『筋書きのあるドラマ』   7月28日


 高校野球岡山県大会の決勝が、今週月曜日、7月25日に行われ
ました。9回裏ダブル・プレーでゲームセット、誰もがそのよう
に思った光景でした。打者の体にボールが当たった為、創志学園
からのファールの抗議に対し、審判団が協議の結果、ファールと
判定されゲームが再開した。結果は、一度は1対0で勝利かと思わ
れた玉野光南が1対4で敗退しました。玉野光南の選手は、何とも
言えない大きな挫折を感じた事でしょう。

 さて、高校野球はよく「筋書きのないドラマ」などと言われる
ほど、何が起こるかわからないことがあります。正に、神がかり
的なドラマがあるのも事実です。

 しかしながら、長い人生を眺めて、その神がかり的な瞬間を見
たときに、すべてが「筋書きのあるドラマ」に思えてなりません。
失敗や挫折を味わう試合なども、そういった経験があるからこそ、
その先の人生における成功があるのでしょう。

 玉野光南の選手諸君は、この決勝戦で大きな挫折を味わったかも
しれませんが、この経験をばねにして、これから先の人生において
成功に至る筋書きのあるドラマを演じてほしいと願います。