皆さんに読んでほしい詩
宮澤章二さんの詩を紹介します。
『こころが傷ついたとき』 宮澤章二 ハートは だれにも顔を見せようとしない はにかみやで 素直で 傷つきやすくて それ故に だれのハートも破れやすいんだ ハートと呼ばれる美しい生きものは 心臓でもなく頭脳でもなく こころなんだ こころっていうのは 人が生きている限り いのちの真ん中に咲いている花なんだよ 他人のちょっとした行為さえ 鋭く感じ 友人のちょっとした言葉さえ 深くとらえ 自分にしかわからない痛みで傷つくのも ハートが そよ風に揺れる花だからなんだ ハートが こころが ふと傷ついたとき 友人の 他人の 何気ない思いやりで 救われることがある 本当に あるんだよ |
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