★6/133年実力テスト 6/24〜26期末テスト★

学校司書 門野さんより

こんにちは。学校司書の門野です。
本日、図書館開館しています。
先週、私はちょっと嘘をつきました。『ハジメテヒラク』を読んで、花を
上手にいけられるかもといったことです。次に私が花をいけるときにはコツは
きれいに忘れて、やっぱり束ねられたまま花瓶にさしたいと思うに違いないのです。
でも、読書は勉強ではないので忘れて構わないと思うのです。面白いなあ、知らなかったなあ、すごい世界だなあと、その時、思えればいいと思うのです。
今日は私が最近読んだ面白いすごい知らなかった世界の本を紹介します。
1冊目は、『ハケンアニメ』辻村深月作です。映画化された小説です。アニメ業界の舞台裏を描いたお仕事小説です。登場人物たちのアニメに対する熱い思いがビリビリと伝わってきます。一見嫌な感じの登場人物でさえアニメに対する強い思いを持っていて、いい人かもって見方が変わったりします。
2冊目は、『愛なき世界』三浦しをん作洋食屋の藤丸が恋をしたのは、大学で植物の研究をしている本村さん。しかし、本村さんの愛は全て研究対象の
植物シロイヌナズナに注がれているのです。植物を愛する他の登場人物たちも魅力的です。そしてシロイヌナズナの研究内容について書かれているところを
読むとだんだん本村さんの植物に対する愛に巻き込まれていくという不思議な
体験ができます。
最後に紹介するのは『美しい雅楽装束の世界』です。雅楽というのは宮中や寺や神社なとに伝えられてきた音楽です。一緒に舞が舞われることもあって、
その衣装や曲目について紹介されている本です。見慣れない衣装、そして、世界なのにほんとに美しいのです。曲目の1つに「陵王」というのがあるのですが蘭陵王長恭という美しすぎる王様のために作られた曲だそうです。
美しすぎるので、わざと怖い顔の面をかぶっていたそうです。ちょっとドキド
キしませんか?本を通して、知らない世界に気軽にふれてみませんか?
門野

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