今年度の学校教育目標は「自ら学ぶ力・思考力・考える力・豊かな心」の育成です!

卒業証書授与式☆答辞

冬の寒さも和らぎ、春の日差しに満ち溢れてくる季節になりました。私たち七十五期生は今日、旅立ちの日を迎えます。
 三年前の四月、真新しく大きな制服に身を包み、花々が美しく咲き乱れる中、私たちはこの加美中学校に入学しました。その時、期待と不安を感じながら門をくぐったことが昨日のことのように思い出されます。長いようで短かった三年間。数えきれないほどの思い出ができました。
 一年生で初めて経験した一泊移住。まだ入学したばかりで新しくできた友達と仲良くできるか不安でした。その中でもハイキングやカレー作り、キャンプファイヤーのレクレーションなどの活動を通して仲間との深い絆を作ることができました。
 二年生では、自分たちでルートを決め、奈良の東大寺などを周った校外学習。何度も道に迷いながらも仲間と助け合い、無事にゴールすることができました。
 さまざまな職業の方からお話を聞いた職業講話。昨年度は新型コロナウイルスの影響で例年行われている職業体験を行えず、実際に体験することはできませんでしたが、貴重なお話を聞くことができ、自分の将来を考えるきっかけとなりました。
 二年生の最後の行事となった百人一首大会。一句一句の良さを楽しみながら学ぶことができました。
 最高学年の三年生。私たちは新校舎の一期生になりました。きれいな校舎での生活は、私たちの意識を大きく変えることになりました。グランドが広く使えるようになり、三年間で初めて行われた校内での運動会。例年通りの全員リレーや大縄跳びの競技に加えてソーラン節を披露し、学年全体が一丸となることで、最高の演技を完成することができました。
 まだ不安定な社会情勢の中、行われた修学旅行。中学校で最も大きな行事の中で、私たちはたくさんの思い出を作りました。一日目のラフティング体験では、迫力ある流水や大自然の豊かさを実感しました。二日目の選択別体験では、その場でしか味わうことのできない貴重な体験をすることができました。また、二日間にわたって行われたレクリエーションでは、大きな感動や笑いの渦が巻き起こり、全員の心を一つにすることができました。
 文化発表会では、限られた時間の中、友達とともに助け合い、劇やモザイクアートを作りあげることができました。
 本日は、新型コロナウイルスによる非常事態のため、お越しいただくことはできませんでしたが、地域の方々が温かく見守ってくださったおかげで、私たちは安心して登下校することができました。日々を過ごしていく中で、私たちは焦ってしまったり、自分勝手になってしまったりして、先生方にご迷惑をかけてしまうことがたくさんあったと思います。それでも先生方は時に優しく時に厳しく多くのことを教えてくださいました。本当に感謝しています。
 在校生の皆さん、部活動や委員会活動、学校行事で一緒に過ごせたこと、本当によい思い出となりました。これから先思うようにならないことがあるかもしれませんが、そんな時は決してひとりで抱え込まず、寄り添ってくれる友達や、親身になって相談にのってくださる先生方に話してください。明日から私たちはこの学校にいません。次は皆さんが新入生を温かく迎え、この加美中学校より良くしていってください。
 そして、何より、私たちが生まれた時からいつもそばで支えてくれたのは家族でした。今日まで育ててくれてありがとう。何度も困らせたくさん心配もかけてきました。それでも私たちのことを一番に考え、寄り添ってくれたおかげで、ここまで成長することができました。本当に感謝しています。これから私たちは自分で決めた道を歩んでいきます。そんな私たちをどうか温かく見守り続けてください。そして、これからどのように成長し、どんな人間になっていくかを楽しみにしていてください。
 すべての人に感謝の気持ちをこめて「ありがとうございました」この言葉を送り、答辞とさせていただきます。
 令和四年 三月十一日 卒業生代表 
画像1 画像1
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

お知らせ

行事予定表

学校評価

事務室より

保健だより

元気アップ

いじめ対策