大阪市立夕陽丘中学校

2024/04/18 13:59 更新

校長あいさつ

本校は、大阪城の南、約3kmほどの上町台地に位置しています。校区には、近鉄電車の上本町ターミナル や百貨店もありますが、全体的には昔から閑静な住宅街です。

令和5年度の4月現在においては、約520名の生徒が在籍し、勉学と部活動に日々励んでいます。校地は大変狭いですが、部活動は文化部・運動部ともに盛んです。昨年度は、陸上競技部においては近畿大会や全国大会に出場する生徒もいたり、サッカー部が大阪市の春季大会で優勝するなど、各種大会で数多くの良い結果を残しています。更には、合唱部が京セラドームで行われた、プロ野球の試合前の国歌斉唱をするなど、生徒たちが数多くの場面で活躍しています。

新型コロナウイルスにより、実施できていない活動もありますが、本校の特徴的な取り組みとしては、1年生の「福祉体験学習」があります。また、2年生では、これまで取り組んできたキャリア教育については、コロナの感染防止の観点より「職場体験学習」から「職業講話」へと取り組み方を変え、生徒たちが生きる力を身につけられるよう取り組みを進めています。そして、地域のご協力で茶道・能・和菓子・華道・和琴・詩吟・舞踊・紙芝居・日本画・将棋等のコースに分かれて実施する「日本文化体験学習」等の体験型の活動があげられます。

平成23年度、地域連携の要でもある、地域につくられた学校の応援団として「夕陽丘中学校元気アップ地域本部事業」が立ち上がりました。地域や保護者をまきこんで取り組んだ校内清掃「クリーンアップ大作戦」を実施したり、生徒会主催で生徒たちのボランティアを募って近隣の公園を清掃する「ボランティア清掃」を実施したり、美化活動を活発に行っています。

天王寺区は、歴史と伝統の息づく町であり、21世紀を迎えてさらに活力ある明るく住みよい町づくりを目指しています。その中にあっても本校も、21世紀に活躍できる生徒の育成を進めるため、家庭・地域社会との連携をより深め、確かな学力の定着を図り、「生きる力」をさらにはぐくむ「感動」ある教育活動を進めてまいりたいと考えています。