創立記念日 SINCE 1952.6.18

阪神淡路大震災から20年、そして東日本大震災から4年

画像1 画像1
 1月17日(土)は阪神淡路大震災からちょうど20年目となる日でした。
 君たちはまだ生まれる前のことですが、私も含めて、ご両親などの世代はあの日のことを鮮明に記憶しているはずです。
 大阪でも「近くで爆弾がおちたかな?」というぐらいの大きな音と共に突き上げるような揺れがしばらく続きました。電気・ガス・水道は一斉に止まり、繰り返す余震の中、這うようにして家族の安否を確認するのがやっとでした。真冬のとても寒い日で、まだ外は真っ暗闇。懐中電灯とようやくみつけたロウソクの明かりをたよりに、旧式の石油ストーブで家族が肩を寄せ合って暖をとりました。
 ラジオからは、神戸方面で被害が大きく、家屋やビルの倒壊、あちこちから火災が発生しているという報道がありました。改めて大変な地震が起こったのだとわかりました。
 この時、実際に神戸に住んでおられた平岡先生(技術科の先生として本校で退職されました)がその体験談をみなさんに話をしてくださいました。大きく傾いた自宅の様子、命からがら辿り着いた避難所での生活、復旧までの苦労など、大阪に住んでいた私たちからは想像もできないほどの困難が待ち受けていたとのこと。
 そのような神戸も表面上はようやく復旧したかな、と思っていた矢先に今度は東日本大震災が起こりました。4年前のことです。
 岩手県釜石市周辺は、地震による津波の被害に遭いやすいリアス式海岸の地形にそっています。これまでも多くの被害があり、住民は防災について真剣に取り組んできた歴史があります。中学生も例外ではありません。釜石東中学校では「津波てんでんこ」といって、津波がやってきたら、我先に自らの命を守るために逃げ延びよう。そして、他の人の命を救える人になろう。繰り返し避難訓練をしたといいます。
 君たちと同じ年頃の中学生が、小学生の手を引いて必死に山道を登っていく一枚の報道写真を忘れることができません。
 死者不明者が一人もなく、後に「釜石の奇跡」などとマスコミでさかんに報道されますが、これは地道に小中学生が真剣に防災訓練に取り組んできた成果です。
 しかしながら、釜石東中学校の校舎は津波に呑み込まれ、生徒のほとんどが被災し、授業や部活動はもちろん、3年生が楽しみにしていた修学旅行もままならない避難生活を強いられることになります。
 この話を聞いた大阪市が「関西の修学旅行」をプレゼントしようと働きかけました。その道中で本校での交流が実現したのです。ともにタコヤキを作って味わってもらい、コーラスやソーラン踊りの交流もありました。支援の募金を渡し、今後とも互いに頑張ることを誓い合いました。本校の正面玄関にその時の新聞や写真が展示してあります。
 その後も生徒会では釜石東中学校とメールや手紙で交流をつづけてきました。この夏休みに生徒会顧問の杉本先生が現地の今の様子を視察に行ってくれ、まとめたものを生徒会執行部が文化活動発表会で報告しました。釜石東中学校は4年たった今でも仮設の校舎です。町の至る所で津波の被害の様子が残っているとのこと。
 大阪に住み、何不自由なく暮らしている私たちとのギャップをどう考えるべきでしょうか。震災のことを学ぶのは自らの命をどう守るか、生き延びて、どう家族や周りの人を救うか「自らの生き方を学ぶ」ことだと言えます。
 本校では区役所や消防署の協力も得て、2月7日の土曜授業で「防災訓練」を行います。また、地域の方からもメッセージをいただきます。釜石東中学校の仲間と交流をした上町中学校の生徒としてはずかしくないよう、今ある自分を振り返り、自らの成長のために真剣に取り組みましょう。
                             校 長  林 田 国 彦

「チャリティーフェスティバル」に参加しました。

画像1 画像1 画像2 画像2
 本校の中学生ボランティア(生徒会と野球部の有志15名)が、阪神淡路大震災から20年目にあたる1月17日、中央区民ホールで開催された防災・減災を考える「チャリティーフェスティバル」に参加しました。
 まず、オープニングで、本校生徒会の松枝君と高橋さんが被災者の方が書かれた詩を感情豊かに朗読しました。多くの人に感動と絆の大切さを伝えることができたと思います。
 また、野球部の有志は、モモッピィやゆめまる君の着ぐるみを着て募金の呼びかけやアンケート協力のお願いをするなど、笑顔でやり遂げてくれました。

中央区PTA卓球大会に参加しました。

画像1 画像1 画像2 画像2
 1月18日中央区民センターで実施されたPTA卓球大会に参加いたしました。
 上町中学校からは3チーム、12名が参加し、熱戦を繰り広げました。
 結果はAチームが予選ブロック1位トーナメント3位の好成績、Bチームも決勝トーナメントに勝ち上がりましたが、惜しくも第一試合で敗退いたしました。
 午前の個人戦に引き続き、午後からの団体戦と一日中対戦と応援に良い汗を流しました。
      by  PTA保健体育委員

「校長経営戦略予算」について(6) −テント(ワンタッチ)を購入しました−

テント(ワンタッチ)を「校長経営戦略予算」で購入しましたので、ご報告いたします。

○用品名 … テント(ワンタッチ)
○数量・単位 … 2・張
○メーカー名 … 埼玉通商
○型番 … TA−34

参考までに、埼玉通商のカタログと納品の際の写真を掲載しております。

購入目的は、授業や体育大会等の学校行事において熱中症対策等の安全管理が必要であるためです。

なお、購入したテント(ワンタッチ)は、体育倉庫に搬入しております。

今後とも、「校長経営戦略予算」の詳細を随時ホームページへ掲載し、生徒たちのために、有効に予算を活用して参ります。
画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3

『ひまわり奨励賞』を受賞しました

画像1 画像1 画像2 画像2
 1月8日、法務省が主催する「第64回 “社会を明るくする運動”作文コンテスト表彰式」が行われ、本校3年生の塚原誠司君が大阪府を代表する作文6点『ひまわり奨励賞』(小学生3点、中学生3点)の中の1点として表彰されました。
 大阪合同庁舎で行われた表彰式には大阪府全域から保護司会の代表や大阪府教育委員会等のご来賓多数が参列されました。
 辛島聡 大阪保護観察所長様から賞状を渡された塚原君も緊張した様子でしたが、マスコットキャラクターの『アカルイーネちゃん』が登場する懇親会では少しリラックスしたようです。
 『ぼくが目指すもの』と題した作文は、「いじめ」等の身の回りにある問題とどう向き合うか、自らの経験を通して掘り下げた内容となっており、高く評価されました。
 受賞おめでとうございます。
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31