本日の献立/4月25日(月)・牛肉と野菜のケチャップソテー ・ブロッコリーのサラダ ・パインアップル(缶詰) ・スープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 820kcal、たんぱく質 32.5g、脂質 25.4g ☆じゃがいも☆ ジャガイモは植物としては、ナスの仲間になりますが、その果実ではなく、土中の茎に栄養がたまってできる「塊茎(かいけい)」という部分を食用にします。原産地は、南米のペルーからボリビアにかけてのアンデス高原、チチカカ湖周辺といわれ、紀元500年ごろから、標高3000〜4000mの土地で栽培され、インカでは重要な作物となっていたようです。そして、16世紀になってスペインの南米遠征軍がヨーロッパに持ち帰り、比較的短い期間で塊茎を肥大させる性質があるため、救荒用作物として広く普及しました。日本へは慶長年間(1596〜1615)に、オランダ船によって、ジャガタラ(現在のインドネシア、ジャカルタ)から長崎へと伝えられ、このことがジャガイモという名の由来となりました。また、「馬鈴薯(ばれいしょ)」とも呼ばれますが、これは、江戸時代の小野蘭山(1729〜1810)という学者が、もともと中国にあった馬鈴薯(現在のホドイモ)という芋と勘違いしたことからこの名で呼んだそうです。その後1912年になって、中国でもじゃがいもの方を馬鈴薯と呼ぶようになったそうです。馬鈴薯という名は、馬の首につける鈴の形に似ているところからきています。伝わった当時は、あまり好まれなかったそうですが、明治時代になって本格的な栽培が始まり、北海道の開拓とともにアメリカやイギリスなどから多くの品種が導入され、現在では日本でも主要な作物となっています。 年中出回っていますが、4〜7月ごろがおいしいとされています。 主成分はでんぷんで、ビタミンCも豊富に含まれています。そして、ジャガイモのビタミンCは、デンプンに包まれているため、加熱や保存によっても壊れにくいということが特徴となっています。今日の給食では、スープの具に使用しています。 ※明日(4/26)から5/7まで、家庭訪問及び土曜参観のため給食はありません。次回は、5/9(月)より実施します。 本日の献立/4月22日(金)・揚げギョーザ ・チンゲンサイとコーンの炒めもの ・茎わかめときゅうりの酢のもの ・五目スープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 790kcal、たんぱく質 29.7g、脂質 22.1g ☆茎わかめ☆ ワカメは、日本近海で自生する海藻類の仲間で、その利用はかなり古く、1万年以上前の貝塚(古代人が食べ捨てた貝殻などが堆積してできた遺跡)からも発見されています。「大宝律令(たいほうりつりょう/701年)」では、「海藻(にぎめ)」の名で貢納品とされていました。その他「万葉集(759年)」や「延喜式(えんぎしき/927年)」にもその名が登場します。 低潮線から5mくらいの深さに生え、春から初夏にかけて、1〜2mくらいの大きさになります。全国各地でとれ、さまざまな加工が施され、日常の食品として欠かせないものになっています。1953年には宮城県で、大槻洋四郎氏により、初めて養殖がおこなわれるようになり、1970年ごろには、養殖生産が天然生産を上回りました。海藻類に含まれるぬめり成分は、アルギン酸やフコイダンと呼ばれる水溶性の食物繊維で、高血圧や糖尿病の予防、便秘の解消などに効果が期待されます。 今日の給食に使っているのは、わかめの茎の部分で、コリコリとした歯触りが良いのが特徴です。 本日の献立/4月21日(木)・豚肉とじゃがいもの煮もの ・切り干しだいこんの炒め煮 ・三度豆のごまあえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 789kcal、たんぱく質 36.3g、脂質 16.3g ☆切り干しだいこん☆ 切り干しだいこんは、干しだいこんの中の1つで、生のダイコンを切断機などで細く切り、天日で乾燥させたものです。関西では「千切りだいこん」とも呼びます。乾燥させることで、保存性が高まるだけでなく、独特の風味や食感となり、日本の料理として古くから利用されてきました。 切り干しだいこんは、宮崎県が主産地で、11月中旬ごろから冬の間につくられます。