本日の献立/11月28日(月)肉炒め・ほうれん草・ナムル・豚キムチ ・みかんのムース ・スープ ・牛乳 栄養価 エネルギー 774kcal、たんぱく質 28.4g、脂質 23.3g ☆キムチ☆ キムチは朝鮮半島の漬物の総称で、厳寒期の保存食として7世紀ごろから作られ始めたそうです。当初は野菜の塩漬けだったようですが、12世紀ごろからニンニクやサンショウなど各種の香辛菜類が加わり、独特の味を出すようになってきたそうです。その後、17世紀後半ごろからトウガラシがキムチに使われるようになったそうです。トウガラシは南米原産であり、ポルトガルから日本に伝わったものが、さらに朝鮮半島へと伝わったのではないかといわれています。 日本で広く知られるようになったのは、1970年代ごろからで、1975年に「キムチの素」と呼ばれる製品が発売されて人気となり、さらに1980年代後半の激辛ブームにより、さらに一般的な食品として定着したようです。 キムチは野菜や香辛菜、香辛料のほか魚介類なども使用し、これらを乳酸発酵によって製造されるため、風味豊かで、栄養価が高く、機能性を持った優れた食品であるといえます。ただ、日本で市販されているのは、調味液につけた浅漬け的なものが多く、キムチ本来の栄養価や機能性はあまり期待できないかもしれません。 今日の給食では、豚肉とともに炒めた「豚キムチ」をビビンバの具の1つとして添えています。 ※明日(11/29(火))〜12/1(木)は、給食はありません。また、12/2(金)はハヤシライスがありますので、スプーンのご用意をお願いします。。 本日の献立/11月25日(金)・コロッケ ・ツナと野菜の炒めもの ・カリフラワーのピクルス ・スープ ・牛乳 栄養価 エネルギー 824kcal、たんぱく質 26.9g、脂質 24.4g ☆コロッケ☆ 明治の文明開化とともに様々な料理が日本に伝わり、またそれを国内向けに改良をすすめたり、そこから新しい料理を生み出したりしてきたことが、日本の食文化にもなり、広い意味での「和食」ととらえられています。コロッケもそのうちのひとつで、フランス料理で前菜とされている「クロケット」がもとになったと考えられており、ホワイトベースのクロケット、いわゆるクリームコロッケの中身をじゃがいもに作り替えたのが始まりであるといわれています。そのほかにも大阪の肉屋さんで売られたのが最初であるとか、銀座のパーラーで料理として出されたのが最初であるなど諸説があるようです。コロッケの語源については、やはり「クロケット」がなまったものという説が有力であるようです。クロケットは、1887年(明治20)ごろに伝わったとされ、1895年(明治28)の女性誌にはクロケットとは別の料理として、コロッケの作り方が紹介されたそうですが、その当時はあまり普及していなかったようです。しかし、その後1917年(大正6)に帝国劇場で上演された「ドッチャダンネ」という笑劇の中で「〜♪今日もコロッケー、明日もコロッケー、これじゃ年がら年中コロッケー♪〜」とうたわれた「コロッケの唄」が大流行し、これがきっかけとなって、コロッケが全国に広まったそうです。そして、現在も料理や、おやつ的なものとしても人気が続いています。また、1953年(昭和28)には、冷凍食品としても開発され、冷凍食品としても上位をしめています。 本日の献立/11月24日(木)・サーモンフライ(タルタルソース) ・粉ふきいも ・ブロッコリーのごまあえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 813kcal、たんぱく質 28.7g、脂質 25.9g ☆タルタルソース☆ タルタルソースは、マヨネーズにパセリ、たまねぎなどの香味野菜やピクルス、ゆで卵などをみじん切りにして混ぜ込んだソースです。ほかにもオリーブやホースラディッシュ、マスタード、酢などを加えることもあります。味はどちらかというと辛口のものが多く、魚フライ、エビフライ、コロッケなどの揚げ物料理や、魚やエビの冷製料理などによく使われます。発祥については、諸説がありはっきりわかっていませんが、モンゴルから東ヨーロッパにかけて活動してきたタタールの人々に由来するのではないかと考えられています。日本では1966年(昭和41)に初めて市販されたようです。 今日の給食では、サーモンフライ用として添えてみました。 ※明日(11/25)は、チキンライスがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。 本日の献立/11月22日(火)・牛肉とだいこんの煮もの ・はくさいの酢のもの ・野沢菜かつお ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 779kcal、たんぱく質 32.5g、脂質 23.9g ☆野沢菜(ノザワナ)☆ 先週の16日に少し紹介したように、野沢菜はカブの一種で、葉を主に使用する品種です。このような品種は、カブ菜と呼ばれ、ほかにも給食でもよく使用するコマツナや、オオサキナ、クキタチナなどがこの仲間になります。野沢菜は江戸時代中期の、宝暦年間(1751〜64)に、長野県野沢温泉村にある健命寺(けんめいじ)の住職が、京都からの帰りに天王寺カブの種子を持ち帰り、寺の畑で栽培したのがはじまりだとされています。その後この村の名産となり、また有名な観光地となったことで、野沢菜の名は全国に広まりました。秋の終わりから冬の初めごろに収穫され、主に漬物に利用されます。年末にかけて漬け込む風景は一つの風物詩ともなっています。冷涼地で塩漬けにされた野沢菜は適度に発酵がすすみ、独特の粘りと風味ができます。本来は一冬かけて漬け込み、春先になってきれいなべっこう色になってから食べますが、今では明るい緑色をした浅漬けの方が人気があります。 今日の給食では、浅漬けの野沢菜とかつお節を合わせ、油で炒めています。 本日の献立/11月21日(月)・豚肉とチンゲンサイの炒めもの ・ごぼうサラダ(マヨネーズ) ・大学いも ・とうふとわかめのスープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 857kcal、たんぱく質 35.7g、脂質 22.3g ☆大学いも☆ 大学いもは、乱切りにしたサツマイモを油で揚げ、砂糖と水、その他の調味料などを煮つめてつくった糖蜜をからめたものです。これは、大正から昭和にかけて、当時の学生街で、今で言うと、ファーストフード的なものとして人気が高まったことが、この名の由来となったようです。 中華料理の抜絲紅甘薯(パースーホンシュウ:さつまいもの飴煮)に似ていますが、これは、砂糖を煮詰めた飴をからめ、熱いうちに水にくぐらせて食べるもので、たくさんつくって長い時間置くと飴が固まって販売時に分けにくく、また食べにくくもなります。そのため、おいしく簡単につくることができ、冷めても分けやすく、食べやすいように考案されたものではないかと思われます。また、サツマイモには、体の抵抗力を高め、風邪などの予防に役立つビタミンCが多く含まれていますので、当時の学生たちの健康維持にも役立っていたのかも知れません。 |
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