校長先生のお話です。

　昨日の新聞に２月１３日に漫画家の松本零士さんが死去されたという記事が載っていました。心よりご冥福をお祈りいたします。

　松本さんは1938年に福岡県久留米市に生まれ、現在の北九州市立小倉中央小学校のときから漫画少年で、松本さんが漫画家を志した理由は、彼が小学二・三年生の頃にあった学級文庫だったそうです。それは、手塚治虫さんの「新宝島」「キングコング」「火星博士」「月世界紳士」というタイトルの漫画でした。
　
　1974年にテレビアニメとして放送された「宇宙戦艦ヤマト」の制作に関わり、映画化もされるなど若者を中心に爆発的な人気を集めました。
また、少年が列車に乗って宇宙を旅する「銀河鉄道999」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」などはテレビアニメとしても放送され、これらの漫画を知っているみなさんもいると思います。
校長先生は今から15年前に松本さんのご講演を聞く機会があり、その時に記録していたメモを昨日読み返しました。松本さんは「未来は子どもたちの心の中に実在する。」夢は志であり、皆さんのような子どもは宝物であると言われていました。少年期の記憶は素晴らしい。子どもたちの夢をあざ笑ったら、我々の時代に返ってくる。そして、自分を生かせる道は漫画しかない。自分の得意分野で頑張ることの大切さをお話しされていました。

以前令和元年にノーベル科学賞を受賞した吹田出身の吉野彰さんも、小学校時代の担任の先生から科学の面白い話を聞いたことから科学雑誌をどんどんよんで知識を広げていきました。松本さんは小学校時代の学級文庫にあった手塚治虫さんの漫画でした。
これまで児童の皆さんに自分の興味や関心のあることに積極的にチャレンジし、夢や希望を持って学びに励んでほしいと話をしてきました。その機会は日々の授業や学校生活の中にもたくさんあります。６年生は残り登校日は17日、１年生〜５年生は21日です。しっかりと授業や学校生活を送ってください。
よろしくお願いいたします。