その他の干しだいこんは、各地でさまざまなものがつくられており、乾燥して小口切りにした「花切りだいこん」は主に岡山、徳島でつくられ、三杯酢につけたものの歯触りから「はりはりだいこん」とも言います。寒中に外気で冷凍し乾燥させた「凍りだいこん」は長野や東北地方で作られます。他には、丸ごと乾燥させた「丸干しだいこん」、縦に切って乾燥させた「割り干しだいこん」などがあります。 原料のダイコンには肉質が緻密で、柔らかく甘味の多い品種が適しているようです。世間ではよく切り干しだいこんにすると栄養価が増えるといわれていますが、生で食べるダイコンと品種の違いもありますし、乾燥によって水分が減っており、また乾燥したまま食べるのではありませんので、同じ重量で比較するのは矛盾がありますが、食品成分表(7訂)の上ではカルシウムは約22倍、鉄分は約16倍、食物繊維も約16倍になっています。しかし、水で戻し、ゆでたり、油で炒めたりしたもので比較すると、鉄分は2〜3倍程度、カルシウムや食物繊維は2〜4倍程度となり、かなり数値は変わりますが、やはり栄養価の高い食品であることは間違いないと思われます。 今日の給食では、炒め煮として使っています。 本日の献立/4月20日(水)・白身魚のから揚げ ・レタスとコーンのサラダ ・清見オレンジ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 852kcal、たんぱく質 30.8g、脂質 24.2g ☆清見(きよみ)オレンジ☆ 清見オレンジは、温州ミカン(ウンシュウミカン/普通のみかん)の1種である「宮川早生(みやがわわせ)」とスイートオレンジの1種である「トロビタオレンジ」を組み合わせたもので、1949年に静岡県の果樹研究所で育成され、1979年に「タンゴール農林1」号として公表されました。名前の由来は、育成地である静岡市清水区にある名勝の清見寺(せいけんじ)と、その前面にある海岸が清見潟(きよみがた)ということからついた名のようです。香りはオレンジに似ていて、オレンジよりは皮をむきやすいですが、温州ミカンと比べるとむきにくいです。しかし、果肉は柔らかで、果汁は多く、甘味も強くてとても風味の良いのが特徴です。葯(やく)が退化して花粉がないため、通常は種無しになりますが、多品種の花粉がかかると、少量の種子が入ることがあるようです。3月ごろに収穫され、3〜5月にかけてよく出回ります。また、このようなオレンジとミカン類を組み合わせたものを「タンゴール」と呼び、15日の献立で紹介したデコポンなどもこの仲間になります。 本日の献立/4月19日(火)・ツナと野菜の炒めもの ・揚げポテトもち ・ほうれん草のおひたし ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 786kcal、たんぱく質 32.0g、脂質 19.9g ☆ポテトもち☆ 今日の給食に出てくる「ポテトもち」というのは、マッシュポテト(じゃがいもをつぶし乾燥させたもの)にでんぷん、水あめ、食塩などを合わせ、水分を加えて練り合わせた冷凍食品を菜種油で揚げたものです。給食では冷凍された製品を使っていますが、家庭でも簡単につくることができます。 つくり方は、ジャガイモをゆでるか、蒸してつぶし、熱いうちに、デンプンを手早く混ぜ合わせます。そうするともちのようになるので、これを好みの大きさに丸めるなどして、形を整えます。これを、油で揚げたり、油をひいたフライパンで焼いたりすると出来上がります。味つけは、塩や、砂糖を加えてもよいですし、また、もちに味をつけなくても、しょうゆや砂糖じょうゆなどをつけて食べてもおいしいです。その他、のりをまく、チーズをのせる、バターを使って焼くなどお好みの方法で食べることができます。また、ジャガイモでなくても、サツマイモやカボチャなどを使用しても作ることができます。おやつや料理の一品につくってみるとけっこう楽しめると思います。 ジャガイモとデンプンの分量は、その時の状態や好みによっても変わりますが、ジャガイモ2個程度に対し、デンプンは大さじ2杯程度を目安にするとよいと思います。 ※明日(4/20)はビーフシチューがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。 |
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