5月9日(月)全校朝礼
今日は大阪市の「いじめについて考える日」です。大阪市のすべての小中学校でいじめについて考えていく取り組みを行います。
このきっかけとなったのは、10年ほど前に滋賀県大津市で、いじめにより中学生がなくなってしまうということがあったからです。そして、国は「いじめ防止対策推進法」という法律を作りました。 法律の中には、○○取締法や○○禁止法といった、罰則を伴うような厳しい法律もありますが、いじめについては禁止法や取締法はなじみません。禁止するとか、取り締まることでいじめはなくせるものではないからです。そこで、いじめについては防止に向けての対策を推進しようという法律になっているのです。 いじめは、意図せずに無意識のうちに起こることもあります。何気ない気持ちで行ったことが相手を傷つけてしまうこともありますし、時には「相手のために」と思って行ったことが結果的にいじめになってしまうこともあります。また、だれもが加害者にも被害者にもなり、場面によってはその立場が逆転することもあります。 「こうすればいじめをなくせる」という絶対的な方法や手段はありません。「いじめをなくすことが大事」だと意識して、自分たちの行動をいつも振り返り、考えていくことが、いじめの防止につながる唯一の方法だと思います。今日の取り組みをきっかけにして、皆さんがいじめについて意識をして、考えを深めることで、お互いに毎日を安心して楽に生活できるようになってほしいと思います。 |
|