校長室だより13(3月15日) 「1年間よく頑張りました 〜有意義な春休みを〜」

本日、学年末を迎えました。1・2年生対象の終業式では、以下のような内容を生徒の皆さんにお話しました。充実した有意義な春休みとなるよう心から期待しています。
 〔終業式講話の要旨〕
 いよいよ、学年末の終業式の日を迎えました。昨年の春に、皆さんとはじめてお会いしてから、私にはあっという間の1年間でした。皆さんは、どうだったでしょうか。納得のいく充実した学校生活を送ることができましたか。春に立てた年間目標を達成することができましたか。目標に向かって、順調に前進することができた人も、残念ながらそうでなかった人も様々だと思います。今朝はこの1年間を振り返り、3つのことをお話して、今年度最後の講話としたいと思います。
 まず1つめです。先日卒業した3年生の進路結果がぼぼ出揃いました。詳細は、後日進路指導部から報告があると思いますが、多くの先輩たちが、難関と言われる国公立大学や私立大学に見事に合格することができました。きびしい自分との戦いに打ち勝って、本当によく頑張ったと思います。
 しかし、実際には、いまお話したように自分の第一希望の進路目標を達成することができた人と、夢を叶えることができなかった人とに、結果は大きく分かれてしまいました。では、そのように結果が分かれてしまった原因は、いったいどこにあったのでしょうか。もちろん、さまざまな理由があるのでしょうが、私は、自分がやろうと決意したことを、苦しいことから目をそらさずに、最後までやり切ることができたかどうかが、合否を分けた大きな要素の一つであったように思います。入試には運・不運もありますから、それだけですべてが決まったわけではありませんが、コツコツと積み重ねた努力の量は嘘をつかないのだと思います。このことも含めて、先輩たちの歩みは、皆さんにとっての格好の道しるべとなります。また、今日はこの後、進路指導部からの「進路ニュース」が配られます。先生方からの熱いメッセージがたっぷり記載されていますから、これにもしっかりと目を通していただきたいと思います。
 さあ、次はみなさんの番です。自分にも必ずできると信じて、将来の目標を見据えながら、次のステップに着実に進んでいただきたいと願っています。これが1つ目のことです。
 2つめは、皆さん自身の今年度の成績のことです。この後、最後の成績表をお渡しします。1年間の結果をしっかりと受け止めて、来年にどうつなげていくかを、この時期によく考えることが大切です。
   今、世の中の多くの企業や組織では、もちろん私たちの学校もそうですが、PDCAサイクルをしっかりと踏まえて物事に取り組むことが大切であると言われています。皆さんも、これまでにこのPDCAサイクルという言葉を耳にしたことがあるのではないかと思います。PDCAとは、4つの簡単な英単語の頭文字を順番に並べたものです。Pは「Plan・計画する」、Dは「Do・何々を行う」、Cは「Check・検証する」、Aは「Action・行動する」のそれぞれの頭文字です。物事はPDCAの順番に取り組むことが大切だということです。すなわち、まず、しっかりとP計画を立てて、それを実際にDやってみる。このあとは、それでよかったかをきちんとCチェックして、計画を立て直して、再びA行動に移すという一連の流れ(サイクル)が重要ですよという意味です。
 皆さんにとっても、このPDCAサイクルの考え方はとても意味のあることだと思います。学年末のこの時期は、PとDのあとのCをしっかりとやって、1年間の反省をきちんとしてください。その上で、計画を立て直して、4月からの新しいAに繋げることが大切なのです。ぜひ、このことを十分に理解していただきたいと思います。以上が2つ目のことです。
 最後の3つめは、春休みを計画的に過ごしていただきたいということです。頑張った自分へのご褒美として、開放感に浸ることは結構なことです。しかし、気持ちをゆるめすぎてしまって、生活のリズムが崩れてしまっては何もなりせん。問題行動やトラブルを引き越してしまうことのないように、くれぐれも注意してください。特に、スマホにおぼれてしまい、時間を浪費することのないように、使い方をしっかり考えてください。新年度のスタートダッシュは春休みをどう過ごしたかで決まります。時間は限られています。有意義な春休みとなるよう、毎日をしっかりと設計していただきたいと思います。これが3つ目です。
 最後に、皆さんは1年間本当によく頑張りました。心新たに新学年を迎えることができるよう、これからもしっかり頑張ってください。

