大阪市立西中学校

3月4日(月)全校朝礼

おはようございます。
今日が3学年そろう最後の全校集会です。来週の今日は公立高校の一般選抜の日です。3年生の多くの人は受験すると思います。
公立高校入試は、私立と違って入学定員が決まっているので、受験者が多ければ倍率は高くなり、残念ながら不合格者も増えます。同じ高校でも年によって倍率も変わりますので、同じ実力の人が受けても、去年と今年で結果が異なるということもあります。
定期テストや部活動では、自分が努力をすれば目標とする点数や記録を出すことができます。しかし、これから皆さんが大人になっていくと、自分の努力や頑張りが結果に結びつかないことも多くなってきます。高校受験がそうですし、大学受験、入社試験、会社に入ってからの昇進試験など、合格者の数が決まっている試験では、自分の実力だけでなく、ほかにどんな人が何人受けるかによっても結果が変わってきます。自分の努力や実力だけでなく、「運」も作用するのです。「大学入試は実力95%、運が5%」という予備校の先生もいますが、これから皆さんがチャレンジする公立高校の入試にもそういう面はあります。
実力だけでは決まらない試験ですから、試験の後、たとえ結果が思い通りでなくても、切り替えることが必要です。皆さんにとってはどの高校に行くかは本当に大事なことだと思いますが、長い人生の中では高校も大学も「通過点」に過ぎません。合格した高校で人生が決まるわけではありません。どんな高校生活を送ったかで決まるのです。第一希望の高校に合格した人が、大学入試や社会人になった時に、その高校を不合格になった人に逆転されるというのは、よくある話です。
高校入試という一大イベントで、結果を出すために頑張ることは大事なことですが、試験の結果には「運」も影響すること、そして結果はどうであれ、どんな高校生活を送るかが一番大事だということを忘れないで頑張っていってください。



【校長室だより】 2024-03-04 17:10 up! *

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