『過保護と過干渉』   5月27日

 最近の保護者には、「うちの子は・・・、うちの子は・・・、うちの子は・・・」という
ように「うちの子話し」ばかりされる人が少なからずいらっしゃいます。
保護者というのですから、過ぎたる保護は、まぁ時期(年齢)などによっては悪いことでは
ないと思いますが、過干渉は、子供の可能性を潰しかねない行為なのかもしれません。
「うちの子には、こうしてください。うちの子には、このようにはしないでください・・・」
などと言っていては、子供自身の自主性もなくなるでしょうし、依頼心の強い子になるのでは
ないでしょうか?
 今、社会(企業)が求めている人材は、「自分で考えしっかり行動できる人」、「自分自身
で常に高い意欲をもち、自ら仕事を創造し、その仕事に対して問題発見型の思考特性で考え判
断できる自律型人材」や、「指示を待つことなく、自分から何かを創り出していける人。
また、自らを向上させていこうとする意欲・姿勢を持った人」などです。
 自分でさせる、考えさせる、放っておく(見守りながら)・・・脱干渉を進めてみてはいか
がでしょうか。いい訓練になることだと思います。

『万物すべてが師』   5月25日

 会議などでいろいろな議論をしているとき、中には他人の意見に耳を傾け
られない人がいます。松下幸之助さんは、「学ぶ心さえあれば、万物すべて
これ我が師である」というお言葉を残されています。
学ぶ心・・・謙虚な心と読み替えることができると思います。
一つのことや狭い視野でしか物事が見えないのは、やはり謙虚さが足りない
ことと、我が、我がの「ガ」の強さ表れなのでしょう。
『万物すべてが師』常に心に留めておきたい思います。

『先生』   5月22日

 先生と呼ばれる職業には、学校以外にもお医者さんや弁護士さん、議員さんなどがあります。
先生と呼ばれる人の中に、先生・先生と持ち上げられ気分よさそうに語られる方を時折見かけま
すが、なんだか見ている方はあまり気分のいいものではありませんし、そのような人には、全く
と言ってよいほど魅力を感じません。
 話は変わりますが、私が小学校の時、当時の担任の先生に「先生ってどんな人のことを言うの
ですか?」と質問したところ、「先生というのは、先に生まれた人のことやで」と言われたこと
を今でも鮮明に覚えています。確かに「先に生まれる」と書きますね。
 今では、当時の先生が答えられたことの意味を、「先に生まれた人々から、いろいろなことを学
びなさいよ」ということだと自分では解釈しています。