本日の献立/3月16日(金)・白身魚のムニエル ・キャベツのピクルス ・デコポン ・牛乳 栄養価 エネルギー 808kcal、たんぱく質 32.1g、脂質 22.7g ☆デコポン☆ デコポンは、1972年に長崎県の果樹研究所で、清見オレンジとポンカンを交配させ育成された品種です。当時は、凸(でこ)が出やすく、皮の表面が荒いので見た目が悪いという理由からあまり出回ることはありませんでした。その後、熊本県宇土群不知火町に伝わり、「不知火(しらぬい)」の名で栽培が広まり、1990年ごろに、その味の良さが認められ、広く普及することになりました。そして、1993年になって「デコポン」の名が、熊本県果実農業協同組合連合会の登録商標となり、不知火の中で、糖度が13度以上、クエン酸1.0以下などの基準を満たしたもののブランド名となりました。暖かい地方での生産が多く、主産地はやはり熊本県となっています。 ユニークな特徴となっている「デコ」ができるには、気温が関係しており、昼と夜の気温の差が大きいほどデコができやすくなるそうです。中にはデコの出ないものもありますが、味には影響がないとのことです。4月ごろに小さくてかわいい白い花を咲かせ、12〜2月ごろにかけて収穫されます。収穫直後は酸味が強いので、一定期間貯蔵して酸味をぬいたものを2〜4月ごろに出荷します。 皮の表面は粗いですが、むきやすく、じょうのう膜は薄くて食べやすく、果肉はやわらかで果汁が多く、そして甘味が強くておいしいです。 ビタミンCを豊富に含んでいるので、皮膚や粘膜の健康維持に効果が期待されます。 本日の献立/3月15日(木)・オムレツ ・じゃがいもの洋風煮 ・きゅうりのドレッシングあえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 733kcal、たんぱく質 29.6g、脂質 19.7g ☆デミグラスソース☆ デミグラスソースは、濃い褐色をした西洋料理のソースです。日本語ではドミグラスソースと呼ぶこともあり、フランス語の発音では、「ドミ」に近く、英語の発音では、「デミ」に近いようです。フランス語でドミ(demi-)は「半分」、グラス(glace)は「氷」を意味するようですが、料理の上では、「煮こごり」や「煮詰める」ということをあらわし、煮つめた濃厚なソースという意味になります。 つくりかたは、いろいろありますが、小麦粉をバターで色づくまでいためて褐色のルウをつくり、これに牛肉やタマネギ、にんじん、セロリなどを煮込んでつくっただし(フォン・ド・ヴォー)を加えて、半分程度になるまで煮込み、ワインなどで風味をつけます。この時ルウを使用せずにつくることもあります。また、同様に煮込んだものにトマトピューレを加えて煮こんで濾した「エスパニョールソース」に、再びいためた牛肉や野菜を加え、脂肪を除きながら数時間煮込むことを数日間繰り返して煮込んだものをいうこともあります。日本では一般的に後者のトマトを使用したものをいうことが多いようです。調理にかなりの時間と手間がかかるため、缶詰やレトルトパックにした製品も多く使用されています。 今日の給食では、製品になったものを豚肉とたまねぎの炒めものの味つけに使用しています。 ☆明日(3/16)は、ハヤシライスがありますので、スプーンのご準備をお願いします。 本日の献立/3月12日(月)・鶏肉のチリソースかけ ・玉子とニラの炒めもの ・きゅうりのピリ辛漬け ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 829kcal、たんぱく質 31.3g、脂質 20.0g ☆鶏卵(鶏卵)☆ 鳥類の卵の中で、食用として流通しているものには、鶏卵、うずら卵、アヒル卵などがあり、そのうちの大部分が鶏卵です。鶏卵とは漢字で書く通りニワトリの卵で、日本での消費量は、年間1人当たり300個を超え、世界でもトップクラスになっています。明治時代では年間10個程度だったといいますのでそのころと比べるとおよそ30倍になっています。 日本へニワトリが持ち込まれたのは古く、「日本書記(720年)」で、天の岩屋戸の話に「長鳴鳥(ながなきどり)」の記述が見られます。