校長室だより8(1月7日) 「3学期のはじめにあたって」

新年明けましておめでとうございます。令和2年(2020年)が、皆さんにとって、明るく希望に満ち、充実した1年となりますよう、心から願っています。
 さて、12月25日の2学期終業式の際に、「1年の計は元旦にあり」ですから、冬休みの間に今年1年の決意や志をしっかりと固めていただきたいという趣旨のお話をしました。年のはじめにあたって、皆さんはそれぞれに、様々なことに思いをめぐらせ、心を新たにしたことと思います。どうか、自分で立てた新年の誓いをしっかりと心に刻み、悔いの残らぬよう、頑張っていただきたいと思います。しかし、「言うは易く、行うは難し」と言われるように、実際には、皆さんの前には様々な困難や誘惑が立ちはだかることも多いと思います。そこで、本日は、新年の誓いの実現に向けて、ぜひ参考にしていただきたい2つの言葉を皆さんに紹介したいと思います。
 まず1つ目は、「時間を上手に使おう」というものです。皆さんは、テレビのクイズ番組などによく出演している林修さんという、ある大手大学進学予備校の国語の先生を知っていますね。少し前ですが、「いつやるか?今でしょ」という言葉で有名になった人です。この言葉は、今から約10年ほど前の夏、林先生が東京大学の受験希望者を対象とする現代文の講座を担当していた際に、現代文を理解するには漢字の勉強が非常に重要であるにも関わらず、実際に東大を志望するような生徒でも漢字の勉強に力を入れる人が少ないことに疑問を感じて、「では漢字の勉強は、いつやるか? 今でしょう!」と授業の中で発言したのが最初だったそうです。林先生は、「いま皆さんは、未来に向かって進む自転車に乗っている。先生や学校は、自転車を漕ぐための補助はするけれども、実際に自転車を漕ぐのは君たち自身である。自転車は漕ぎ続けないと倒れてしまう。そこで、学校と家庭での時間の使い方を工夫して、上手く自転車を漕ぎ続けられるようなペース配分を確立することが大変重要なんだ。」とも言っています。 つまり、林修さんは、「目標達成のためには、時間を上手に使うことが大切だ」と言っているのです。これがお伝えしたい1つめのことです。
 2番目の言葉は、「1歩前に踏み出そう」というものです。皆さんは、これが大事だなと感じることに出会った際に、素直によしと思ってすぐに手を付けるタイプですか。あるいは、「まあ明日からするか」とか「しようとは思っているけど、別のあれもしないといけないしなあ」など考えて、つい後回しにしてしまうタイプですか。このような時に、皆さんにぜひ心がけてほしいのは、目標を定めたのなら、熱い思いが胸の中にあるうちに、勇気を持って行動に移すということです。何かと理由をつけて、取り組みを先送りしたり、ためらってしまっては意味がありません。思いきって前に一歩踏み出してみることが重要なのです。
 この「前に一歩踏み出す力」が大切であるという話は、今まで、皆さんもどこかで耳にしたことがあるのではないかと思います。現代社会において、若者は「前に一歩踏み出す力」、「疑問を持ち、考え抜く力」、「目標に向けて、協力し合ってチームで働く力」の3つの力を身につけることが重要であるとされています。経済産業省が「社会人基礎力」として10数年前から提唱している考え方で、今では、広く実社会で定着してきています。皆さんにお伝えしたい2つ目の言葉は、この「勇気を持って1歩前に踏み出そう」というものです。以上、2つの言葉を、ぜひ今年一年の行動の参考にしていただきたいと思います。
 最後に、3学期は、それぞれの学年のまとめの時期です。とりわけ、3年生にとっては、高校生活の集大成となります。受験を目前に控えた皆さんは、悔いの残らぬように、大学入試センター試験や二次試験に全身全霊で立ち向かってください。また、1、2年生も進級を目前に控えた大切な時期ですから、しっかりと気持ちを引き締めてください。そして、皆さんにいつも繰り返し言うことですが、皆さんの周りには、自分を支えてくれる家族や友人や先生方が必ずいます。皆さんは、「チーム東高校」で学校生活を送っているのだということも改めて心にとめて、今年も前に進んでいきましょう。
 厳しい寒さが続きますから、健康管理には万全の注意を払いながら、皆さん全員が全力を出し切って、充実した3学期となるよう心から期待しています。

