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「朝令暮改」

 私たち教職員は子ども達に信頼されなければいけません。大人であっても信頼できる人のいうことは耳を傾けることになるでしょう。
 私達教職員が子ども達に信頼されるには、まず、言うことをころころ変えないことです。子ども達に担任としての、あるいは学校としての一貫した方針・考え方をしっかり伝えることが大切です。
 このことは「私達教職員」を「保護者」という言葉に置き換えても通用するのではないでしょうか。
 先週の金曜日は「上靴は自分で洗いなさい。」と言ったのに、今週は「しっかり洗えないから、お母さんがやってあげる。」と手を出してしまう。これではお子さんに一貫した方針が伝わりません。大人のその時の都合や、その日の機嫌でやっていいことと悪いことがあるんだと考えるようになります。
 同じことを何度言っても、言うことを聞かなかったり、できなかったりするので根負けしそうになることもあるでしょう。でも、親の信念・考え方・しつけとしてお子さんに伝えていることならば、それを変えずに我慢することが大切です。最後まで言い続けることです。
 方針・考え方をころころと変えずに、「あかんもんはあかん」「やらなあかんことはやらなあかん」と言い続けることがお子さんに安心感を与えることになります。
 親の言うことがその時々で変わると、子ども達自身で何をすればいいのか、何をしてはいけないのかの判断ができなくなります。子ども自身が一貫した道徳観やルールを持てずに、いつも大人の顔色をうかがうようになります。
 子ども達に一貫した道徳観・価値観を身に付けさせるためには、保護者の皆さんが一貫した道徳観・価値観を持つことが大切だと思います。
 
              大阪市立金塚小学校長 山本信吾
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