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3月6日(月)全校朝礼

今日は、3年生は公立高校の一般選抜の願書を出しに行きます。そして金曜日には試験を受けます。受験する人にとって、この1週間は、とても大事です。
今日はこの1週間の過ごし方について、お話しします。まずは、無理をしないことです。気持ちの上で追い込まないようにしてください。毎日、同じペースで勉強することが大事です。勉強をし続けると、成績は最後に急カーブで上がります。しっかり勉強を継続してきた人は、1月の模擬試験や実力テストの時とは、今の力は全然違います。焦らずに、今と同じペースで勉強し続けることです。急に詰め込もうと思う必要はありません。
そして、一日5教科のテスト、テストの時間に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、体調管理をしっかりとしてください。
すでに合格して進路が決まっている人は、これから受験する人のことを考えて、応援してやってください。応援は、「がんばれ」と言ってやることではありません。受験に集中できるような雰囲気を作ること、つまり、合格した人もこれから受験の人も、みんなが同じように学習に向かって、引き締まった雰囲気を維持することが大事です。合格後も受験前と同じように勉強し続けることです。それは仲間を応援することにもあり、自分のためにもなります。以前にお話ししたように、高校で伸びる人は、合格後にしっかりと勉強を続けてきた人です。
最後の1週間、後悔しないように頑張ってください。

2月27日(月)全校朝礼

いよいよ今週は三月になります。
公立高校入試に向けて、3年生は自己申告書を書いていますが、その中で最も多く出てきた言葉は「努力」でした。「努力は報われる」「努力は裏切らない」と書いていた人もいました。
皆さん意味は分かると思いますが、このことわざについて、「その通りだ」と思う人もいれば「努力しても無駄なこともある」と思っている人もいると思います。
確かに「努力すれば結果が出る」ということは、ありません。どんなに頑張っても、目標に届かないこともありますし、練習して強くなっても、相手がそれ以上に強ければ勝てないこともあります。
しかし、私は「努力は報われる」「努力は裏切らない」と思っています。努力したことはすぐには結果に出ないことも多くありますが、いつかどこかで成果となって現れると思うからです。ただ、そうなるためにはそのための新たな努力が必要です。その努力とは「振り返り」だと思います。
たとえば、テスト勉強をすごく頑張ったのに、点数が低いこともあります。そんな時に、「勉強したのに点数が低くてダメだった」だけで終わらせてしまっては、その後の成長もありません。しかし、「点数は悪かったけど、もう一歩だった」「点数には表れていないけど、ここまでは理解していた」ということが分かれば、次に向かう意欲もわきます。逆に点数が高かった場合にも、振り返りは大事です。本当に理解していて点数が取れているにか、たまたまなのかを見極めることが大事です。大した努力もせずにたまたま点数が高かっただけなのに、「自分はできる」と思い込んでいる人は、その後の成績が伸びるわけはありません。
「努力は報われる」「努力は裏切らない」ということわざを「その通り」と思う人も「そうは言えない」と思う人、どちらもいて当然です。どちらが正解だとは言えません。しかし、皆さんは「努力することは大事だ」そして「努力をしていこう」と思っている人がほとんどだと思います。その気持ちが大事です。努力しても結果が出ないときもあれば、出る時もあります。それでも努力をし続けることができるよう、「振り返り」を大事にしていってください。

2月20日(月)全校朝礼

2月6日にトルコで大きな地震が起こりました。マグニチュードは7.8と言われています。阪神淡路の地震もマグニチュードは7.3 東日本大震災はマグニチュード9.0ですので、東日本大震災よりは規模は小さいのですが、建物の倒壊などにより多くの犠牲者がでました。世界中の多くの国々がトルコに支援に入っていますが、一人でも多くの方が救出され、必要な支援が一刻も早く届くことを願いたいと思います。
さて、皆さんはトルコという国についてどんな事を知っていますか?トルコアイス、ケバブ、トルコ行進曲、アジアとヨーロッパの境にある、イスタンブール、イスラム教の国・・などだと思いますが、日本からするとトルコは世界の多くの国の中の一つであり、アメリカや韓国、中国ほどの存在感を感じている人は少ないと思います。
しかし、実は日本とトルコの友好関係は深いものがあります。特にトルコには日本贔屓の人がたくさんいます。1890年、トルコのエルトゥールル号は、大使と多数の船員を乗せて日本に親善訪問に来ました。しかし、嵐により和歌山県の沖合で沈没してしまいます。この時に、沈没現場に近い大島村の住民が、いち早く救助活動を行います。現在の和歌山県串本町大島という本州の最南端の町の住民です。助けられなかった人も多かったですが、69人のトルコ人が大島村の村を挙げての懸命な救助活動により助かりました。このことがあり、日本に親しみを感じる人が増えたといわれています。
 逆に日本がトルコに助けてもらったこともあります。1985年に、イラン・イラク戦争が起こり、トルコは戦地に残された日本人を脱出させるために、危険を顧みず飛行機を出してくれたのです。
阪神淡路や東日本の大震災の時にも、トルコはいち早く日本に救援隊を派遣してくれました。今回のトルコの震災に対して、日本は、「国際緊急援助隊」を派遣し、地震発生の翌日の7日から活動を始めたそうです。そして今は、「医療チーム」がトルコで医療の支援をしていますが、政府だけでなく、神戸や東北の被災地の民間の人たちも、トルコに救援物資や資金を送っているそうです。
このように「困っている人を助けよう」とか、「お互いに困ったときには助け合おう」という気持ちは、とても尊い気持ちです。そして誰もが持っている強い気持ちです。皆さんの中にも、「何とかしたい」「自分は何かできないか」と思っている人もいると思います。残念ながら中学生である皆さんができることは限られていますが、将来大人になったときには、今以上にいろいろなことができるようになるでしょう。その時に、実際に人を助けることができるようになるためには、「力」が必要です。「体力」も必要ですし「知力」も必要です。そしてお金も必要です。その日のために、今できることは、当たり前のことですが、学校生活をしっかり送り、たくさんのことを学ぶことだと思います。そうして「力」をつけていくことが、大事だと思います。将来、人の役に立てる、社会の中で活躍できるようになるために、今週もしっかりと取り組んでいってください。

