3学期始業式【1月7日】

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始業式前に賞状伝達が行われました。

第66回大阪市青少年読書感想文コンクール

学校図書館協議会賞、1年生女子1名、2年生男子1名が受賞しました。


以下、始業式の校長先生のお話です。

大阪市内で、コロナの影響で開かれていない学校もあります。

当たり前のように始業式ができていることは、一人一人の思いやりによるものです。

本当にありがとう。

引き続き、思いやりの気持ちを持って毎日を過ごしてください。

令和2年は、コロナに始まりコロナに終わった大変な1年でした。

令和3年、いまだに収まる気配がありません。

令和3年は、「どんな年になるのか?」ではなく、「こんな年にする」と言う強い気持ちをスタートにあたって持ってほしい。

以前、スペイン風邪の話をしたのを覚えていますか?

100年前に流行ったスペイン風邪の際も,今と同じようにマスクをして過ごしていました。

当時、活躍した小説家でありジャーナリストであった菊池寛(きくちかん)と言う人がいました。

彼は、芥川賞や直木賞をつくった人です。

そんな彼が、『マスク』という短編小説を書きました。

主人公は病弱な男性。

医者からスペイン風邪にかかったら命は持たないと告げられた。

常にマスクをして過ごしていた。

温かい季節になって、患者が少なくなってきた。

みんながマスクをはずす。

本人は怖いからマスクをはずさなかった。

周りから「いつまでマスクをしているの?」と言われる。

最終的には、奥さんからも「臆病者」とまで言われてしまう。

ある温かい日、マスクをはずして大好きな野球の観戦に行った。

その時、真っ黒なマスクをする男性を目撃した。

みんながマスクをしていない中で平然とマスクをする男性をみたその瞬間、ものすごく気分が悪くなった。

それは何か?

周りや世間に流されて、自分の弱さからマスクをはずした自分が嫌になった。

100年前も今も、人間一人一人は弱い。

周りの言葉に流されるかもしれない。

惑わされることなく、自分を信じて1年のスタートをきってほしい。

スペイン風邪が終息した数年後、大正12年に関東大震災が起きました。

多くの人が亡くなりました。

未曾有の大災害にあった中で、渋沢栄一という日本の資本主義の父のこんな言葉があります。

「人に何かをしてもらうことを考えるのではなく、

今の自分に何ができるかを考えることが大切である」

人に頼らず、今何ができるのかを考えなさいという言葉を残しています。

先ほどの話と合わせて、令和3年のスタートに当たって、自分を信じて、今自分に何ができるかを考える1年のスタートにして欲しいと思います。

共にがんばっていきましょう。

以上です。

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