平成26年度「全国学力・学習状況調査」における南市岡小学校の結果の分析と今後の取組について

 文部科学省による「全国学力・学習状況調査」について、平成26年4月22日(火)に、6年生を対象として、「教科(国語・算数)に関する調査」と「児童生徒質問紙調査」を実施いたしました。
 大阪市教育委員会では、保護者や地域の皆様等に説明責任を果たすとともに、より一層教育に関心をお持ちいただき、教育活動にご協力いただくため、各学校が調査結果や調査結果から明らかになった現状等について公表するものとしています。
 本校でも、調査結果の分析を行い、これまでの成果や今後取り組むべき課題について明らかにしてまいりましたので、本市教育委員会の方針に則り公表いたします。
  なお、本調査により測定できるのは、学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面に過ぎません。本校では、他の教科も含め、総合的に子どもの学力向上を目指しています。学校の現状や取組の参考にしていただきたいと思います。

1 調査の目的
(1) 義務教育の機会均等とその水準向上の観点から、児童生徒の学力や学習状況を継続的に把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
(2) 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。
(3) 以上のような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
2 調査の対象
 ・国・公・私立学校の小学校第6学年、中学校第3学年の原則として全児童生徒
 ・南市岡小学校では、6年生 16名
3 調査内容
(1)教科に関する調査
  主として「知識」に関する問題
【国語A・算数A】 主として「活用」に関する問題
【国語B・算数B】
・身につけておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容
・実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能など
・知識
・技能等を実生活の様々な場面に活用する力
・様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力など
(2) 児童生徒質問紙調査
児童生徒質問紙調査
・学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面に関する調査

「全国学力・学習状況調査」について

1 学力の面から
(1)全体的な傾向
    算数の知識面については、市の平均よりわずかに上回っている以外、いずれの調査も市、府、全国の平均を下回っている。国語の知識面で、府、全国を下回っている。
(2)設問別調査結果から
   国語 全て市、全国の平均を下回っているが、知識面の書くこと、読むことについては差が大きい。思いや考えを整理しながら読み取ったり、伝えたりすることは十分できていないのではないだろうか、
   算数 知識面については、ほぼ二つの平均に近い結果であるが、活用面では、全国平均を下回る。特に、「量と測定」「数量関係」では差が大きい。
(3)以上のことから
    国語の力をより高める必要がある。基礎基本的な面で個人差もあり、活用する力に課題がある。話す、聞く、書く、読むことを総合的にとらえた指導等の工夫が必要だと考える。
    算数については基本的な力は比較的ついてきているが、応用となると十分でない。身についたことを活用につなげることに課題がある
2 生活の面から(アンケート結果をみて特徴のあるものから)
 1 読書
  ・「好きですか。」という問いに対しては、「どちらかといえば、あてはまらない。 あてはまらない」という回答が多く、読書離れの傾向がみられる。読書タイム、読み聞かせ、図書館での調べ学習、図書館の充実など、本や読書とかかわる環境を整え、機会を持つようにしているが、家庭でも本に親しむ時間を持つようにしたい。
 2 スマートフォンの通話やメール
  ・「持っていない  30分より少ない」が多く、メールなどで遊ぶ子は少ない。
 3 家庭学習
  ・「復習していますか」「家で計画的に勉強していますか」「1日あたりどれくらいの時間勉強しますか」は、市の傾向と同様で、自分から進んで計画的に家庭で学習することは不十分である。「宿題」を忘れることはあまりないが、計画的に取り組む主体的な学習になっていない。家庭での学習の重要性を理解し、自ら進んで取り組むような指導について今後も考えることが必要である。
○ 本校のような小規模少人数校(各学年単学級)については、各調査とも調査数が少ないので、全体の傾向が表されにくいことなどから、平均正答率等の公表は控えてもよいことになっています。学校での分析をもとに、日々の教育活動を通して、子どもたちの可能性を見据え、それぞれの力を伸ばしていきたい考えています。

平成25年度全国体力・運動能力運動習慣調査から

はじめに
 本校5年生の記録を全国・大阪府との比較を本調査で試みているが、本校の調査人員は
16名ときわめて少ない。本校の分析結果を傾向としてとらえるにしても、決して傾向を固定的、決定的なものとしてはとらえるべきでないと考える。
○結果
1 体格
  ・身長 体重 座高とも全国、大阪府よりわずかに測定数値が低い。
  ・肥満度はほぼ正常。
2 体力
  ・男子 ソフトボール投げは全国、大阪府よりも数値が高い。
  ・女子 ソフトボール投げ、長座体前屈は全国、大阪府よりも数値が高い。
      反復横とびは大阪府より数値が高い。
3 学校質問紙から
  ・授業時間以外でも運動実施時間を設けている。
  ・クラブ活動や学校行事で積極的に運動に取り組んでいる。
  ・児童が積極的に取り組むよう、好きそう、できそうな種目を取り入れる、休み時間   に積極的に運動するよう配慮するようにしている。
4 児童質問紙から
  ・今後運動する動機として、男子は、「友達といっしょにできたら」が一番おおいの   に対し女子は、「好きなできそうな種目があれば」が多かった。
  ・体育の授業については、「楽しい」「できた」「認めてもらえる」「協力してでき   る」ほかに役立てる」などプラス面の答えがほとんどだった。
  ・運動する曜日は、土・日 平日の運動する時間は、放課後が圧倒的に多かった。
○ 結果から
 ☆より体力を向上させるために
  ・柔軟性や持久力など、「好きな」スポーツだけでなく、全身体的に向上がはかれる   よう体を動かす。(体育科で、家庭で)
  ・児童が屋外で積極的に遊ぶよう、指導者や家族が一緒に遊んだり、声をかけるな    ど、より児童にはたらきかけるようにする。、

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