校長室だより7(12月25日) 「冬休みを迎えるにあたって」

今年も、夏以降、猛暑、大雨、台風と様々な自然災害が続きました。そのような中であっても、生徒の皆さんは、勉強の面でも、学校行事の面でも、そして部活動の面でも、数々の素晴らしい成果をあげ、東高校ここにありということを、様々な分野で示すことができました。2学期の皆さんの奮闘と努力に、まずは心から敬意を表したいと思います。
 しかし、一方で、これは少し耳の痛いことですが、宿題や課題などやるべきことを最後までやり遂げることができないままの人がいること、生活のリズムが乱れて遅刻や欠席が増えてきた人がいること、スマートフォンに時間と気持ちを取られてしまって、学校生活に十分に集中することができていない人がいることなど、一部の人ではありますが、課題もまたはっきりと現われてきた2学期であったようにも思います。
 これらのことをふまえて、次の3つのことを皆さんに考えていただきたいと思います。
 まずひとつめは、皆さん一人ひとりが、2学期の学校生活への取り組みを、今ここでしっかりと振り返ってほしいと言うことです。今年の学校全体の大きな目標は、毎日の授業を何よりも大切にして頑張るということだと4月以降何度もお話してきました。では皆さんの、2学期の授業への取り組みは、自分自身にとって納得のいく、また胸を張って頑張ったと言えるものだったでしょうか。皆さんの成績は、テストの点数だけで評価されているのではありません。出席状況、提出物や学習に取り組む意欲や態度まで、すべての要素を加味した総合的な評価です。ですから、2学期の成績を、自分に言い訳せず正面から受け止めてください。良い評価をもらえた人も、そうでなかった人も、それぞれが、どこが良かって、どこが足りなかったのか、このあとどうしなければならないのかを、逃げずに考えてください。東高校は、学科ごとの行事も多く、部活動も含めて、勉強としっかり両立させることは、確かに大変だろうと思います。しんどいことや思い通りにならないこと、理不尽だなあと感じることもたくさんあるのだとは思いますが、言い訳や抜け道を考えるのではなく、是非素直にかつ謙虚になって、しっかりと自分の成績に向き合っていただきたいと思います。皆さんに与えられた時間は確かに有限ですが、その時間の使い方は無限にあるですから、学校生活の過ごし方について、自分なりにあれこれ考え、工夫を加えてほしいと思います。
 2つめは、この冬休みのうちに、成績のことだけではなく、さらに広い視点から、来年に向けての新たな決意や志をしっかりと固めていただきたいということです。『一年の計は元旦にあり』と言います。どうすれば、今の自分をより高め、将来の夢に近づくことができるか、具体的な計画を立てて、確実に次への一歩を踏み出せるように、この冬休みを有効に過ごしていただきたいと思います。
 3つめは、皆さんの進路に関することです。3年生の中には、2学期中に推薦入試等で進学先の内定を勝ち取ることができた人がたくさん出ました。本当によく頑張りました。しかし、一般入試で大学にチャレンジする3年生にとっては、いよいよ本当の正念場となります。二次試験に向けた勉強も気になるとは思いますが、まずは、目前に迫った大学入試センター試験に全力を注ぐことです。センター試験でしっかりとアドバンテージを取ることができるように、気分転換もうまくはかりながら、頑張っていただきたいと思います。既に進路先が決まった皆さんも、気持ちを緩めてしまわずに、卒業まで仲間を励まし支えてあげて欲しいと思います。
 一方、2年生の皆さんにとっては、新しい大学入試制度における、英語民間試験や大学入学共通テストの国語と数学の記述式問題が、いずれも導入中止になるなど、国内全体が大きく混乱してしまいました。皆さんの不安や不満は当然のことで、本当に心苦しく思います。学校として、全力をあげて最新の情報収集に努めますので、どうか今後も東高校の進路指導を信じていただきたいと思います。ただし、今後どのような制度になるにせよ、英語の4つの技能をバランスよく高めていくことや、思考力・判断力・表現力を磨いて自らの考えをしっかりと表現する力を身につけること等は、これからの時代に必ず求められる事です。今まで取り組んできたことは決して無駄にはなりません。これからも自分に負けることなく、一層のレベルアップに努めてほしいと思います。
 そして、これは全校生徒の皆さんにいつも言うことですが、東高校の学校生活は団体戦です。今年の流行語大賞は、大いに盛り上がったラグビーワールドカップ日本代表の合言葉「ワンチーム」でしたね。私たちはもっと以前から「チーム東高校」としてやってきています。これからも、全員で気持ちと力を合わせて頑張っていきましょう。以上が3つめのことです。
 最後に、冬休みは、お年玉などをもらって、いつも以上に大金を手にする時期です。無用な事件や事故に巻きこまれることのないように、自らの命を大切にし、安全・安心に毎日を過ごすことが何よりも大切だということを肝に銘じてください。何か悩み事があれば、必ず周囲の信頼できる人に相談してほしいと思います。あわせて、生活のリズムを乱してしまうことのないようにもくれぐれも注意してほしいと思います。
 来る2020年が、皆さんにとって、希望に満ちた輝かしい年となりますよう心よりお祈りしています。

