本日の献立/10月26日(水)・白身魚フライ ・だいこんのレモンピクルス ・りんご ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 844kcal、たんぱく質 27.7g、脂質 23.2g ☆レモン(檸檬)☆ レモンの原産地は、インド北東部のヒマラヤ地方とされ、中国へは10世紀ごろに伝わりましたが、あまり普及しませんでした。西洋方面へは12世紀ごろアラビア人によりスペインに伝えられ、これを十字軍がフランスへ持ち帰り、栽培が広がりました。そして、新大陸発見以降にアメリカへ持ち込まれ、カリフォルニアに大産地ができました。大航海時代には、スペイン、ポルトガル、イギリスなどで、航海中のビタミンC不足による壊血病が問題となり、レモンが脚光を浴びることになりました。日本へは明治時代に伝わり、瀬戸内地方を中心に栽培が広がりましたが、1964年(昭和39)にレモンの輸入自由化により、国内での生産は激減しました。しかし、輸入レモンの防かび剤の残留が問題となり、国産レモンの栽培面積も徐々に広がってきているようです。国産レモンは、品種により収穫時期の差がありますが、露地栽培のものでは、9〜1月ごろが旬となります。さわやかな芳香と酸味を生かして、料理やお菓子の香りづけとしてよく使われます。 栄養面では、ビタミンCが多く含まれていることから、カゼなどの予防効果が期待されます。また、クエン酸も豊富に含まれ、疲労回復効果にも効果があると思われます。 今日の給食では、だいこんのピクルスに果汁で風味をつけています。 ※明日(10/27)は文化祭準備、明後日(10/28)は文化祭により給食は中止となります。また、10/31(月)は10/30(日)の代休となります。 本日の献立/10月25日(火)献立名 ・豚肉ソテーのチリソースかけ ・いかてんぷら ・ほうれん草のオイスターソース炒め ・はくさいともやしの甘酢づけ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 797kcal、たんぱく質 28.0g、脂質 27.3g ☆オイスターソース☆ オイスターソースは、牡蠣(カキ)を主原料にした中国の調味料で、「かき油」ともいいます。本来は。生ガキを塩漬けにして、発酵・熟成させて濾(こ)した液体ですが、市販されているものは、生ガキのゆで汁や煮汁に食塩、でんぷん、酸味料などを加え、加熱・混合してつくられます。 うま味成分として、アラニン、グルタミン酸、グリシン、プロリンなどの遊離アミノ酸が含まれ、料理に独特の風味とコクを与えます。中国料理の中でも、広東料理によく使われ、煮もの、炒め物など幅広く料理に使用されます。 今日の給食では、ほうれん草の炒めものの味つけに使っています。 ※明日(10/26)は、ビーフシチューがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。 本日の献立/10月24日(月)献立名 ・チキンピカタ ・スパゲッティナポリタン ・だいこんとコーンのサラダ ・うずら豆のグラッセ ・スープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 842kcal、たんぱく質 36.1g、脂質 21.6g ☆うずら豆(鶉豆)☆ うずら豆というのは、インゲン豆の一種で、淡褐色の地色に赤紫色のまだら模様がついていて、うずら卵のように見えることから、こう呼ばれるようになりました。ただ、出回る量が少ないためか、市販している煮豆では、金時豆などの煮豆もうずら豆と呼んでいるものがあります。給食でも、手に入らない場合は、こちらの方を使用する場合もあります。インゲン豆の原産は、中南米とされ、アンデス地域では紀元前8000年ごろには栽培されていたと考えられています。日本へは17世紀半ばに隠元禅師が中国より伝えたとされ、その名の由来になったといわれますが、はっきりしたことはわかっていません。 インゲン豆などの豆類には、食物繊維が多く含まれていますので、腸の働きを促す効果があります。また、たんぱく質やミネラル成分が豊富で、日本の歴史の中でも肉を食べていなかったころには、そのかわりとなって食生活を支えてきた大切な食品です。最近ではあまり使用されなくなってきていますが、すすんで使用したい食品です。 今日の給食では、グラッセとして使用しています。 本日の献立/10月21日(金)・れんこんのきんぴら ・キャベツの柚子の香あえ ・りんご ・みそけんちん汁 ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 814kcal、たんぱく質 27.0g、脂質 23.5g ☆秋刀魚(さんま)☆ 日本で食用とされるサンマは、主に北太平洋と日本海で獲れる種類で、北太平洋サンマと呼ばれています。地方によって多くの呼び名があり、新潟ではバンジョウ、和歌山ではサイラ、三重ではカド長崎ではセイラ、サザなどと呼ばれるそうです。また、サンマは100%が天然で国産という今の食糧事情では珍しい魚です。 暑い時期は日本の北部を回遊していますが、秋になると産卵のため南下し、10月ごろになると三陸沖や房総沖を回遊します。そして、ちょうどこのころに脂がのっておいしい時期となります。大きさは30〜40cmで体は細く、口先がとがり、刀のような形で秋においしいことから「秋刀魚」の字があてられました。しかし、もともとは細い体つきから「狭真魚(さまな)」とされていたものがサンマに変化したようです。 栄養面では、ビタミンB12が他の魚に比べて非常に多く、血液の循環の改善や貧血予防などに効果が期待されるとともに、血液をサラサラにするといわれるEPA、脳のはたきを良くするDHA、その他ビタミンA・B2・D・E、鉄、カルシウムなども多く含まれます。 今日の給食では、焼いたサンマに甘辛いタレをかけています。 本日の献立/10月20日(木)・かぼちゃのてんぷら ・卵焼き ・はくさいの甘酢づけ ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 797kcal、たんぱく質 26.5g、脂質 20.9g ☆かぼちゃ☆ かぼちゃは、アメリカ大陸が原産とされ、利用の歴史も古く、メキシコの洞窟で紀元前数千年という地層から種子が見つかっています。そして、コロンブスの新大陸発見により、ヨーロッパへ持ち帰ったものが、世界中へと広まりました。日本で一般的に利用されるものは、日本かぼちゃと西洋かぼちゃで、そのほか、ペポかぼちゃという種類があります。 日本へ伝わったのは、日本かぼちゃが最初で、16世紀中頃にポルトガルより九州に伝わり、このときカンボジアでとれたものとして伝えられたことが、「かぼちゃ」の語源となったそうです。西洋かぼちゃは、江戸時代の末期に伝わり、北海道を中心に全国に広がり、現在では、最も多く利用されるようになりました。ペポかぼちゃは明治時代の初めに伝わり、味にはあまり魅力がありませんが、個性的な形のものが多く、料理の色添えや観賞用として利用され、ゆでるとそうめんのようになる金糸うりや、イタリア料理などで使われるズッキーニなどがこの仲間になります。ハロウィンなどで観賞用として用いられるかぼちゃもペポかぼちゃの仲間が多いです。 かぼちゃは緑黄色野菜の代表格で、カロテンを豊富に含むことから、粘膜を強くすることによりカゼなどの予防効果や、がんの予防にも効果が期待され、健康を保つために優れた野菜といえそうです。6〜10月ごろに国産のものが多く出回り、おいしい時期となります。 今日の給食では、天ぷらにして使用しています。 |
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