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卒業式 学校長式辞

式辞
 本日、大阪市立神津小学校を巣立つ七十八名のみなさん、卒業おめでとうございます。
 今年は慌ただしい年度末になりました。本当なら、別れまでの日々を数え、仲間と語らい、小学校生活をふりかえるはずでしたのに、みなさんにはそれが叶わず今日を迎えたこと、本当に気の毒に思います。でも、皆さんの人生は始まったばかりです。今が谷なら、必ずそれに見合う山がやってきます。安心してください。
 さて、大人への第一歩を踏みだすみなさんに問います。「あなたは人間の価値を何で示しますか。」と。
 お金持ちかどうかですか。確かにお金はたくさんあることに越したことはありません。姿かたちですか。かっこいい人きれいな人にあこがれますね。スポーツの成績でしょうか。金メダリストは国中から賞賛されますね。そんななか、地味でも意外と多いのが頭のよしあしではないでしょうか。実はわたしもそう思う一人です。では、頭のよしあしはどうやって測りますか。一般的にはテストです。みなさんはいままでいやというほどテストを受けてきました。たぶんこれからもっとです。でも、これまでのテストのほとんどが学んだことの記憶を問うものです。では、記憶力イコール頭の良さなのでしょうか…。ちょっとちがいますね。テストに表われる知識の量だけでは頭の良さは測れません。知識はもっているだけでは意味がなく、生活の中に落とし込み、直面する問題の解決に使ってこそ、初めて生きて働く知恵になります。
 学校のテストは、学びのある一面だけを取り出し、数値化した物差しの一つです。だから、たとえ思わしくない結果が出ても、自分に能力がないと決めつけたり、消極的になったり、あるいは卑下する必要などまったくないのです。人にはペーパーテストでは図れない学力や能力のほうが断然多いのです。
 ですから、私は、みなさんにはさまざまな分野で無限の可能性が秘められていると自信をもって断言できるわけです。
 最後になりましたが、保護者・ホーム職員のみなさま、お子さんのご卒業、誠におめでとうございます。皆様がこれまで、本校教育活動推進にご協力くださったことを心から感謝いたします。ありがとうございました。
 このように簡素化された式となりましたが、私たち教職員が卒業生の前途を祝う心にゆるぎないことをお伝えし、私の式辞を終わります。

令和2年3月18日
大阪市立神津小学校長 甲斐 清二

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