『子供は過去の自分ではない』   9月 29日

大人の方と話していると、昔の自分を取り上げて「私もこうだった
から・・・子供もそうなんです(同じなんです)。」なんてことを
おっしゃる方がいますが、こんなお話しをお聞きする度に「あぁ、
この人は子供の芽を摘んでいるなぁ」と感じます。
子供は、過去の自分ではありませんし、大いなるポテンシャルを
持っています。

アメリカでは、出自や過去の生活境遇などを気にせずに、素晴ら
しい人生を築く所謂、アメリカンドリームがあります。過去がこ
うだったからなどと考えていたら、まずこのアメリカンドリーム
は成り立たないでしょう。

日本では、少し事件などを起こすと、そのレッテルは長い間(場合
によっては一生の間)貼られたままです。
勿論、悪逆非道な振る舞いはいけませんが、「少々の失敗がどうし
た。今からやり直せばいい。」・・・というような心もちやPositive
Thinkingが日本の社会には、もっと必要なのかもしれません。

『負けじと力を尽くす』   9月 28日

「果敢な行動を評価する価値観が作られれば、日本は大きく変わる。
そうなれば、日本人はもっとアグレッシブになれるし、停滞した闘争
心に火をつけることにもなります。そもそも日本は、競争をできるだ
け避けてきました。運動会のかけっこでも順位は付けないなど、競争
心を抑え込む教育をしてきました。安っぽい平等を追及した結果、や
る気を失う子供が増えています。」・・・奥田碩さんのお言葉です。

私は、この言葉に共感を覚えます。
勝とうと思えば、力んで欲も出ますが、負けじと力を尽くせば、「なにくそ」
の闘争心が芽生えます。果敢な行動を起こして、失敗、挫折や悔しさなどを味
わうことなどは、その後の人生にとってとても貴重な財産です。いい意味での
競争心は持つべきです。これから社会に出たときには、もっともっと厳しい世
界が待っています。いろいろな経験を通して、できるだけの免疫力を身につけ
てほしいと思います。

『創立90周年』   9月 25日

 本日、本校は学校創立90周年を迎えました。

 これまで幾多の困難を乗り越えて学校の発展を支えてこられた諸先輩の
ご努力とご労苦に敬意を表すると共に、今こうしてご縁を頂き、全校児童
200名と教職員21名が、日々、平穏無事に学校生活を送ることができますの
も、保護者・地域・関係する皆様方のご支援の賜物であり、改めて感謝を
申し上げます。

 戦後70周年を迎えた年が、奇しくも本校の創立90周年記念と重なり、過去
の歴史をたどる為、改めて学校沿革を見ました。昭和20年6月には、空襲によ
り木造校舎が全焼し、翌年3月には戦災により本校は春日出国民学校に統合さ
れたことなどが記されています。

 脈々と築き上げられてきた本校の歴史の中でも、戦争という悲惨な出来事は
二度と繰り返してはなりません。
そして、平和な世界を築くためには、すべての人々が心豊かに、他を思いやり
他を利する心をもつことが、とても大切であるように思います。

 今、チーム梅香小学校は、91年目の歴史を創造し始めました。
変わらぬご支援を今後ともよろしくお願い申し上げます。