校長室だより12(3月1日) 「卒業生の前途を祝福して」

昨日の2月28日、多くのご来賓や保護者の皆さまにご臨席をいただき、第71回卒業証書授与式を挙行いたしました。在校生代表の送辞と卒業生代表の答辞はいずれも心に染みる素晴らしい内容で、厳かで心温まる卒業式となりました。卒業生の前途を祝福して、ここで改めてお祝いの気持ちを記します。
〔卒業生へのメッセージ〕
 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。保護者の皆さまには、お子様のご卒業を心よりお祝い申しあげます。
 卒業生の皆さんは、三年間、勉学に、学校行事に、部活動に、各種の課外活動にと本当によく頑張りました。つらいことや苦しいことを乗り越えて、目標に向かって頑張りぬいた皆さんの奮闘努力に対して、心から敬意を表したいと思います。皆さんには、ご家族やご支援いただいた方々の愛情とサポートに対する感謝の気持ちを忘れることなく、本校で学んだ「チーム東」の精神や人と人とのつながりの大切さをしっかりと心にとどめていただきたいと願っています。これからは苦楽を共にした仲間と別れ、上級学校や実社会でそれぞれの道を進むことになりますが、本校で身につけたチャレンジ精神を胸に、力強く未来を切り拓いていかれるよう心よりお祈りしています。
 昨日の式辞では、ノーベル生理学・医学賞を受賞された京都大学の本庶佑先生が、英語の頭文字がCで始まる「好奇心(Curiosity)、勇気(Courage)、挑戦(Challenge)、確信(Confidence)、集中(Concentration)、継続(Continuation)」という六つの言葉を、常に大切にされてきたというお話をご紹介しました。皆さんには、「好奇心を忘れず、勇気をふるって困難な問題に挑戦し、必ずできるという確信を持ちながら、全精力を集中して、諦めずに継続することが大切だ」という本庶先生の教えもぜひ参考にして、困難に勇気をもって立ち向かう姿勢を貫いていただきたいと思います。
 一方で、皆さんは、これから生涯にわたって「東高等学校」の看板を背負って生活していかれることになります。皆さんが、東高等学校の卒業生としての自覚とプライドを胸に、実社会の中でご活躍されますことを心から期待しています。あわせまして、母校のため、後輩たちのために、今後は末長いご協力とご援助をいただきますよう、何とぞよろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、保護者の皆さまには、これまで本校の教育活動に格別のご理解とご協力をいただいてまいりましたことに厚く御礼申しあげます。今後とも本校の充実・発展のために変わらぬご支援を賜りますよう心よりお願い申しあげます。
 ご卒業、本当におめでとうございます。

校長室だより11(1月7日) 「3学期のスタートにあたって」

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。本日の3学期始業式では、以下のような内容を生徒の皆さんにお話しました。寒さに負けず、しっかりと1年間を締めくくることができるよう、皆さんの奮闘を心から期待しています。
〔始業式講話の要旨〕
 2019年、平成31年がスタートしました。皆さんにとって、今年が明るく希望に満ち、充実した1年となりますよう心から願っています。
 さて、先月12月25日の2学期終業式の際に、「1年の計は元旦にあり」ですから、冬休みの間に今年1年の決意や志をしっかりと固めていただきたいという趣旨のお話をしました。年のはじめにあたって、皆さんは様々なことに思いをめぐらせ、心を新たにしたことと思います。どうか、自分で立てた新年の誓いをしっかりと心に刻み、悔いの残らぬよう頑張っていただきたいと思います。しかし、「言うは易く、行うは難し」と言われるように、実際には、皆さんの前には様々な困難や誘惑が立ちはだかることも多いと思います。そこで、今朝は、新年の誓いの実現に向けて、ぜひ参考にしていただきたい有名な2つの言葉を皆さんに紹介したいと思います。
 まず1つ目は、「意志のあるところに、道は開ける」というものです。英語では「Where there is a will, there is a way.」と言います。アメリカ合衆国第16代大統領のリンカーンが遺した言葉としても知られています。目標に向かって強い気持ち(これが意志のことです)をもって努力をしていれば、いずれは事態が好転してくるという意味です。人間は、うまくいかないことがあると、へこたれてしまったり、他人や周囲のせいにしてしまうことが多いですが、そうではなく、プラス思考になって、前を向いてやるべきことを積み重ねていれば、いずれは道が開けてくるのです。言い換えれば、過ぎ去った過去はもう変えられないけれども、未来や将来は自分の力でいかようにも変えられるのだということです。この言葉をぜひ心に刻んでいただきたいと思います。
 2つ目は、「継続こそが最良である」というものです。この言葉は、これまで古今東西の多くの有名人が好んで使っています。古くは、相対性理論を提唱したアインシュタイン博士、最近では、プロ野球や大リーグで活躍した松井秀樹選手、スタジオジブリの宮崎駿監督、昨年国民栄誉賞を受賞した将棋の羽生善治さんなどです。私たちからすれば、いずれの人たちも、苦労などまるで無縁の生まれついての天才ではないかと感じる人たちばかりですが、そんな人たちであっても、成功するためには、コツコツと努力を継続することが何よりも大切だと言っているのです。人生はしんどい道のりではありますが、自分で決意したことは必ず最後までやりぬくという強い意思をもって、夢に向かって努力や鍛錬を継続してほしいと思います。
 「意志のあるところに、道は開ける」、「継続こそが最良である」という2つの言葉を、ぜひ今年一年の行動の参考にしていただきたいと思います。
 最後に、3学期は、それぞれの学年のまとめの時期です。とりわけ、3年生にとっては、高校生活の集大成となります。特に受験を目前に控えた皆さんは、悔いの残らぬように、大学入試センター試験や二次試験に全身全霊で立ち向かってください。また、1、2年生も進級を目前に控えた大切な時期ですから、しっかりと気持ちを引き締めてください。
 そして、皆さんにいつも繰り返し言うことですが、皆さんは決して一人ぼっちではありません。皆さんの周りには、自分を支えてくれる家族や友人や先生方が必ずいます。皆さんは、「チーム東高校」で学校生活を送っているのだということも改めて心にとめて、今年も前に進んでいきましょう。
 厳しい寒さが続きますから、健康管理には万全の注意を払いながら、皆さん全員が全力を出し切って、充実した3学期となるよう心から期待しています。

