「いじめについて考える日」

 毎年、5月の連休明けの月曜日に、大阪市立のすべての学校では、「いじめについて考える日」を設定しています。しかし、新型コロナウィルス感染症対応により、臨時休業日が続いたため、今年は6月29日(月曜日)に、「いじめについて考える日」を設けました。

 まず、児童朝会での講話の中で、ある2人の小学5年生が書いた作文(抜粋)を紹介しました。

 一つ目は、「言葉は人を傷つけもするし、幸せにすることもできるものだ。・・・以前、私は、こんな体験をしました。・・・アトピー性皮膚炎のため、友だちから『手がおばあちゃんみたい。』とか、『お酒を飲んで酔っぱらっているみたい』と言われました。・・・その時は、笑ってごまかしましたが、とても嫌な気持ちになりました。・・・」

 二つ目は、「3年生の時、親友といえる友だちから、いじめが始まりました。最初は冗談からだったと思います。・・・「『私の鉛筆、どこか知らない。』、『「知らないよ。』と友だちは知らないふりをしていましたが、私が探していると、『ここにあるよ』と、笑いながら差し出したのです。・・・その後も同じようないじめが続き、なかなかおさまりませんでした。さらに、『〇〇ちゃんって、ほんとにウザいよねー。』と別の友だちに話すのです。・・・」

 この2人の小学生が経験したように、いじめた人は、最初は冗談のつもりで、自分ではいじめだとは思っていないことが多いのですが、いじめられた人は、その場は、笑ったり、ごまかしたりして、まったく気にしていないふりをしていても、本当は、深く傷ついていることが多いのです。
 「いじめについて考える日」は、今日だけではありません。これからも、時々思い出しながら、自分のことだけではなく、まわりの人の気持ちをよく考えて、言葉や行動、態度を考えるようにしましょう。

保護者の皆さまへ
本校では、「今福小学校いじめ防止基本方針」に基づき、今後とも、いじめを許さない学校づくりに取り組んでいきます。ご家庭におかれましても、お子様といっしょに、いじめについて考えていただきますよう、お願いします。

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