PTA会長 祝辞
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
PTAを代表して、ご挨拶を申しあげます。 みなさんもご存じのように、今年は新型コロナウィルスの感染拡大防止という観点から、誰も経験したことのないような形での式の挙行となりました。講堂に集まった人数は少ないかもしれませんが、地域のなかでみなさんの成長を見守り、できるなら共に門出を祝福したいと方が多くおられることは心に留めておいてほしいと思います。 「艱難 汝を玉にす」という言葉があります。「人は、困難や苦労を乗り越えることによって成長することができる」という意味ですが、柴島中学校での三年間、どれだけの困難や苦労があったでしょうか。勉強、行事、部活動など、さまざまな場面で壁にぶつかったことと思います。どうにかして乗り越えられた壁もあれば、とうとうクリアできなかった壁もあったのではないでしょうか。 結果はどうあれ、「壁」となったひとつひとつの出来事が、今後のみなさんにとっては代えがたい財産になっていきます。「忘れたい失敗」と思っていることが、社会に出てから思わぬところで役に立つこともあります。大事なのは「挑戦し続けること」「結果と真摯に向き合うこと」。今までの三年間は、まさに「艱難」の連続であったと思いますが、その経験はきっとみなさんの自信につながると信じています。 四月からは、より「社会人」に近い存在として自覚を求められる場面が多く出てくると思います。自分に自信をもって、一日一日を 大切に過ごしてください。 保護者のみなさま、改めてお慶びを申し上げます。 今日まで、決して平坦な道ばかりではなかったこととお察しします。それでも今日、お子様は中学校卒業という区切りの日を迎えられました。保護者のみなさまも、ぜひ自分自身を「お疲れ様!」「ここまでよくやった!」とほめてあげてください。 本校でのPTA活動へのご理解とご支援に深く感謝申しあげますと共に、これからも地域の一員として、子ども達にあたたかいまなざしを注いでいただきますよう、宜しくお願い申しあげます。 茨木校長先生をはじめ教職員の先生方には、子ども達が在籍した三年間、あたたかく、時には厳しくご指導いただきましたことを心よりお礼申しあげます。 子ども達が、これからも自信を持って前を向いて歩いていけるよう、またつまずいたりエネルギーが切れてしまった、という時には心の支えになってくださいますよう、お願いいたします。 以上をもちまして、祝辞とさせていただきます。 令和二年三月十三日 柴島中学校 PTA会長 森岡 孝博 |
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