校長室だより6(10月9日) 「1年の折り返しを迎えて」

厳しかった残暑もようやく落ち着き、秋の気配が濃くなってきました。校内では、2学期がスタートして約50日が経過し、本年度もはや折り返しの時期となりましたが、生徒の皆さんは、勉学に学校行事に部活動に、いきいきと充実した学校生活を送ってくれています。そのような中で、本日は、以下の3つのことについて述べたいと思います。
 まず、1点目は、校内の学校生活についてです。9月13日(金)と14日(土)に開催された文化祭は、いずれの部門も本当に素晴らしい出来栄えであったと思います。「令和最初の大舞台 〜東 えぐいてぇ〜」というテーマのもと、クラスやクラブなどがそれぞれ協力して、入念に準備を進めてきた成果が存分に発揮されていて、実に見ごたえがありました。生徒の皆さんは、文化祭の取り組みを通して、仲間どうしの交流や友情の輪がさらに深まったことと思います。これらの思いをこれからの学校生活に、ぜひ役立てていただきたいと思います。ご協力いただいたPTAの皆さまにも、心から感謝申しあげます。今後、2年生各科では修学旅行や研修旅行も相次いで実施されます。それぞれに充実した学校行事となるよう心から願っています。一方、3年生は、いよいよ入試本番を迎えます。夢の実現に向けては、最後は自分との闘いです。東高校の関係者が一丸となっての総力戦で3年生を応援しています。どうか最後まで、全力を振り絞って、初志を貫徹してください。健闘を心からお祈りしています。
 次に2点目です。先月からテレビや新聞などで報道されていることなのですが、現在、大阪市と大阪府では、府内の公立高等学校を効率的かつ効果的に運営すべきとの観点から、大阪市立の高等学校を令和4年4月に大阪府立に移管する方向で協議を進めています。現在の在校生の皆さんは全員卒業した後ですが、令和4年4月からは学校の名前が大阪府立東高校に変わることになります。ただし、授業の内容や、大学入試に向けた準備、部活動や制服も含めて東高校の学校の中身は何も変わる訳ではありません。もし、皆さんの弟さんや妹さん、あるいは後輩の皆さんから質問等があった場合には、どうか心配せずに、是非東高校にチャレンジしていただきたいと伝えてほしいと思います。
 最後の3点目は、校内の工事に関するお知らせです。現在、教室棟体育館側のトイレの改修工事が、11月中旬の完成をめざして進められています。今後、セミナーハウスの屋根の修理工事や校地のブロック塀を撤去した後に鉄柵を設置する工事も行われます。いずれの工事も大掛かりなもので、校内に大型機械などが入りますので、安全にはくれぐれも注意してください。皆さんには長期間にわたって大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
 結びに、これからの季節は、勉強、スポーツ、芸術などに最も集中して取り組むことができる時期です。生徒の皆さん全員が、それぞれに校訓の「高志卓行」の精神を貫き、一層充実した学校生活を送っていただくよう心から期待をしています。