2月13日(月)全校朝礼

先週の10日(金)には、私立高校入試がありました。そして西中の体育館では、来年度の新入生の保護者説明会も行いました。いよいよ来年度に向けて動き出す時期になりました。今日は、「この時期に大事なこと」をお話しします。
3年生の皆さんは、今日の私立高校の合格発表が終わり、合格して進学先が決まった人と、これからも受験する人の両方が同じ教室の中で中学校生活を送ることになります。これから「合格して進学先が決まった人」に対して、「これからが一番大事だ」という事をお話しします。
私は、西中に来るまで高校の現場にいましたが、残念ながら高校でがんばれない人もいました。中には退学してしまう人もいます。高校の退学率は1.3%です。80人に一人は高校を退学し,そのほとんどは1年生です。
退学する人や高校でダメになる人に共通している事は、合格が決まってから生活を乱したり、いい加減な中学生活を送ってきたという事です。勉強もしなくなり、朝も遅刻がちになる、だらだらと時間を無駄にする生活をした人たちです。その雰囲気のまま高校生活に突入してしまうのです。一度乱れた生活を立て直すことは本当に困難です。逆に高校で伸びる人もいます。合格が決まった後も同じように勉強をする、春休みもしっかりと学習をする人です。そんな人は、高校に入って中学の時よりも成績を伸ばしています。ですから、合格して進学先が決まったこれからが、本当に大事です。
そして、進学先が決まっても今まで同じように頑張ることは、学年の雰囲気を作って、仲間を応援することにもなります。受験は団体戦です。合格した人も、これから受験の人もみんながしっかりと勉強に取り組んで、学年の引き締まった雰囲気を維持することで、これから受験する人も頑張ることができます。
合格して進学先が決まった人には、自分のためにも、仲間や学年全体のためにも、今まで同じようにしっかりと中学校生活を送ってもらうことを期待します。
1・2年生の皆さん、これから皆さんは先輩として、学校をリードしていく立場になります。西中がどうなるかは、あなたたち次第です。これまでの先輩の姿を見てきて、行事や生徒会、委員会活動でどんなリーダーになっていくのかは、わかっていると思います。しっかりと全校をリードしていけるような先輩になっていってください。そして学習面でもしっかりと取り組んでください。三学期の期末テストに向けて、「今までよりここは頑張った」といえるようなこと、何か一つ作ってください。そして新学期に胸を張って新しい1年生を迎え入れることができるようになってください。
どの学年も、これからが本当に一番大事な時期です。皆さんの頑張りを期待します。


1月30日(月)全校朝礼(Teams)

今日もTeamsで全校朝礼を行います。
今週の土曜日2月4日は立春です。先週二十四節気の話を少ししましたが、今週も続きの話をします。
二十四節気は中国で考えられ、後に日本に入ってきまたものです。気候や季節で1年を24に分けており、農作業に関係の深い言葉が多くあります。この二十四節気は、年によって日が違います。今年の大寒は1月20日、立春は2月4日、そして春分は祝日にもなりますが2月21日です。しかし来年は違うかもしれません。
この二十四節気を決めているのは、国立天文台の暦(れき)計算室というところです。そして二十四節気は、地球の公転運動の際の太陽と地球との位置関係で決めています。
地球は太陽の周りを1年で360度回るので、二十四節気は一つが15度になります。15度ごとに次の節気に変わるわけですが、その変わり目は1日ではなくて1瞬です。ですので、例えば今年の立春は、正しくは2月4日の11時43分・・秒・・となります。
そして、閏年が4年に1回あるので地球の公転の周期は365日ではなく、365.25・・・日です。つまり、今年の1月1日に地球がある場所に、365日後である来年の1月1日にはまだ届いていないことになります。そこで閏年を設けて4年ごとに1日増やして元の場所に戻すのです。そのため、太陽との位置関係で決まる二十四節気は年ごとに日時が変わるのです。国立天文台の暦計算室は翌年の二十四節気を毎年2月1日に発表します。ですので、正式には来年の春分の日や秋分の日はまだ決まっていません。
 今は、大寒と立春の間、1年で最も寒い時期です。健康管理に留意して一週間を過ごしてください。3年生は最後の定期テスト、頑張ってください。

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学校行事
3/25 公立 二次入学者選抜 発表