今年度の学校教育目標は「自ら学ぶ力・思考力・考える力・豊かな心」の育成です!

卒業証書授与式☆式辞

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 温かな日差しに誘われ、あちらこちらに木々の新芽が姿を現し始めました。このような佳き日に、第七十五回卒業式を挙行できますことを、心よりお慶び申しあげます。
 七十五期生の皆さん、改めまして卒業おめでとうございます。先ほど一人一人に卒業証書を手渡しました。受け取る時の、その凛とした表情には、加美中学校での学びを得て、立派に成長した自信と誇りが感じられました。今、皆さんの手元にある卒業証書は、今日で義務教育のすべての課程を身につけたことを意味します。勉強だけではありません。社会で生き抜くための力と心も手に入れたはずです。それらをいかに輝かせるかは、これからの一人ひとりの努力にかかっているのです。
 さて、皆さんにとって、加美中での三年間はどうだったでしょうか。日々の授業、友達との何気ない毎日、夢中になった部活動、そして運動会、文化発表会、修学旅行などの学校行事。それぞれに皆さんは全力を尽くしていました。とても立派だったと思います。それらを通して仲間のすばらしさ、諦めない心、挑戦する勇気などたくさんのことを学んだと思います。そのすべてが「経験」となって、これからも皆さんの生きる力になっていくことでしょう。

 今年度も新型コロナウイルス感染症による影響で、大変な一年となりました。四月当初より、行事の延期や中止、行動の制限が続きました。当たり前のことが当たり前にできない、そんなもどかしさがありました。そのような中でも皆さんが、これまで培ってきた、「人との絆」は強く、気持ちはいつもつながっていたはずです。こんな時だからこそ、より一層、家族や友達の大切さを感じたのではないでしょうか。そこで卒業という人生の節目の今日、今まで支えていただいた方々に、是非その感謝の気持ちを伝えてみてください。自分の思いを伝えるというのはとても大切なことです。

 ここで、卒業生の皆さんの門出に当たり、私から伝えたいことがあります。卒業生の皆さんには「夢を持ち、夢の実現に向け努力してほしい」ということです。人は夢を持つと、夢の内容を思い描いたり、楽しい気持ちや嬉しい気持ち、幸せな気持ちを味わうことができます。そして夢に向かうことが、生きがいとなり、人生を豊かにしてくれます。では夢をかなえるために必要なことは何でしょうか。それは、少しジャンプすれば届く小さな目標を立て、それを達成すればまた新しい目標を設定し達成する、ということを繰り返し続けることだと思います。いくつもの目標の達成の積み重ねこそが、皆さんの夢の実現につながります。元アメリカメジャーリーガーイチロー氏は、このことを「夢は近づけば目標に変わる」と言い表しています。夢の大小は重要ではありません。また夢が途中で変わることもあるでしょう。それでも良いのです。まだ夢がないという人は、まず夢を持つことから始めましょう。

 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。皆様のご努力と愛情がここに実を結び、今日お子様が無事、義務教育を終了されましたことに、心よりお祝い申しあげます。今日まで大切なお子様を教職員一同誠意を尽くしてお預かりしてまいりました。お子様たちの日々の成長は私たちの喜びでした。至らない点も多々あったかと思いますが、今日の日を迎えることができましたのは、ひとえに保護者の皆様のご理解とご協力があったおかげと深く感謝しております。三年間ありがとうございました。

 それでは七十五期卒業生の皆さん、新しいステージに向かって、胸を張り、持ち前の笑顔でこの加美中学校から飛び立っていってください。そして、どんな時も、強く、優しく、たくましく、これからを生き抜いていってください。皆さんの前途に幸多かれと祈り、式辞といたします。

 令和四年三月十一日 大阪市立加美中学校長 谷塚 高雅

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