校長室だより10(12月25日) 「冬休みを迎えるにあたって」

本日、2学期末を迎えました。終業式では、以下のような内容を生徒の皆さんにお話しました。充実した有意義な冬休みとなるよう心から期待しています。
〔終業式講話の要旨〕
 長かった2学期も、今日で最終日となりました。今年は、6月の大阪北部地震に始まって、2学期以降も、猛暑、大雨、台風と、様々な自然災害が続きました。そのような中であっても、皆さんは、勉強の面でも、学校行事の面でも、そして部活動の面でも、数々の素晴らしい成果をあげ、東高校ここにありということを、様々な分野で示すことができました。今学期の皆さんの奮闘と努力に、まずは心から敬意を表したいと思います。
 しかし一方で、これは少し耳の痛いことですが、皆さんの中に、宿題や課題などやるべきことを最後までやり遂げることができないままの人がいること、生活のリズムが乱れて朝の遅刻を繰り返してしまう人がいること、スマートフォンに時間と気持ちを取られてしまって、学校生活に十分に集中することができていない人がいることなど、一部の人のことではありますが、課題もまたはっきりと現われてきた2学期であったようにも思います。
 2学期の終わりにあたって、まず皆さんには、今学期の学校生活への取り組みをしっかりと振り返ってほしいと思います。この2学期は、自分自身にとって納得のいく、また胸を張って頑張ったと言えるものだったでしょうか。
 今年の学校全体の大きな目標は、毎日の授業を何よりも大切にして頑張ることだと4月以降何度もお話してきました。では皆さんの、2学期の授業への取り組みはいかがでしたか。今日受け取る通知表の成績は、皆さんも良く知っているように、テストの点数だけでつけられているのではありません。出席状況、提出物や学習に取り組む意欲や態度まで、すべての要素を加味した総合的な評価です。ですから、今回の通知表に示された結果を、自分に言い訳せず、正面から受け止めていただきたいと思います。良い評価をもらえた人も、欠点を取ってしまった人も、それぞれが、どこが良かって、どこが足りなかったのか、このあとどうしなければならないのかを、逃げずに考えてください。東高校は、学科ごとの行事も多く、部活動も含めて、勉強としっかり両立させることは確かに大変だろうと思います。しんどいことや思い通りにならないこと、理不尽だなあと感じることもたくさんあるのだとは思いますが、言い訳や抜け道を考えるのではなく、是非素直にかつ謙虚になって、しっかりと自分の成績に向き合っていただきたいと思います。皆さんに与えられた時間は確かに有限ですが、その時間の使い方は無限にあるですから、今のタイミングで、学校生活の過ごし方について、自分なりにあれこれ考え、工夫を加えてほしいと思います。
 さらに、この冬休みのうちに、今お話した成績のことだけではなく、さらに広い視点から、来年に向けての新たな決意や志をしっかりと固めていただきたいと思います。『一年の計は元旦にあり』と言います。どうすれば、今の自分をより高め、将来の夢に近づくことができるか、具体的な計画を立てて、確実に次への一歩を踏み出せるように、この冬休みを有効に過ごしていただきたいと願っています。
 次に、3年生の中には、2学期中に進学先の内定を勝ち取ることができた人がたくさん出ました。とても嬉しいことです。本当によく頑張りました。しかし、一般入試で大学にチャレンジする大半の皆さんにとっては、いよいよこれからが本当の正念場となります。二次試験に向けた勉強も気になるとは思いますが、まずは、目前に迫った大学入試センター試験に全力を注ぐことです。センター試験でしっかりとアドバンテージを取ることができるように、気分転換もうまくはかりながら、悔いの残らぬように頑張ってください。また、これもいつも言うことですが、東高校の学校生活は団体戦です。既に進路先が決まった皆さんも、気持ちを緩めてしまわずに、卒業まで仲間を励まし支えてあげて欲しいと思います。
 最後に、冬休みは、お年玉などをもらって、いつも以上に大金を手にする時期です。無用な事件や事故に巻きこまれることのないように、自らの命を大切にし、安全・安心に毎日を過ごすことが何よりも大切だということを肝に銘じてください。あわせて、生活のリズムを乱してしまうことのないように十分に注意してほしいと思います。
 寒い毎日が続いていますが、健康管理にはくれぐれも留意して、1月7日の3学期の始業式には、全員が揃って、元気にまた登校できるよう心から願っています。来る2019年がみなさんにとって、希望に満ちた輝かしい年となりますようお祈りして、2学期終業式の講話とします。