校長室だより5(8月21日) 「充実した2学期になりますように」

まだまだ厳しい暑さが続いていますが、例年より少し早く2学期がスタートしました。始業式では、全学年の皆さんと先生方が、元気に集えたことをとても嬉しく思っています。講話の内容は、学校ホームページに詳しく掲載されていますので、そちらを参照してください。
 ところで、皆さんは本校の校歌を作曲した「古関裕而(こせきゆうじ)」という作曲家を知っていますか。今、甲子園球場で行われている全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」(雲は湧き 光あふれて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ … という歌詞でおなじみですね)の作曲者として知られている人です。
 先日、8月5日付けの朝日新聞朝刊に、古関裕而さんの記事が掲載されていましたので、それを参照して古関さんの業績をたどってみたいと思います。
 古関さんは、1909年(明治42年)に福島県で生まれました。1929年(昭和4年)に、日本人として初めて国際的な作曲コンクールに入選し、それを機会に山田耕筰の推挙で東京の楽壇に進出した後は、1989年(平成元年)に80歳で亡くなるまでに、約5000曲もの作品を残しています。クラシック、流行歌、軍歌、ご当地ソング、映画音楽、スポーツ曲、校歌など実に多岐にわたる作品の中で、特に有名なのはスポーツ曲で、先ほどの高校野球の大会歌の他に、1964年(昭和39年)の東京オリンピック開会式で演奏された「オリンピックマーチ」、NHKのスポーツ中継のテーマ曲、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」、読売ジャイアンツの応援歌「闘魂こめて」、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」、慶応義塾大学の応援歌「我ぞ覇者」などがよく知られています。また、流行歌では「長崎の鐘」、「君の名は」、「高原列車は行く」などが大ヒットしました。勇壮で清潔感のあるスポーツ音楽やクラシックの香り溢れる流行歌などで大衆の心を捉え、昭和期を代表する作曲家の一人として偉大な足跡を残した人です。また、全国各地の校歌も多数手がけて、その数は300校を超えると言われています。本校の校歌は、1950年(昭和25年)に作曲され、これまで70年近く歌い継がれてきました。我が校歌は、こんなに有名な人の作曲だったのですね。来年の春から放送されるNHKの朝の連続テレビ小説「エール」は、古関裕而さんがモデルの作品だそうです。
 生徒の皆さんには、今回ご紹介したお話なども参考に、東高校にまつわる様々な情報を収集して、母校への愛着を一層深めてほしいと願っています。
 最後に、暑い夏はもう少しの辛抱です。これからはどんどん季節も良くなっていきます。2学期は、文化祭などの学校行事もたくさんあり、学校生活に最も充実して取り組める時期です。校内では、トイレ工事などで不便をおかけしますが、皆さん全員がそれぞれに高い志をもち、チャレンジする気持ちを貫いていただくよう心から期待をしています。

