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卒業、おめでとう!

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。


卒業式での校長先生のお話を一部だけですが、紹介します。

 「生まれたての赤ちゃんは、不思議と手をぎゅっと
握っています。このことについて、次のように言った
人がいます。『手を開いても何もありません。
しかし、何も握っていないのではなく、自分の
可能性を握っているのです。』
 可能性というのは、今はそうでなくても将来何か
になれるという事です。そういう力を持っているという
事です。人はその可能性をぎゅっと握りしめて生まれて
くるんだと言っています。なるほどなと思います。
 可能性は若い方が大きいのです。先生よりもみんなの
ほうがうんと大きいんです。なぜかというと残された
人生の長さが違うからです。みんなにはたくさんの時間が
あるのでたくさんのことにチャレンジできます。自分の力を
伸ばす機会がいっぱいあります。先ほど言った可能性を大事に
すれば、今とは違う自分に出会えます。
 可能性の方向はいろいろです。ひとつに決まっていません。
これからはそれを探しに行ってください。その基礎は、小・中学校で
学んでいます。自分の持っている可能性をいろんな方向に試して
みてください。人によっていろいろです。音楽、勉強、体育…
まだまだみんなはこれからの可能性を伸ばす時期だと思います。
 みんな一人ひとりちがいますが、自分を信じて、できるだろうと
思ってやっていくことです。くじけそうになっても何とかなると
思うことです。こうすれば良いという答えは出ませんが、自分を信じて
がんばってみるしかないと思います。きみたちに残された時間、
チャンスはたくさんあります。
 卒業後は、新しい世界が待っています。自分の可能性を伸ばしてください。
くじけそうになったときにもういっぺん、ぎゅっとにぎりしめたこぶしを
開いてみてください。しっかりと可能性が握られていますか。
生まれてくるときに持っていた可能性をどこかに失くしてしまわない
ようにしてください。」
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