1年生学年集会「ノミの実験という有名な話があります。 ノミには約2mの跳躍力があります。これは人に例えると、身長170cmの人で250mのジャンプ力になります。 しかし、蓋をしたビーカーのなかに入れるとどうでしょうか。だんだんとノミは、蓋にぶつからないようにしか跳ばなくなります。 さらに、蓋を外しても、ノミの跳躍力は元に戻りません。唯一、この跳躍力を元に戻す方法は、高く跳ぶほかのノミの姿を見せることだといいます。 これは、人間にも当てはまる話ではないでしょうか。例えば、人類が100mを9秒台で走ることは、不可能だと考えられていた時代がありました。 ところが、1983年に、カール・ルイスが平地記録で初めて9秒97の世界新記録を樹立します。そして彼以降、次々に9秒台を記録する陸上選手が現れることになります」。 限界をつくりだしているのは人自身である。この手の言及には枚挙に暇がなく(ショーペンハウエル、ヘレンケラー然り)、歴史がその正当性を証明しています。 「生徒のみなさんには、『自分は出来るんだ!』と信じて、色んなことにチャレンジしてほしいと思います」。 1年生百人一首交流戦どの教室でも、白熱した札の取り合いが繰り広げられました。それでも、感染症対策を意識してか、勝どきを上げる生徒は例年よりも少なく、ガッツポーズで喜びを表現する生徒の姿が印象的でした。 2月3日(水)には、最後に百人一首大会が予定されています。この大会もまた、三密を避けて、教室で実施されます。思うように札が取れず、悔しい思いをした生徒は、練習を積んで、ぜひ雪辱を果たして(≠リベンジ、≒捲土重来)ほしいです。 1年生の様子【1月22日】お昼休みの図書館の様子です。個別ブースで漢字の勉強をしたり、本を探したりている様子です。 百人一首交流戦に向けてさて、百人一首には、「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香(か)ににほひける」という歌があります。この歌を詠んだのは、『土佐日記』の著者でもある紀貫之という人物です。みなさんは、歴史の授業で、『古今和歌集』の撰者として習ったかもしれません。 紀貫之は、いまの和歌山県から京都の自宅に帰る途中、うっかり馬に乗ったまま神社(蟻通神社:大阪府泉佐野市)の境内に入ってしまいます(防寒着を脱がずに他人の部屋に入るぐらい、神さまに対して失礼な行為です)。 したがって、天罰(?)があたり、馬が倒れてしまいます。その際に、紀貫之は頭にかぶっていた冠を池に落としてしまいました。困っていたところ、偶然通りかかった農民が池にずぶずぶ入って冠を拾います。 この農民に感謝した紀貫之は、お礼に「冠」という名前を授けました。これが泉州地域(南大阪)に多い、冠という苗字の由来だといわれています。 覚えるのが苦手だという方は、このように詠み人や歌の内容を調べてみてはどうでしょうか。覚えやすくなるかもしれません。 1年生の様子【1月20日】先日から、持久走の授業が始まりました。男子は、2000m走の測定。女子は、5分間走でした。 学年の上位タイムが発表されると、次は、絶対に上位に食い込むぞと意気込む声が聞こえてきました。 持久走は、タイムだけでなく自分自身に向き合える競技でもあります。次は、1秒でもタイムを縮めるぞと目標を掲げて、自分自身に向き合える力をつけてください。 |