校長室だより4(7月19日) 「夏休みを迎えるにあたって」

梅雨末期の蒸し暑い毎日が続く中で、いよいよ1学期末を迎えました。今学期は、5月の10連休や6月のG20サミットなど例年とは異なる日程が続きましたが、生徒の皆さんは節度をもって対応してくれました。学校全体では、学習面、学校行事、部活動など、さまざまな面でよく努力を重ね、優れた成果をおさめることができた1学期であったと思います。 では、生徒の皆さん個人として、1学期の学校生活の手ごたえはいかがだったのでしょうか。この1学期の間、まず、生活のリズムを整えて、欠席や遅刻をせずに登校することができましたか。勉強に関しては、「毎日の授業を最優先にして、先生方と真剣勝負をする」という今年の学校全体の目標に照らして、授業態度、宿題や課題の提出状況、毎日の予習・復習、そして定期テストの成績などは、満足のいくものでしたか。次に、学校行事や部活動については、積極的に参加し、しんどいことを乗り越えて成果をあげることができたでしょうか。さらには、将来の進路目標について、より考えを深めて、その実現に向けて具体的な取り組みを進めることはできましたか。これら一つひとつについて考えてみると、きっと達成状況はさまざまだろうと思います。
 では、今、皆さんにとって大切なことは何でしょうか。それは、1学期の終わりのこの時期に、これまでの生活を振り返り、反省すべきところをしっかりと分析して、もう一度自らの課題を設定しなおすことです。自分のこれまでの生活態度を再点検することです。夏休みの過ごし方次第で、2学期以降の学校生活の充実度には大きな差が生じるものです。今年の夏はこれに取り組んだと、あとで胸を張って言えるように毎日の生活を設計してほしいと思います。
 特に、高校3年生にとっては、いよいよ勝負の夏となります。皆さんの中には、スタートダッシュに出遅れてしまったけど今からでも間に合うのだろうかとか、勉強の仕方は本当にこれでよいのだろうかなどといった不安を感じている人もいるとは思いますが、これは皆さんだけでなく、全国の高校3年生が全員感じていることです。決してあせる必要はありません。毎日、コツコツと積み上げていくことが結局は最善の方法です。自分を信じてコツコツと努力を重ねてほしいと思います。
 ただし、夏休みを過ごすにあっては、全員の皆さんに留意しておいていただきたいことがいくつかあります。まずは、スマートフォンに関してです。これにばかりに時間とエネルギーをとられてしまうことのないよう、使い方にはくれぐれも節度を持ってほしいと思います。特に、ラインやツイッターなどSNS上での問題になることは、絶対にしないように心がけてください。また、夏休みは、自分の自由になる時間がたくさんあり、普段とは違う誘惑も多いものです。解放感や不注意から無用なトラブルを生じさせることのないように、十分注意してください。もし何かあったときは、自分ひとりで抱え込んでしまうのではなく、周囲の信頼できる人に必ず相談してください。そのうえで、自分や他人の命や安全を守ることを最優先に考えてほしいと思います。さらにもう一つ、皆さんは、絶えず周囲の人たちに見られているのだということもしっかりと意識していただきたいと思います。皆さん一人ひとりが、東高校の看板を背負って学校生活を送っているのです。多くの方に、さすがは東高校の生徒だなあと評価していただけるように、高いプライドを持って毎日を過ごしていただきたいと思います。
 若い皆さんであれば、何事も、本気になれば自分で自分の世界を変えることができるはずです。強い意志を持ち、チャレンジを続けましょう。「将来の夢をきっとかなえてみせるぞ」と、是非心に刻んでほしいと思います。
 今年も厳しい暑さが続くことと思います。熱中症の予防など、健康管理には十分注意し、この夏をしっかりと乗りこえてください。
 2学期の始業式に一段とたくましくなった皆さんに会えることを楽しみにしています。

