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2024/04/25 19:41 更新

H24年度の取り組み

H23年度の芝生化工事での教訓

芝の成育に温度が関係している(夏芝 最高気温25℃ 冬芝 最高気温20℃)
昨年度は10月中旬に冬芝をまいた。冬の到来が遅く、暖かい日が続いたこともあり、冬芝がしっかり育った。
芝(夏も冬も)は基本的に水たまりには成育しない。
運動場に水たまりができるとうことは、運動場表土が水を吸い込まないということ。従ってそのような場所に芝を植え付けても、地面の中にある根に水が行き渡らない。鶏小屋の前がその典型である。
H24Ame1    H24Ame2


左写真の赤コーンの左側の四角内はH23年度大規模な改修により抜群の水はけ。雨が降っても表面に水がたまらない。またうっすら冬芝の緑が見える。
一方、右の写真(運動場北側)ゴール付近はしっかりと水がたまっている。水のたまっている部分は芝の状態が思わしくない場所と一致する。

  • 昨年までの教訓から今年度の取り組みの方向性
  • 補修の方法として、一度運動場を掘り返し、保水性の高い土壌に入れ替えてその上に芝を植える。保水性の高い土が昨年、運動場の中央部に敷いたグラスミックスという土。
  • 運動場全体が土壌改良され、だんだん芝にいい環境になってきている。そのため、鉄棒の周辺のクローバーも大変立派なクローバーが育っている。

H24年度の補修

補修箇所1
○ 土壌の入れ替えによる水はけをよくするためグラスミックスを入れる。
補修1

補修箇所2・3
○ よく使っていることによって芝の育成が思わしくない場所については、地面をすこし削って張り芝による補修を計画。

補修2
補修3

補修箇所4
○雑草が9?ほど全面に広がったため、芝を入れ替える工事を実施。




実際の補修
5月30日(月)補修が必要な場所に小型ユンボを投入。茨田西営繕・園芸事務所が所有。普段は校内の塗装や樹木の剪定などの作業を年に1回実施。今年度、本校は芝生の補修を依頼した。

鶏小屋の前は深さ10cmを掘削。そこにグラスミックスを敷きつめる。溶岩質の土で踏み固めても土の粒がくっつくことなく、適度な隙間がある状態になるような芝生用の土を敷く。

掘った土はダンプで運動場西側に。敷き詰めたグラスミックスが7立方mと考えると、おなじだけの土が運動場西側に置かれたことになる。表土の下からは拳大の大きな石がごろごろと出てくる。また、土を削るユンボも土の硬さに本体が浮き上がる場面もしばしば。それでも予定の2日間で補修予定4箇所の掘削を終了。

芝張りは昨年度と同じN園芸より芝を搬入。今年は昨年度と違って、段ボール一箱に1?を束にした芝が2束(昨年は3束)。そんな関係で若干送料が高くつくとのこと。鹿児島で作られた芝だとか。箱を開けると、虫は全くついていないし、芝目も非常に細かく、ずっしりとした手応えの芝の固まりが。これを6月14日(木)高学年が中心に芝張りの作業。1・2年生は応援。次回の14日の芝張りには5・6年生が低学年に教えながら、みんなで運動場の芝張りを予定。

今年は5月の気温があまり高くなく、6月に入っても冬芝が元気な緑色。6月の9日(土)には梅雨入り。今後の高めの気温とじわじわと降ってくる恵みの雨に期待。心配していた体育倉庫前・砂場前の芝の調子が良くない部分も8・9日の雨のおかげで少し元気を回復。改修箇所を含めて、7月末にはキレイな芝の運動場になりますように。

掘る作業2   掘る作業1

張芝1張芝2