大阪市立西中学校のホームページへようこそ!

2学期始業式挨拶

夏休みの間、皆さんは部活動をはじめいろいろなことにチャレンジしてきました。夏休みの最初の頃の様子と最近では、別人のように成長した人もたくさんいます。頑張って一生懸命努力したことは、必ず力となって自分の身についています。自分ではわからないかもしれませんが、周りから見れば一目瞭然です。夏休みに頑張ったことを大事にして、自信をもって2学期を迎えてください。
さて、新型コロナの感染の拡大により、厳しい状況の中での2学期のスタートとなりました。すでにHPでお知らせしましたが、1年生の1泊移住と2年生の校外学習は予定通りの実施はできず、延期の方向で検討しています。
3年生の修学旅行についても、緊急事態宣言期限の後なので、現在のところは中止にはしていませんが、今後の感染の状況を見て、8月30日には実施か延期かお知らせします。
さて、新型コロナウイルスの感染拡大により、皆さんと同じ世代の感染者が非常に増えています。10代の感染者が全体の17.5%を占めていると先日大阪府は発表しました。これは、たとえば2000人の感染が出たとしたら、そのうち350人は10代だという事です。すでに授業が始まっている高校では、毎日数校で高校生の感染者が出て臨時休校になっており、中学でも部活動の休止が多くありました。
「自分は感染しない」と言える人は誰もいません。すでに自分や友達の誰かが無症状で感染しているかもしれません。ですので、マスクの着用、手洗いや消毒などはこれまで以上にきっちりやってください。これからは、毎朝登校した際には手洗いかアルコール消毒を必ずしてください。また体育や家庭科や技術、理科など実技や実験をして共同で何かを触った後、昼休みのドッジボールなどの後、部活動の後、掃除の後も手洗いや消毒をしてください。学校としても、教室へのアルコール消毒液の配備や、校内の多くの場所への消毒液の配備数を増やします。
それでも、対策をしっかりやり切っても、感染してしまう事はあるかもしれません。誰かが感染して学校が臨時休校になったり、試合や発表や行事ができなくなる事もあるかもしれません。そうなったときには、絶対、その感染した人を責めてはいけません。どんなに注意をしても絶対感染しないという事はないからです。野球で甲子園に出場したチームや、野球以外でも全国大会に出たほどのチームですら、感染を防ぐことはできていません。それほど、感染防止することは難しいことなのです。
最後にもう一つ別のお話をします。それは、不安や悩みを一人で抱え込まないという事です。ゆっくりできた夏休みも終わり、そして新型コロナウイルスの感染拡大など、先の見通しが分かりにくい状況の中では、不安な気持ちを持っている人もいると思います。そんな人は、一人で抱え込まずに誰かに相談してください。担任や副担、顧問の先生や保健室の先生など、自分が相談しやすい人に悩みを聞いてもらってください。外部のスクールカウンセラーの先生も週に1回来てくれていますし、外部の相談機関もありますので遠慮せずに相談してください。
学期の始めは、心も体もしんどく感じることがあるかと思いますが、無理をしないで、誰かに相談したり、話を聞いてもらったりしながら、少しずつ前向きになれるように、心も体も調整するようにして下さい。以上で、2学期の始業式の話を終わります。

8月6日 平和登校日 全校集会

 今日は、西中学校の平和登校日です。
 今日8月6日は広島に、9日は長崎に原子爆弾が投下された日です。15日は終戦の日です。これは今から76年も前のことです。今生きている人で戦争の体験がある人は、高齢の方だけです。今ここにいる私たちは戦争のことを知りません。ですから「学ぼう」と意識しなければ、戦争の記憶は薄れ、忘れられていきます。人は大事なことを忘れると、同じ過ちを起こしてしまうことがあります。そうならないようにするためにも、今日は戦争の悲惨や平和の尊さについて学び、何かを感じてほしいと思っています。
 さて、私の父は今90歳、76年前の敗戦の時には皆さんと同じ中学生でした。父は戦争中は一家で中国北東部の満州に移住していました。当時の満州には、軍人だけでなく一般市民も含め160万人もの人が日本から移住していたそうです。満州は非常に寒く、生活が厳しいところですが、父の家族は最初の頃は満州で比較的穏やかな生活ができていたようです。しかし、次第に戦況が悪化する中で、満州での日本人の立場は危ういものとなり、日本に帰ろうとする人も増えてきました。しかし、日本に帰るための汽車や船は十分ではありませんでした。結果的には、終戦時には日本に帰れない人は80万人以上もいて、軍人と民間人を合わせて20万人以上が満州で命を落としたともいわれています。
 私の父の家族は、早めに日本への帰国を決めたので、何とか日本へ戻ることができました。それでも、汽車の切符を手に入れることは非常に困難で、中学生である父が家族全員の切符を一日かけて遠くの駅まで行って、そこで何とか買うことができたそうです。そして家財道具や財産もすべて残して、身の回りのものだけを持って何とか日本に戻ることができたそうです。
 もし、その時に父が切符を買うことができなければ、こうして私は生まれておらず、今皆さんの前でお話をすることもできなかったことでしょう。
私にとって「戦争」と言えば、真っ先に思い浮かぶのが、この父の話です。皆さんや皆さんの家族にとっても、それぞれ「戦争」や「平和」につながるような話がきっとあると思います。できればそのような「自分につながる戦争の話」も探してほしいと思います。
最後に、今日の平和登校日の学習の中で、何かを感じてください。そして戦争の悲惨さ、平和の尊さについて、皆さん一人ひとりが自分なりの考えを持ってもらうことを期待します。

文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
学校行事
9/24 2年 職場聞き取り学習
9/27 体育大会 学年練習
9/30 中間テスト(国,英,社)
時間割変更など
9/27 木の1〜4がベース
9/29 月の時間割
部活動予定
9/25 大阪市秋季総体
元気アップ学習会
9/24 英検講習会
9/28 テスト前学習会
9/29 テスト前学習会
PTA関連
9/27 徴収金振替日

双方向通信について

進路だより

各種ご案内

運営に関する計画・学校経営方針・学校評価等

学校協議会

外部テスト(全国学力・学習状況調査,チャレンジテストなど)