校長室だより3(6月19日) 「自然災害への備えについて」

大阪府内で最大震度6弱を観測し、甚大な被害をもたらした昨年6月18日の大阪北部地震から、ちょうど1年が経過しました。マスコミの報道によれば、損壊した家屋のうち、修理が完了したのはまだ約25%程度とのことです。長期間にわたって生活再建のためにご苦労されている方々が多数おられることに心が痛みます。被災された皆さまに、心からお見舞いを申しあげます。
 大阪北部地震以降も、集中豪雨、台風、猛暑と、自然災害が相次いでいます。昨日(6月18日)も、山形県沖でマグニチュード6.7の地震が発生し、新潟県では震度6強が観測されました。また、南海トラフや東南海トラフの海溝型巨大地震は、今後いつ発生してもおかしくないとの予測もあります。私たちは、残念ながらこのような自然災害を完全に予知することはできません。万が一の場合に、どのようにして自らの命を守るのか、家族や身近な人たちとどのように連絡を取り合うのか、今回のような報道に接するたびごとに、改めて確認していただきたいと思います。
 なお、本校では、昨年の台風21号でセミナーハウスの屋根やグラウンド横の水飲み場が大きな被害を受けましたが、これらの補修工事は、ブロック塀の改修工事(強度は確保されていますが、現行建築基準法の基準を上回る高さがあるため、鉄製の柵に取り替えます)と合わせて、ようやく今年度の夏休みから実施されることになりました。生徒の皆さんには、長期間ご迷惑をおかけして本当に申し訳なく思います。また、これらの工事と同時に、教室棟体育館側のトイレの改修工事も行うことになりました。工事の日程や注意事項につきましては、後日改めて詳しくお知らせします。生徒の皆さんや保護者の皆様方には、何とぞご理解とご協力をいただきたいと思います。
 今年も、梅雨の季節を迎えました。生徒の皆さんには、生活のリズムをしっかり整え、安全・安心に最大限の注意を払いながら、一日一日を大切に過ごしていただきたいと心から願っています。

校長室だより2(4月26日) 「メリハリのある生活を心がけよう」

新年度が始まって早くも約1か月が過ぎました。
 生徒の皆さんは、大いなる意欲に燃えて新生活のスタートを切ったことと思います。新しいクラス、新しい仲間、新しい先生方には、もう十分に慣れましたか。「予定通りで、いい感じ」という人が大勢いると思いますが、一方で、「こんなはずではなかった」「思っていたのとは違う」などと感じている人はいませんか。皆さんだけでなく、どんな人でも、これは大人も含めてそうなのですが、新しい環境に馴染むまでには、相当なストレスがあるものです。思い通りにならないことやしんどいことがあれば、ついついそれらから目をそむけたくなってしまうものです。しかし、新しい生活が始まって間もない今の時期は、歯をくいしばって、一刻も早く自分の生活リズムを確立させてしまうことがとても大切です。皆さんは決して一人ぼっちではなく、近くには家族や仲間や先生方がいます。多くの人たちの助力も得て、どうか今のうちに、しっかりと上昇の波に乗り切っていただきたいと思います。 ただし、本当にしんどい時やつらい時は、悩みを自分一人で抱え込んでしまうのではなく、必ず周囲の信頼できる人に早いうちに相談してください。私たちは「チーム東高校」で生活しています。自分自身の命や安全を大切にするとともに、周囲の人たち協力を得て、共に支え合って頑張っていきましょう。
 次に、始業式や入学式でお話したことの再確認です。新生活のスタートにあたって、皆さんには、授業最優先で勉強にしっかりと集中して取り組むのと同時に、全員が、安全にまた安心して毎日の生活が送れるように心がけていただきたいと申しあげました。是非、皆さん一人ひとりが強い意志を持って実践していただきたいと思います。その際、特に注意をしていただきたいのは、校内の生徒同士で、いじめやからかいや暴言・暴力などは、絶対にあってはならないということです。これらは、実際の学校生活の場面であっても、スマートフォンや携帯電話を用いたインターネット上の場面もあってもそうです。皆さんは、全員が仲間同士なのです。気持ちよく快適な学校生活を送るために、どうかルールやマナーを守り、規則正しい行動を心がけていただきたいと思います。
 最後に、いよいよ明日からゴールデンウィークが始まります。元号が代わる時代の節目となる訳ですが、10連休の中で気持ちを緩めてしまって、生活を乱さないように十分に注意していただきたいと思います。新年度のスタートにあたって、進路指導部からは「生活時間の3点固定をしよう」という話がありありましたね。学校生活を充実させて、進路目標の実現につなげるためには、朝起きる時間、夜寝る時間、勉強を始める時間の3つをきちんと決めて、生活のリズムを確立させることが重要だということです。ゴールデンウィーク中こそ、この生活時間の3点固定をしっかり心がけてください。そのためには、気持ちのオンとオフをしっかりつけることも大切です。皆さんは、勉強に部活に行事にと忙しい毎日だとは思いますが、楽しいことばかりに目を向けるのではなく、やらなければならないときには、自分を奮い立たせて気持ちをしっかりとオンにすることが大切です。最後に自分を救ってくれるのは自分自身の頑張りです。どうかメリハリをつけて前向きに頑張っていただきたいと思います。
 いま世の中の多くの人たちが、東高校の躍進ぶりに関心を寄せ、皆さんの生活ぶりに注目しています。いつでも周囲の人達から見られているのだという意識を持った上で、今後も努力を続けていただきたいと思います。生徒の皆さんの一層の奮闘を心から期待しています。

