大阪市立諏訪小学校

2024/03/01 16:57 更新

≪しっかりした基礎・基本の育成 〜 生きる力を獲得する未来への土台作り≫

○学力

 グローバル化に対応するための指導方法として「※アクティブ・ラーニング」が脚光を浴びています。現在検討中の次期学習指導要領の目玉の一つでもあります。ただし、このアクティブ・ラーニングも土台となるしっかりとした知識・学力が無いと砂上の楼閣となります。そのため、まずはしっかりとした学力の定着をはかります。そのための行った施策は次の通りです。
・学習サポーター
学習内容が難しくなり始める中学年を中心に、授業中に学習の支援をして頂くサポーターの方々を配置。
・放課後学習
少し学習が遅れ気味の子どもたちに成功体験を積ませ、やる気スイッチを入れ、追いつくために、算数の少人数による放課後学習の実施。
・図書館開放
国語力はどれだけの量の文字に触れたかに比例すると言っても過言ではありません。少しでも文字に触れる機会を増やす施策。
・大阪市スタンダード授業モデル
子どもたちの学力に直接的に効果を及ぼすわけではないですが、大阪市の標準的授業を開発する大阪市スタンダード授業モデル事業の協力校になり、外部講師を招いた教員研修等を通じて、教員の更なる指導力向上に努めています。
なお、放課後学習と図書館開放は地域を中心としたボランティアの方々主体で行っていただいています。

※アクティブ・ラーニングとは?(文科省の説明)
教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れ た教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査 学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク 等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。

○体力

 本校は運動場が手狭なうえに、校区内に大きな公園が1つしかなく、子どもたちが屋外で遊ぶ場所があまりありません。このため子どもたちの基礎体力がかなり低いという状況になっています。さらに、クラブチームでスポーツをしている子どもたちと、何もしていない子どもたちの運動能力の差も大きく、2極化が進んでいます。
運動が苦手な子どもたちの体力を底上げするべく、次のような体力作りの施策を実施しました。
・なわとび
比較的狭い場所でもでき、さらに一人でもできる「なわとび」を基礎体力作りの一環として全学年で取り入れました。家や地域でなわとびを頑張っている子どもたちを見かけたら、どうぞ励ましてあげてください。
・体力作り体操出前授業
子どもの体力向上教育に熱心に取り組まれている、元オリンピック体操選手で、現在は流通経済大学で教鞭をとられている田中光教授に来校頂き、全学年に基礎体力作りを中心とした体力、運動能力づくりの指導をして頂きました。