校長室だより9(11月1日) 「本に親しむ毎日を送ろう 〜読書週間に寄せて〜」

季節が進み、秋が深まってきました。何をするにも良い気候のもとで、生徒たちが、勉学・学校行事・部活動等に毎日充実した学校生活を送ってくれていることをとても嬉しく思っています。学校外でも、秋の行事やイベントがたけなわですが、そのような中で、今年も秋の「読書週間」が始まりました。この「読書週間」は、まだ戦争の傷痕が至るところに残る1947年(昭和22)年に、出版社、新聞社や公共図書館等が中心となり、「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」というスローガンのもとで始められた催しです。第1回が各地で大きな反響を呼び、翌年の第2回からは、期間が文化の日を中心とした10月27日〜11月9日の2週間と定められ、全国に運動が拡がっていきました。現在は、公益社団法人読書推進運動協議会の主催となり、今年は第72回を数えます。今回は、この「読書週間」に寄せて、いくつか思うところを述べてみたいと思います。
 さて、私は毎日、自宅から東高校まで、約1時間30分をかけて通勤しています。長い通勤電車の中では、できるだけ本を読む時間を取るようにと心がけています。本のジャンルは、小説や趣味の音楽関係のものなど雑多ですが、日常生活とは異なる想像の世界に浸ることは、私にとって貴重な心の栄養剤となっています。
 しかし、近頃の通勤・通学電車の車内の様子は、本や新聞を読んでいる人が少なくなり、スマートフォンを操作している人ばかりが目につくようになりました。私は何も、モバイル機器の便利さや有用性を否定しようとしているのではありません。私自身も、電車の中で、家族からのメールをチェックしたり、ニュースサイトを閲覧することもたびたびあります。私が言いたいのは、スマホに費やす時間が多くなってしまうと、その分読書に充てる時間が減るはずで、多くの人にとって、それはとてももったいないことではないのだろうかということです。スマホに時間を費やす人は文字に触れていないというのではありません。メールもSNSももちろん文字情報です。しかし、これらの世界は、ダイレクトで無駄を省いた短い言葉のやり取りが主流です。現代のような複雑であわただしい時代にあって、膨大な情報量にさらされる毎日の中で、私たちはつい目前のことに追われ、すぐに答えの出るもの、即時性の高いものに目を奪われがちです。それは時代の要求であり、やむを得ない部分もあります。
 しかし、長い文章を時間をかけて読み解き、思索をめぐらせることも、人間にとっては極めて重要な営みのはずです。特に、最も感性豊かな高校生の時期に、良書にじっくりと向き合う体験をたくさん持つことは、人生を豊かにするうえで、とても大切なことであると思います。文中の場面や背景を頭の中で想像しながら、社会について、歴史について、あるいは自分自身の将来の生き方などについて思いをめぐらせることは、若者にとってかけがえのない体験となるはずです。良書は、読者に勇気や感動を与え、新しい世界や考え方があることを教えてくれるとともに、読者の教養を高め、人間性を磨くことに大いに役立ってくれるのです。小説でも、ノンフィクションでも、本のジャンルは何でも良いのです。一冊でも多くの本を手にしてほしいと思います。どんな本がお勧めなのかわからないと思うのなら、ぜひ学校の図書館を訪ねてみてください。本校の図書館には、今の時期に皆さんに是非とも読んでほしい珠玉の本がずらりと並んでいます。勉強や部活に忙しい毎日だとは思いますが、時間をうまくやり繰りして、本に親しむ時間を作りだしてほしいと念願しています。
 少し前のデータですが、国立青少年教育振興機構が、2013年2月に公表した「子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究報告書」によると、子どもの頃の読書活動が多い成人ほど、「未来志向」、「社会性」、「自己肯定感」、「意欲・関心」、「文化的作法・教養」などの面で、そうでない人に比べて、意識・能力が高いという結果が出ています。読書は、学校生活にも受験勉強にも大いにプラスになるのです。
 できることなら、かばんにはお気に入りの本を入れて持ち歩きましょう。皆さん一人ひとりが、積極的に豊かな読書ライフを構築してほしいと念願しています。ちなみに、今年の第72回読書週間の標語は「ホッと一息 本と一息」です。

校長室だより8(10月1日) 「1年の折り返しを迎えて」

記録的な猛暑もようやく過ぎ去り、秋の気配が濃くなってきました。台風一過の秋晴れのもとで10月を迎え、本年度もはや折り返しの時期となりました。
 今年度の上半期は、地震、集中豪雨、相次ぐ台風と、大きな自然災害に翻弄される日々が続きました。いずれの場合にも、生徒、保護者、教職員の皆さんが、冷静に対応していただいたおかげで、幸い本校の関係者に人的被害はありませんでしたが、全国各地では甚大な被害が発生しました。被災された方々に、改めて心からお見舞いを申しあげます。「校長室だより6」でも申しあげましたが、いつ大きな災害が発生するかは予測できません。万が一の時に、どうやって自分の命を守り、身の安全を確保するかについて、再度十分な心構えを持つとともに、周囲の人たちと協力し合いながら、毎日の生活がより密度の濃いものとなるよう、前を向いて頑張っていきましょう。
 さて、校内では、2学期がスタートして約40日が経過しましたが、生徒たちは、勉学に学校行事に部活動に、いきいきと学校生活を送ってくれています。そのような中、本日は、以下の3つのことをお話しておきたいと思います。
 まず、1点目は、校内の学校生活についてです。9月14日(金)と15日(土)に開催された文化祭は、いずれの部門も本当に素晴らしい出来栄えであったと思います。「努力・夢・団結 〜生徒の生徒による生徒のための文化祭〜」というテーマのもと、クラスやクラブなどがそれぞれ協力して、入念に準備を進めてきた成果が存分に発揮されていて、実に見ごたえがありました。ご協力いただいたPTAの皆さまにも、心から感謝申しあげます。次に、9月27日(木)と28日(金)に実施された普通科1年生の宿泊研修ですが、台風の影響で当初予定から1ヶ月遅れての開催となりましたが、琵琶湖畔で寝食を共にしながらの実り多い研修となりました。今回の研修で学んだことを、しっかりと今後の学校生活に役立ててほしいと思います。今後、同じく延期になっていた理数科1年生の野外実習、さらには2年生各科の修学旅行や研修旅行も相次いで実施されます。それぞれに充実した学校行事となるよう心から願っています。一方、3年生は、いよいよ入試本番を迎えます。夢の実現に向けては、最後は自分との闘いです。東高校が一丸となっての総力戦で3年生を応援しています。どうか最後まで、全力を振り絞って、初志を貫徹してください。健闘を心からお祈りしています。以上が、1点目の学校生活の様子についてです。
 次に2点目です。既にご存知のように、来年度の入学生より本校の制服のデザインを変更します。現在の制服は、平成3年に理数科が設置された時に制定されたもので、それ以来長年にわたって受け継がれてきましたが、今回、5年後の創立100周年を控え、東高校の更なる魅力づくりの一環としてリニューアルすることになりました。7月以降、メーカー5社が制作した見本について、在校生と保護者の皆さんにアンケートのご協力をいただきながら、詳細に検討を進め、新デザインを決定しました。文化祭や9月29日(土)に開催された学校説明会でお披露目をはじめていますが、概ね好評を得ています。在校生や卒業生の皆さんには、さまざまな思いがあるだろうとは思いますが、将来の後輩たちのために、どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。以上が2点目です。
 最後の3点目は、校内の工事に関するお知らせです。先日の台風で、校内のいくつかの施設設備が被害を受けましたが、このうち、体育館の庇とセミナーハウスの屋根の修理工事を近日中に開始します。また、図書館、会議室、職員室、保健室や特別教室などの空調設備の取り換え工事も始まります。いずれの工事も、校内に足場を設置しての大掛かりなもので、工期は来年の2月末までとなります。校内に大型機械などが入りますので、安全にはくれぐれも注意してください。皆さんには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。以上が3点目です。
 結びに、これからの季節は、勉強、スポーツ、芸術などに最も集中して取り組むことができる時期です。生徒の皆さん全員が、それぞれに校訓の「高志卓行」の精神を貫き、充実した学校生活を送っていただくよう心から期待をしています。

