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2年 防災に関わる講話 【2/18(木)、19(金)】

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2年生では、防災に関わる取り組みとして
2月18日(木)の5限に3年の木村先生より
震災から5年、被災地福島の現状から学ぶ
ということで、見てこられたことや感じられたこと、
被災地の現状、暮らし、同じ年の中学生のことなどを
ご自身で撮られた多くの写真を使い
話していただきました。

地震が起こったのは5年前でも
東日本大震災は終わっていません
被災地では、今も震災の中を生きています
「被災地で生きている」人たちの姿から学んでください
「生きる」ということ・「いのち」ということ

これからの自分の生き方について考える機会となりました。

2月19日(金)の6限には木村先生と講師の方をお招きして
「避難指示地域から関西に避難して」
という形でお話をしていただきました。
5年前の3月11日からの避難の様子や
日を追いながら変わっていく状況、
その中で起こった出来事など、
思い出すのも辛いのではないかと思うようなことまで
お話していただきました。

その中でも印象的だったのが

知らない人が一人もいない、
みんなあいさつの交わせる
仲の良い町だったが・・・

今は誰もいない、信号だけが動いている・・・

どんぐりひろい
芝生で寝っころがる
みんなと外で遊ぶ

一瞬のうちにすべて取り上げられた・・・
もう一緒に暮らすことはないみんな・・・

だから、みんなには

今吸う空気に、水に、食べ物に
不安を抱かなくても良い暮らし
友だち、祖父母、孫が何の不安もなく行き来できる暮らし
町のどこに何があるのかわかっている暮らし

私たちがなくしてしまったものを、
あなた方はまだ手にしている
その幸せを大切にしてください
そして楽しく暮らしてください

という言葉。
すごい重みと深みを感じずにはいられませんでした。

みんなが感じ取ったこと。
それ、すべてがかけがえのないものだと思います。
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