『W杯後、ゴミを拾う日本人』

ブラジルW杯、現地入りしている日本人サポーターの「ゴミ拾い」に海外メディアから称賛の声が上がっています。初戦、コートジボアールに敗北、落胆するサポーターだが、マナーを忘れず、ゴミ拾いを行っていたとのことです。

『CLASS ACT(一流の人を意味する)』と称賛。以下ネットユーザーの声の一部です。 「アメリカ人に、この種の振る舞いを学ぶことができれば・・・」 「彼らの礼儀だ。私たちは、彼らの行動から学ぶことができるのではないだろうか」 「彼らの文化と教育を称賛した」 などなど。

同じ日本人として、とても嬉しく、胸がときめきました。 何故、そうじ? 勿論、自分たちが出したごみをかたづけるという気持ちが、そうさせたのかもしれませんが、私は、日本人サポーターの他者や周りを慮る気持ちが、そのような行為となっているのだと思います。イエローハット創設者の鍵山秀三郎さんの著書に、(ごみを)『ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる』という言葉があります・・・海外の人が称賛する理由が、この言葉の中にあるように思えます。

『高い山は、深い谷に支えられている』

人生は、山あり谷ありと言われます。正にその通りで、どんなことにも、常に対極があるものです。成功と失敗、善し悪しなど様々です。しかしながら、これら対極にあると思われる事象も、実は表裏一体で、どちらかだけが、良いということではないようです。

『山は、谷によって支えられている』、山に登る一歩一歩が、成功とするならば、深い谷は、失敗や挫折なのかもしれません。ですが、山は、谷がなければ崩れてしまいます。そう考えますと、人生の失敗は、成功を支える大切なものなのですね。

大事なことは、いくつもの山谷を乗り越えていくこと。乗り越えるために、一生懸命に努力をすること。子供たちには、努力し続けられる才能を持った人になってほしいと願います。

『5年、10年後ぐらいに、思い出してくれればいい!』

先々週、6月10日(火)の2時間目、本校の4年生が、トンガ王国に滞在されているJICA隊員の長岡さんと現地トンガ人のマシさん、コヘさんとのスカイプを通しての交流会を行いました。

実は、長岡さんが現地トンガに赴任される前の昨年6月17日に、当時の3年生(現在の4年生)に、トンガ王国のことや、トンガにそろばんを教えに行くことなどについての出前授業をして下さっています。ですから、4年生にとっては、1年ぶり2回目の出前授業を、今回はトンガ王国からネットを介して受けました。

大阪から8000Km以上離れたトンガ。ネットを介して画面に映るトンガの様子、子供たちは、少し不思議な気持ちながらも、興味津津でトンガ現地からの出前授業を受けていました。これからますます進展するグローバル社会・・・子供たちが、5年後、あるいは10年後、それ以降かもしれませんが、トンガ王国のことを勉強したことを思い出したり、海外での仕事や活動のきっかけになれば、素晴らしいことだと思います。

『あっ!そう言えばあの時(トンガ交流授業を受けた)・・・』ということが、案外人生の進路を決めるきっかけになるかもしれませんね。