『三井子の教え』     4月30日

我々が子供のころは、人様にご迷惑をかけたときには、親からよく叱られました。
最近は、子供が迷惑をかけていても注意をしない親が増えてきたような気がします。
その原因は、こどものころの躾ではないかと思います。

大隈重信の母親である、大隈三井子さんが子供たちに言い聞かせたことに、
 1.ケンカをしてはいけません
 2.人をいじめてはいけません
 3.いつも先を見て進みなさい
 4.過ぎたことをくよくよ振り返ってはいけません
 5.人が困っていたら助けなさい
という教えがありますが、躾の基本は、「あたりまえのことを、あたりまえにする人を
育てること」、子供をきちんと教育し、一人前の人にするのが親の責任です。

10年以上前になりますが、私が「子供は、親(大人)の背中を見て育つ」ということを
申し上げたら、あるお偉い方(肩書のある方)が、そのような古臭いことを言っていては
よくないよ。とご注意を頂きましたが、今でも私は「子供は、親(大人)の背中を見て育つ」
と思っています。