校長室だより7(8月22日) 「2学期のスタートにあたって」

今年の夏は記録的な猛暑となってしまい、何をするにしても、本当にしんどい毎日が続きましたが、本日、2学期の始業式にあたり、全学年の皆さんと先生方が、元気に集えたことをとても嬉しく思います。始業式では、2学期のスタートにあたって、以下の3つのことについて生徒の皆さんにお話しました。
〔始業式講話の要旨〕
 まず、1点目ですが、この夏休みに、多くの成果をあげることができた人がいる一方で、残念ながら毎日の生活が当初の計画通りに進まなかったという人もいるのではないでしょうか。そこで皆さんにお願いです。まずは、皆さん一人ひとりが、一刻も早く生活のリズムを普段通りに戻すよう心がけてください。朝起きる時間、自宅で勉強を始める時間、夜寝る時間などを、もう一度きちんと固定し直しましょう。また、スマートフォンに浸りきっていたなあと自覚のある人は、強い気持ちで、自分自信に喝を入れてください。そのうえで、1学期に引き続き、授業を最優先にし、一日一日を大切にして学校生活に取り組んでいただきたいと思います。
 次に2点目です。夏休み中、皆さんと同じ高校生が、事件や事故に遭遇したという痛ましい報道も全国各地で相次ぎました。皆さんの中にも、夏休みの間に、何がしかの悩み事やトラブルをかかえて、今日を迎えている人もいるかもしれません。そのような人は、いま悩んでいることを、一人で抱え込んでしまって、あとで取り返しがつかないことになってしまわないように、どうかためらわずに家族や先生方など信頼できる人に、必ず相談していただきたいと思います。同時に、これからも無用なトラブルに巻き込まれることのないよう、皆さん全員が、命を大切にし、自分のことは自分で守るという意識を高めていただくとともに、安全・安心のもとで学校生活に打ち込むことができるような環境や雰囲気を、こらからも学校全体で作り上げていきましょう。
 最後の3点目は、3年生へのメッセージです。3年生は、いよいよ最大の頑張りどころを迎えます。進路希望の実現に向けては、最後は自分との闘いです。「もう無理だ」とか「もう間に合わない」などと言って、自分の弱い気持ちに負けてしまわないように、最後まで全力を振り絞ってほしいと思います。しかし、皆さんは決して一人ぼっちで戦っているのではありません。家族も友人も後輩諸君もそして先生方も全員が、皆さん一人一人を応援しています。東高校が一丸となっての総力戦で立ち向かっていることを忘れないでください。また、1・2年生の皆さんも、学校全体が盛り上がって先輩たちの良い後押しができるように、自らの行動に責任をもって、毎日の学校生活に取り組んで欲しいと思います。
 なお、3年生の一人ひとりの進路先が決定する時期には差があります。2学期中に推薦入試などで内定通知を受け取る人もでてきます。その時に、早く決まったからといって、気持ちを緩めてしまうことのないようにしてください。大学入試は年明けの2月・3月まで続きます。最後の一人の進路先が決まるまで、学年全体で引きしまった雰囲気を保ち続けていただきたいと思います。これが3点目です。
 結びに、暑い夏はもう少しの辛抱です。これからはどんどん季節も良くなっていきます。2学期は、文化祭などの学校行事もたくさんあり、学校生活に最も充実して取り組める時期です。皆さん全員が、それぞれに高い志をもち、チャレンジする気持ちを貫いていただくよう心から期待をしています。