校長室だより1(4月19日) 「今年度の学校生活における重点目標について」

平成31年度(2019年度)がスタートしました。今年も意欲あふれる320名の新入生を迎え、上級生の皆さんや教職員の方々も一緒になって、教育活動に取り組むことができますことを、とても嬉しく思っています。
 昨年に引き続き、この学校ホームページ上で、学校の近況や学校運営に関する私なりの思いなどについて、「校長室だより」として発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、初回は、先日の始業式と入学式で生徒の皆さんにお話した、今年度に学校全体で取り組んでほしい重点目標について、改めてお伝えします。
 本校は、「高志」「卓行」という二つの言葉を校訓としています。すべての生徒が、高い志を持って、すぐれた行ないを積み重ね、豊かな未来社会の創造に積極的に貢献できる人材へと育ってほしいとの願いが込められています。この校訓を基本に、今年度の学校生活において、次の2つのことに重点的に取り組んでいただきたいと思います。
 1つ目は、規則正しい生活習慣を確立したうえで、毎日の授業を最優先にして、しっかりと集中して勉強に取り組もうということです。「学問に王道無し」という格言があります。学問というものは、一つ一つ積み重ねていくことではじめて習得できるものであって、努力せずに簡単に身につく特別な方法などはありません。規則正しい生活習慣を身につけ、毎日の授業にしっかりと集中して取り組むという当たり前のことが何よりも大切になります。授業の密度を最大限に高めて、先生方と真剣勝負をしてください。将来の夢の実現のためには、毎日の授業こそがすべての基本になるということを肝に銘じ、自分に負けることなく、粘り強く取り組んでいただきたいと思います。
 2つ目は、学校行事や部活動に積極的に参加して、互いに切磋琢磨しあいながら、一人ひとりが人間的にも大きく成長してほしいということです。同時に、しっかりと自分から挨拶をする、決められた時間を守るなど、社会生活を送るために必要なマナーや規範意識を確実に身に着けていただきたいと思います。また、交通安全やスマートフォンの使い方などにも十分に注意してください。そして、インターネット上であっても、実際の学校生活の場面であっても、仲間同士のいじめやからかい等が絶対に起きないよう、十分に心してほしいと思います。全員が、安全かつ安心して過ごすことができるよう、ルールやマナーを守り、規則正しい生活をぜひ心がけていただきたいと思います。
 上記の2つは、決して特別なことではありませんが、いずれも確実にやり遂げるのは実はとても大変なことです。しかし、生徒の皆さんは決して一人ぼっちで、学校生活を送っているのではありません。つらい時、苦しい時にも、皆さんのそばには、家族や仲間や先生方がいます。皆さんは団体戦で学校生活を送っているのです。「チーム東高校」を合言葉に、全員が一丸となってチャレンジしていただきたいと思います。
 今年度の1年生から、本校では27年ぶりに制服のデザインを一新しました。学校内外の多くの人たちが、東高校生の学校生活の様子や活躍ぶりを大いに注目しています。今年一年が実り多い充実したものとなるよう、皆さんの奮闘努力を心から期待しています。