しかし、食用としての卵は、江戸時代に出版された「本朝食鑑(ほんちょうしょっかん/1695年)」に、ゆで卵、卵焼き、卵酒などの料理が記載されたのが最初の正確な記録となっています。 卵の生産が急速に増え始めたのは、昭和30年代以降で、貴重な食品から手軽に食卓にのぼる食品となりました。これは、ニワトリの品種改良や、エサが安定供給できるようになったことによるもので、価格も安定しており、「物価の優等生」といわれています。 栄養成分では、ビタミンCを除くすべての栄養素をバランスよく含んでおり、完全栄養食品と呼ばれるものの1つとなっています。ただ、コレステロールを多く含んでいるため、野菜などの他の食品とうまく組み合わせて食べることをお勧めします。 今日の給食では、鶏卵を炒り卵に加工したものを使用し、ニラ、たまねぎとともに炒めものにしています。 ☆明日(3/13)は卒業式練習、明後日(3/14)は卒業式のため給食はありません。 本日の献立/3月8日(木)・一口がんもと野菜のみそ煮 ・ふかしいも ・小松菜のごまあえ ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 810kcal、たんぱく質 32.2g、脂質 23.9g ☆ごま(胡麻)☆ ゴマの原産地は、アフリカ南西部とされ、ナイル川流域では紀元前3000年以前より栽培されていたそうで、エジプトのピラミッドや遺跡からも出土しています。当時は高価で、銀貨代わりに通用していたともいわれ、アラビアンナイトの「開けごま!/イフタフ(ひらけ)・ヤー・シムシム(ごま)」という呪文は、ゴマが成熟し、さやが開いて種がはじき飛ぶ様子とも重なって、パッと開いて宝が出てくることを願っていたのかも知れません。日本へは、中国や朝鮮半島を経て、縄文時代には伝わっていたようです。 草丈は1m前後で、7〜8月に開花し、9〜10月に収穫され、種子の色によって、黒ゴマ、白ゴマ、黄ゴマ、茶ゴマなどに分けられます。昔から「不老長寿の薬」などともいわれ、リノール酸、オレイン酸、たんぱく質、ビタミンE・B群、カルシウム、鉄などを豊富に含んでいます。脂質に含まれるセサミンという成分には、強い抗酸化作用があるとして注目され、老化防止、肝機能改善や、悪玉コレステロールを低下により動脈硬化の予防、血圧を下げるなどの効果が期待されています。また、抗酸化作用により他の油と比べて劣化しにくいため、古代エジプトでは、ミイラを作るときの防腐剤として使っていたようです。そのほか、クレオパトラが化粧品として使ったともいわれています。 ただし、これらの栄養成分や効果を得るためには、硬い皮を割ることが必要です。そのため、すり鉢などで、すりつぶして使用することが多いです。また、すりつぶすことによって、良い香りも得られ、さまざまな料理や調味料の風味づけに使われます。 今日の給食では、小松菜にあえて使用しています。 ☆明日(3/9)は、卒業式練習のため給食はありません。 本日の献立/3月7日(水)・ミンチカツ ・キャベツときゅうりのサラダ(イタリアンドレッシング) ・みかんゼリー ・牛乳 栄養価 エネルギー 879kcal、たんぱく質 27.2g、脂質 28.1g ☆ミンチカツ☆ ミンチカツは、日本で考案された洋食の1つで、豚肉や牛肉の挽肉にたまねぎや塩、こしょうなどを混ぜ合わせて、小麦粉、とき卵、パン粉の衣をつけて揚げた料理です。関東ではメンチカツと呼ばれています。 その発祥は明確にはなっていませんが、明治時代に、東京の洋食店で、「ミンスミートカツレツ(minced meat cutlet)」の名で販売されたのが始まりとされています。明治時代にトンカツが生まれ、大正時代にはコロッケが生まれましたが、そのころには、ミンチカツがすでにあったともいわれています。その材料から、スコッチエッグやピーマンの肉詰め、ロールキャベツなどと同じように、ハンバーグをヒントに考えられたのではないかと推測されます。また、昭和初期に神戸の精肉店で、東京のメンチボール(ミートボール)から考案されたとの説もあります。現在も、一般的な料理として人気のある料理です。 |