6年生におくりたかった「標」

 新型コロナウィルスのえいきょうで卒業式に出席できませんでした。みんなで話し合ったのに6年生へおくれなかった字があります。それは「標」という字です。
 この字を漢字辞典で調べると、「目じるし」、「めあて」を意味していることが分かりました。また「目標」や「標識」というじゅく語にも使われていて、6年生のすがたを表すのにぴったりだと思います。
 6年生は下級生にわからないことをやさしく教えてくれ、引っぱっていってくれました。災害時の訓練などで低学年のめんどうも見てくれました。
 いつも6年生はみんなのお手本であり、あこがれです。まさにぼくたちにとって「目標」となる存在です。6年生への尊敬の気持ちと感謝をこめて「標」という字をおくりたかったです。


 これは、昨年度5年生だった田中文尊さんが、卒業式に出席できなかった残念な気持ちを朝日新聞に投書し、3月31日(火)の朝刊に掲載されたものです。とっても素敵な作文でしたので、本人と保護者の許可を得て、そのままホームページのアップさせていただきました。間違いなく文尊さんの気持ちは届いたと思います。

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