大阪市立勝山中学校

2019/03/27 12:30 更新

校長あいさつ

校長あいさつ

 平成28年4月1日、勝山中学校の校長として着任いたしました原口 貴美子です。どうぞ、よろしくお願いいたします。 本校は、大阪市東部に位置する生野区に新制中学校の大阪市立生野第二中学校として、昭和22年4月1日に創立しました。 しかし、創立当初は、戦後の混乱期ゆえに校舎がなく、小学校や旧高等女学校の教室を借りて、女子生徒のみの入学生529名で 発足したと記録が残っています。校歌の2番に「園生(そのお)にひらく白桃(しらもも)のやさしくにおう姿に 希望にもえる 乙女子(おとめご)の…」と歌われていますが、ここに最初の入学生が女子生徒のみであった名残があります。
 翌年の昭和23年4月に男女共学制が実施されて男女生徒の交流を行い、本市教育委員会や地域の方のご尽力により、5月に 現在の校地に移転し、昭和24年5月1日「勝山中学校」と校名を変更しました。 このような創立当初の苦難の歩みから始まり、一歩一歩その時代に応じた教育を積み重ねて、今日の本校の良き伝統が築きあげら れたのだと思います。
 本校の校訓「考えよう 努力しよう 助け合おう」は、これからのグローバル社会を生き抜くために必要な姿勢を示しています。 答えのない課題に対しても自らしっかり「考える」、困難なことに対してもあきらめずに「努力する」、そして、自分と異なる意見を 持っている人と「助け合って」新しい価値を創り出す。本校の生徒たちはこの校訓を守り、学習をはじめ、生徒会活動、部活動等に 明るく元気に取り組んでいます。さらに、地域から学ぶ多文化共生の取組や中国上海市甘泉外国語中学との国際交流推進事業等の取組を 継続、充実させ、重点目標「一人一人の人権を尊重し、豊かな人間性を育み、『学び』が育つ集団育成を推進する」ことに努めています。
 これからも、本校の歴史と伝統を継承し、地域社会に貢献できる人材育成、さらには、グローバル社会で活躍できる「未来の人づくり」を 使命として、21世紀を力強く生き抜くことができる生徒の育成に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。