教育目標:希望にもえた豊かな人間性の育成 1.すすんで学び、あすをきりひらく力を。 2.からだをたいせつにし、たくましくきたえる力を。 3.みんなで心をあわせ、ともに高まる力を。 『校訓』勤勉 挑戦 親切
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1月20日全校集会講話

H26.1.20.全校集会
 厳しい寒さが続いていますが、今日、20日は二十四節季の一つ、大寒です。一年のうちで、このころが一番寒い季節なので、暦通りということなのでしょう。来月3日は節分ですが、まだまだ寒い季節が続きます。ノロウィルスが流行していますし、インフルエンザも流行り始めています。うがい、手洗い、マスクの着用、教室の換気など予防に努めてください。特に3年生、来週には私立高校の出願がありますね。体調管理に気をつけてください。
 さて、この寒い季節、目が覚めたら昨夜まで一緒にいた家族がいなくなり、住む家も失っていた、なんていうことを想像できますか。1995年1月17日に実際に起こったことです。三年前の東日本大震災の印象が強いのですが、その日の未明に発生した大地震で、神戸を中心に6000人以上の方が亡くなられ、4万4千人以上が負傷し、約64万棟の住宅が被害を受けました。阪神・淡路大震災ですね。先週のテレビや新聞でも取り上げていましたから、見た人も多いと思いますが、今なお、多くの遺族の方を始め、震災の痛手を負い続けている人がいます。ひょっとしたら君たちの中にも、関係する人がいるかもしれません。
 2・3年生には去年も話しましたが、そのころ、先生はこの南港北中学校に勤務していてしました。家は住吉区のマンションなのですが、経験したことのない揺れで目を覚ましました。すぐにテレビやラジオをつけたのですが、震源地や震度などよく分かりませんでした。朝、学校へ来て見ると、職員室の窓ガラスが割れているし、ロッカーが倒れて書類が散乱していました。教室の壁も一部がずれて空が見えたり、運動場にも地割れがありました。ポートタウンの住宅には、直接の被害はなかったと思いますが、室内は、タンスなどの家具が倒れたり、食器が割れたりして、めちゃくちゃになった生徒の家もありました。しばらくすると、インテックスに避難所が設けられたり、北中にも神戸で被災した女子生徒が転入してきたりもしました。PTAにもお願いしてカバンや学用品、衣類などを集めたことを覚えています。
 世界で起きる地震の約20%以上がこの日本周辺で発生し、南海大地震の可能性も高まっていると言われていますが、いつでもどこでも日本中で大地震が発生する可能性があるのです。阪神大震災や東日本大震災を教訓に、様々な対策が実行されてきましたがとても十分とは言えません。大規模な災害ではすぐには大掛かりな救援は来ません。まず、自分の命を守る行動を取ってください。これを自助と言います。そして余裕があれば周りを見て近くの人にできることがあればしてください。これが近助です。その上に地域の防災組織=共助があるし、最後に個人ではできない消防や警察、自衛隊などの働き=公助があります。最後は人のつながりになるのだと思います。自分に何かできることはないか、とも考えてください。節目、節目に振り返ることが大事だと思います。

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学校行事
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