校長室だより6(7月20日) 「夏休みを迎えるにあたって」

連日厳しい暑さが続く中、いよいよ1学期末を迎えました。本日の終業式では、以下のような内容を生徒の皆さんにお話しました。充実した有意義な夏休みとなるよう心から期待しています。
〔終業式講話の要旨〕
 この1学期の間に、6月18日の朝に発生した大阪北部地震、2週間前の西日本を襲った集中豪雨と、私たちは想像を超える2度の大災害を経験しました。いずれも、交通機関が大きく乱れ、臨時休業や学校行事の中止を余儀なくされましたが、皆さんは冷静かつ落ち着いて対応してくれて、幸い本校の生徒や教職員に直接の人的被害はありませんでした。しかし、各地で多くの方が亡くなられ、今もなお生活の再建に苦労されている方がたくさんおられます。今日はまず、亡くなられた方のご冥福と、一刻も早い被災からの復興を、皆さんとともに心からお祈りしたいと思います。
 今回の災害を通して、自分の命や安全を守ることの大切さと難しさを改めて教えられたように思います。次の災害がいつやってくるかはわかりません。万が一への備えを改めて家族や身近な人たちと確認するとともに、周囲の人たち全員で支え合い、協力し合う気持ちを強く持って、一日一日を大切に過ごしていただきたいと心から願っています。
 さて、皆さんにとって、1学期の学校生活はいかがでしたか。私自身は、4月の着任以来、多くの生徒の皆さんや先生方の頑張りに、たくさんの感動や勇気をもらいました。学校全体としてみれば、学習面、学校行事、部活動などすべての面にわたって大変よく努力をし、立派な成果をおさめることができた1学期であったと思います。
 しかし、皆さん個人としてはいかがだったでしょうか。心の中で自分の1学期の様子を振り返ってみてください。まず、生活のリズムを整えて、欠席や遅刻をせずに登校することができましたか。勉強に関しては、4月のはじめに、今年1年間の学校生活の目標について、「毎日の授業を大切にし、先生方と真剣勝負をしてほしい」という話をしましたが、それでは、1学期の授業態度、宿題や課題の提出状況、毎日の予習・復習、そして定期テストの成績などは、納得のいくものでしたか。次に、学校行事や部活動への取り組みはいかがだったでしょうか。積極的に参加して成果をあげることができたでしょうか。さらには、将来の進路目標について、より考えを深めて、その実現に向けて具体的な取り組みを進めることはできましたか。これら一つ一つについて考えてみると、きっとさまざまだろうと思います。
 では、今、皆さんにとって大切なことは何でしょうか。それは、この時期に、1学期の生活を振り返り、反省すべきは反省して、もう一度自らの課題を設定しなおすことです。自分で自分をしっかりとコントロールできるよう、自分の生活態度を再度見なおすことです。夏休みをどのように過ごすかで、2学期以降の学校生活の充実度には大きな差が生じるものです。今年の夏はこれをやった、これに取り組んだと、あとで胸を張って言えるように毎日の生活を設計してほしいと思います。
 特に、3年生にとっては、いよいよ勝負の夏となります。皆さんの中には、スタートダッシュに出遅れてしまったけど今からでも間に合うのだろうかとか、勉強の仕方は本当にこれでよいのだろうかとか、様々な不安を感じている人もいるとは思いますが、これは皆さんだけでなく、全国の高校3年生が全員感じていることです。あせる必要はありません。毎日、コツコツと着実に積み上げていくことが最善の方法です。自分を信じて努力を重ねてほしいと思います。
 ただし、夏休みを過ごすにあっては、皆さんに十分に注意していただきたいことがいくつかあります。まずは、携帯電話やスマートフォンの使い方に関してです。これらにばかりに時間とエネルギーをとられてしまうことのないようしっかりと節度を持ってほしいと思います。特に、ラインやツイッターなどSNS上で人を傷つけるような書き込みや発信は絶対にしないように心がけてください。また、夏休みは、自分の自由になる時間がたくさんあり、普段とは違う誘惑も多いものです。ちょっとした気の緩みや不注意から無用なトラブルに巻き込まれることのないように、くれぐれも注意してください。もし何かあったときは、自分ひとりで抱え込んでしまうのではなく、周囲の信頼できる人に必ず相談してください。そのうえで、冒頭でお話したように、自分や他人の命や安全を守ることを最優先に考えてほしいと思います。さらにもう一つ、皆さんは、いつも周囲の人たちに見られているのだということをしっかりと意識していただきたいと思います。今この場にいる一人ひとりが、東高校の看板を背負って学校生活を送っているのです。多くの方に、さすがは東高校の生徒だなあと言ってもらえるように、高いプライドを持って毎日を過ごしていただきたいと思います。
 最後に、何事も、本気になれば世界が変わるものです。強い意志を持ち、あきらめずに努力し続ければ、どんな困難なことであっても、乗りこえることができるはずです。「自分の夢をきっとかなえてみせるぞ」と、是非心に刻んでほしいと思います。  本日以降も、猛暑が続くと予想されています。熱中症等に十分気をつけながら、この夏をしっかりと乗りこえていただきたいと思います。2学期の始業式に一段とたくましくなった皆さんに会えることを楽しみにしています。

