「全国学力・学習状況調査」について
1 学力の面から
(1)全体的な傾向 算数の知識面については、市の平均よりわずかに上回っている以外、いずれの調査も市、府、全国の平均を下回っている。国語の知識面で、府、全国を下回っている。 (2)設問別調査結果から 国語 全て市、全国の平均を下回っているが、知識面の書くこと、読むことについては差が大きい。思いや考えを整理しながら読み取ったり、伝えたりすることは十分できていないのではないだろうか、 算数 知識面については、ほぼ二つの平均に近い結果であるが、活用面では、全国平均を下回る。特に、「量と測定」「数量関係」では差が大きい。 (3)以上のことから 国語の力をより高める必要がある。基礎基本的な面で個人差もあり、活用する力に課題がある。話す、聞く、書く、読むことを総合的にとらえた指導等の工夫が必要だと考える。 算数については基本的な力は比較的ついてきているが、応用となると十分でない。身についたことを活用につなげることに課題がある 2 生活の面から(アンケート結果をみて特徴のあるものから) 1 読書 ・「好きですか。」という問いに対しては、「どちらかといえば、あてはまらない。 あてはまらない」という回答が多く、読書離れの傾向がみられる。読書タイム、読み聞かせ、図書館での調べ学習、図書館の充実など、本や読書とかかわる環境を整え、機会を持つようにしているが、家庭でも本に親しむ時間を持つようにしたい。 2 スマートフォンの通話やメール ・「持っていない 30分より少ない」が多く、メールなどで遊ぶ子は少ない。 3 家庭学習 ・「復習していますか」「家で計画的に勉強していますか」「1日あたりどれくらいの時間勉強しますか」は、市の傾向と同様で、自分から進んで計画的に家庭で学習することは不十分である。「宿題」を忘れることはあまりないが、計画的に取り組む主体的な学習になっていない。家庭での学習の重要性を理解し、自ら進んで取り組むような指導について今後も考えることが必要である。 ○ 本校のような小規模少人数校(各学年単学級)については、各調査とも調査数が少ないので、全体の傾向が表されにくいことなどから、平均正答率等の公表は控えてもよいことになっています。学校での分析をもとに、日々の教育活動を通して、子どもたちの可能性を見据え、それぞれの力を伸ばしていきたい考えています。 |