ての立派な新校舎が完成しました。現在(令和6年4月1日)は在籍児童数306人・全学年2学級となりました。


 本校の特色あるおもな取り組みを紹介します。

(1)地域の人々と結びついた教育活動を進めています。
地域の人々と児童との出会いを大切にし、教育活動での結びつきを深めています。自分たちの住んでいる地域のことを知り、地域を愛し、誇りに思う資質を備えた児童を育てていきます。

(2)日記「たくましくのびていこう」を通して、表現力を育てます。
全学年の児童が毎日、日記を書く取り組みは昭和40年度から始まり59年続いており、全国にも例のない実践です。卒業生の中には、年間12冊、6年間で72冊の日記帳を「心のアルバム」として今も大切に保管しておられる方が多くいらっしゃいます。この実践は児童の書く力を育て言語活動の充実につながるとともに、一人一人の児童理解にも大いに役立っています。

(3)たてわり活動を通して互いに思いやり、認め合う集団を育てます。
かつて小規模校であった際に、児童の集団が固定化される傾向を防ぐために、たてわり活動を大切にしてきました。現在も、日々のたてわり清掃や全校遠足、年間を通した集会活動等に取り組み、上級生が下級生を導き、助け合い、協力し合うことで学年を超えたつながりが育ち、互いに思いやる気持ちが育っています。

(4)我が国の伝統文化を大切にした教育活動を進めています。
我が国の伝統文化を学ぶことにより、我が国のよさを知るとともに、国際社会で生きる資質につなげるため、琴・和太鼓・書等に取り組み、地域の方々にゲストティーチャーとして参画いただいています。

(5)全校で「漢検」に取り組んでいます。
毎年度3学期に全児童が「日本漢字能力検定」を受験しています。受験に向けて1学期から漢字の学習に力を入れ、2学期末までに1年間の漢字を習得するよう取り組んでいます。子どもも教員もよくがんばり、これまでに8度の「優秀団体賞」を受賞することができました。

こうした取り組みを継続・充実させ、子どもの明るい声が響き、笑顔あふれる学校をめざして、地域保護者とともに、規律ある活力にあふれた教育活動を進めています。

令和6年4月 学校長 弘元 介