校長室だより5(6月25日) 「大阪北部地震について」

6月18日(月)午前7時58分に発生した大阪北部地震から1週間が経過しました。被災された皆さまに心からお見舞い申しあげます。
 地震発生が通学や通勤の時間帯であったため、電車の中で長時間待機を余儀なくされるなど、多くの人たちが厳しい状況におかれたにも関わらず、幸い本校の生徒や教職員に直接の人的被害はありませんでした。
 当日は、既に学校に到着していた生徒と地震発生後に到着した生徒を合わせると、全校生徒の約54%にあたる合計519名が登校しました。余震の心配から運動場や校舎1階のピロティーなどに避難しながら、交通機関などの様子を確認しつつ、順次下校することになった訳ですが、生徒は落ち着いて冷静に対応してくれました。保護者の方にも、緊急のお迎えなどにご協力いただき本当にありがとうございました。
 また、校内の状況や下校状況をお知らせする学校ホームページと緊急保護者メールを、当日それぞれ6回にわたって更新・発信しました。ホームページはアクセス集中によりつながりにくい状況が続いた中で、緊急保護者メールは比較的スムーズに機能しました。緊急保護者メールは今年度から導入したシステムで、約70%の保護者の方に登録していただいていますが、緊急時の情報発信の手段として一定有効であったと思います。今年度の登録は12月末日まで可能ですので、未登録の方は、ぜひ早急にご対応いただきますようお願いいたします。登録方法は、年度初めに文書にてお知らせしていますが、ご不明の節はご遠慮なく学級担任にご相談ください。
 なお、本校の校舎は、約60枚の窓ガラスが破損する被害を受けました。現在、急ピッチで補修工事を進めています。工事完了までしばらくの間ご不便をおかけしますが、ご了解いただきますようお願いいたします。また、本校は周囲をブロック塀で囲まれていますが、ブロック塀には、校地側に控壁と呼ばれる補強壁がすべてに設置されています。地震後に、塀にはひび割れや傾きがないことを確認しています。
 さらに、大阪府下では広範囲に地盤の緩み等が危惧されることから、気象警報発令に伴う家庭待機などの措置について、対象となる警報に大雨警報を追加して、当面の間、「大阪市に特別警報または暴風警報または大雨警報発令中の場合」とします。元の対応に戻すときは、改めてお知らせしますので、間違いのないよう確認をお願いいたします。
 最後に、突然の大地震による甚大な被害を受けて、心身の不調やストレスを感じている人も多いと思います。そのような場合は、一人で悩んだり、抱え込んだりせず、周囲の信頼できる人に必ず相談していただきたいと思います。
 完全な復興までには、長い時間がかかると予想されます。今回の地震を教訓として、万が一への備えを改めて家族や身近な人たちと確認するとともに、関係者全員で支え合い協力し合う気持ちを強く持って、これからも前を向いて頑張っていきましょう。来週からは期末考査も始まります。生徒の皆さんには、生活のリズムをしっかり整え、一日一日を大切に過ごしていただきたいと心から願っています。

校長室だより4(6月4日) 「素晴らしい体育大会となりました」

今年度最初の中間考査が終わり、1学期も折り返しを迎えました。梅雨のはしりで、蒸し暑い日も多くなってきましたが、校内では教育実習が始まり、本校の卒業生である大学生たちが、緊張の面持ちで授業研究等に取り組んでいます。生徒の皆さんも新しいクラスや学年にすっかり慣れ、エンジン全開で充実した毎日を過ごしてくれていることをとても嬉しく思っています。
 さて、先週6月1日(金曜日)に今年度の体育大会が盛大に開催されました。今年は、天候不順の影響で開催日が1日順延され、当日も開始時間を遅らせて、プログラムも一部変更するなど、いくつもの予定変更が続きました。準備期間中、天気予報を気にしながら臨機応変の対応が求められたのですが、そのような状況の中で、生徒会役員、各団の団長やクラブ員の皆さん、担当の先生方など多くの方々が、献身的な努力を続けてくださいました。関係の皆さんのご尽力に、心から感謝申しあげたいと思います。本当にありがとうございました。当日の開会後は、爽やかな晴天に恵まれ、生徒たちは競技や演技に全力で取り組み、仲間たちの頑張りに声を合わせて応援する素晴らしい内容となりました。特に、体育大会の白眉である応援合戦は、各団の創意工夫を凝らしたパフォーマンスが続き、学校全体が一つになって盛りあがりました。中間考査後の限られた準備期間ではありましたが、3年生が中心となって練りあげられた演技は、いずれも実に見ごたえのあるものでした。東高校生の躍動する姿に、たくさんの感動をもらいました。皆さんの頑張りに、心から敬意を表したいと思います。
 生徒の皆さんには、今回の体育大会を通して得られた達成感や仲間たちとの連帯感をしっかりと心に刻み、一層実りある学校生活を送ることがでるよう精進を続けてほしいと心から期待しています。
 最後になりましたが、ご来賓の方々や保護者の皆様におかれましては、公私何かとご多用の中でご来校いただき、温かいご声援を賜りましたことに心よりお礼を申しあげます。今後とも、本校の教育活動の推進にご理解とご協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申しあげます。

青団赤団桃団

校長室だより3(5月11日) 「95回目の創立記念日」

ゴールデンウィークが終わり、何をするのにも絶好の気候となってきました。校内では、生徒の皆さんが勉学に部活動にさらには学校行事にと、毎日全力で取り組んでくれていることをとてもうれしく思っています。
 さて、明日5月12日(土)は本校の95回目の創立記念日にあたります。本校は、大正12年(1923年)、当時の東区船場に大阪市立東区女学校として開設されました。同年の5月12日に開校式が挙行され、以後この日が創立記念日と定められました。学校は、戦後の学制改革を経て男女共学となり、校名も大阪市立東高等学校と改称され、昭和54年(1979年)には、校地・校舎を今の地に移転し、現在に至っています。
 東高等学校は、大阪市を代表する高等学校としての自覚と誇りを胸に、生徒と教職員が長年にわたって奮闘努力を積み重ね、これまで充実した教育活動を展開してきました。卒業生は、これまでに2万1千人を数え、多くの先輩方が、さまざまな分野で、国内はもとより広く国際社会において幅広く活躍しておられます。在校生の皆さんにも、先輩たちのつくった流れを引き継ぎ、それぞれの個性を存分に発揮して、本校の歴史に今後更なる豊かな彩りを付け加えていただきたいと大いに期待しています。
 ところで、来週5月17日(水)からは、1学期の中間考査が始まります。本年度最初の頑張りどころです。悔いの残らぬように、全力を尽くして取り組んでください。皆さんの奮闘努力を心から願っています。

東高校

校長室だより2(4月27日) 「新年度のスタートは順調ですか?」

平成30年度がスタートして早くも約1か月が過ぎました。
 生徒の皆さんは、大いなる意欲に燃えて新年度のスタートを切ったことと思いますが、この1か月間、順調に学校生活を始めることができましたか。新しいクラス、新しい仲間、新しい先生方にもう十分に慣れましたか。「予定通りで、いい感じ」という人が大勢いると思いますが、一方で、「こんなはずではなかった」「思っていたのとは違う」などと感じている人はいませんか。みなさんだけでなく、どんな人でも、これは大人も含めてそうなのですが、新しい環境に馴染むまでには、相当なストレスがあるものです。思い通りにならないことやしんどいことがあれば、ついついそれらから目をそむけがちになってしまうものです。しかし、新しい生活が始まって間もない今の時期は、歯をくいしばって、一刻も早く自分の生活リズムを確立させてしまうことがとても大切です。皆さんは決して一人ぼっちではなく、近くには家族や仲間や先生方がいます。多くの人たちの助力も得て、どうか今のうちに、しっかりと上昇の波に乗り切っていただきたいと思います。
 次に、始業式や入学式でお話したことの再確認です。新生活のスタートにあたって、皆さんには、授業最優先で勉強にしっかりと集中して取り組むのと同時に、全員が、安全にまた安心して毎日の生活が送れるように心がけていただきたいと申しあげました。高校生が事件や事故に巻き込まれてしまったという痛ましいニュースは、残念ながら全国各地で後を絶ちません。しかし、安全や安心に気をつけようというのは、何も登下校中など学校の外のことだけを言うのではありません。学校の中でも、気持ちよく快適に学校生活を送るために、心がけないといけないことはたくさんあります。特に、ここであらためて皆さん一人ひとりが肝に銘じていただきたいのは、校内の生徒同士で、いじめやからかいや暴言・暴力などは、絶対にあってはならないということです。これらは、実際の学校生活の場面であっても、携帯電話・スマートフォンを用いたインターネット上の場面もあってもそうです。皆さんは、全員が仲間同士です。「チーム東」で協力しあって学校生活を送っているのです。どうかルールやマナーを守り、規則正しい生活をぜひ心がけていただきたいと思います。
     いま世の中の多くの人たちが、東高校の躍進ぶりに関心を寄せ、皆さんの生活ぶりに注目しています。いつでも周囲の人達から見られているのだという意識を持った上で、今後も努力を続けていただきたいと思います。
 明日からはゴールデンウィークが始まります。休暇を有意義に過ごし、しっかりと鋭気を養って5月以降の学校生活に備えてください。生徒の皆さんの一層の奮闘を心から期待しています。

校長室だより1(4月13日) 「今年度の重点目標について」

4月1日付けで着任いたしました森 知史(もり さとし)です。歴史と伝統を誇る東高等学校で、意欲あふれる生徒の皆さんや教職員の方々と教育活動に取り組むことができますことを、とても嬉しく思っています。
 今後、この学校ホームページ上で、学校の近況や学校運営に関する私なりの思いなどについて、「校長室だより」として発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、初回は、先日の始業式と入学式で生徒の皆さんにお話した、今年度に学校全体で取り組んでほしい重点目標について、改めてお伝えします。
 本校は、「高志」「卓行」という二つの言葉を校訓としています。すべての生徒が、高い志を持って、すぐれた行ないを積み重ね、豊かな未来社会の創造に積極的に貢献できる人材へと育ってほしいとの願いが込められています。この校訓を基本に、今年度の学校生活において、次の2つのことに重点的に取り組んでいただきたいと思います。
 1つ目は、規則正しい生活習慣を確立したうえで、毎日の授業を最優先にして、しっかりと集中して勉強に取り組もうということです。「学問に王道無し」という格言があります。学問というものは、一つ一つ積み重ねていくことではじめて習得できるものであって、努力せずに簡単に身につく特別な方法などはありません。規則正しい生活習慣を身につけ、毎日の授業にしっかりと集中して取り組むという当たり前のことが何よりも大切になります。授業の密度を最大限に高めて、先生方と真剣勝負をしてください。将来の夢の実現のためには、毎日の授業こそがすべての基本になるということを肝に銘じ、自分に負けることなく、粘り強く取り組んでいただきたいと思います。
2つ目は、学校行事や部活動に積極的に参加して、互いに切磋琢磨しあいながら、一人ひとりが人間的にも大きく成長してほしいということです。同時に、しっかりと挨拶をする、時間を守る、整理整頓に努めるなど、社会生活を送るために必要なマナーや規範意識を確実に身に着けていただきたいと思います。また、交通安全やスマートフォンの使い方などにも十分に注意し、全員が、安心して快適に過ごすことができるよう、規則正しい生活をぜひ心がけていただきたいと思います。
 上記の2つは、決して特別なことではありませんが、いずれも確実にやり遂げるのは実はとても大変なことです。しかし、生徒の皆さんは決して一人ぼっちで、学校生活を送っているのではありません。つらい時、苦しい時にも、皆さんのそばには、家族や仲間や先生方がいます。皆さんは団体戦で学校生活を送っているのです。東高校全体でチームとなって、全員が一丸となってチャレンジしていただきたいと思います。生徒の皆さんの奮闘努力を、心から期待しています。