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3学期も終わりました

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いよいよ3学期も終わろうとしています。ここで3学期を振り返ります。
3学期はやはり卒業に向けての取り組みが次々と進められました。まず、生徒それぞれの思いを記した、恒例の文集「わだち」50号の製作が各クラスで進められ、1月末に原稿が完成しました。この文集は、生徒それぞれの生い立ちや、学べなかったための幼少期の苦労や、学ぶことへの思い、あるいは、日々の生徒個々の雑感など、生徒の「魂」をまとめたものともいえるものです。また、その製作が、生徒たちのことば・文字の習得にも大いに寄与しています。薄っぺらい外形ではありますが、中身はとても分厚く重いものと自負しております。完成した原稿は印刷業者に委託し、2月末に製本されました。
2月1日(金)には、松原市から松原市立第四中学校の生徒が本校を訪れ、交流会を行いました。昼の他の中学校とは何校か交流を行っています。松原四中とも以前から交流を行っていますが、とても新鮮でした。訪れた松原四中の生徒たちにとっても新鮮な体験だったようで、どの子も目を輝かして生徒同士の情報交換にも花が咲いたようです。やはりここでも、「学ぶ」とは何かをともに考えることができたと思います。松原第四中学校の生徒と引率の先生方、ご苦労様でした。我々夜間学級の生徒や教員のとってもよい経験ができたと満足しております。ありがとうございました。
2月2日(土)には民族クラブ「ウリマダン」が、市人教主催「リバティアートフェスタ2019」に出演しました。周囲の団体の小中学生のはじけるような演技の中、本校の女性生徒6名のウリマダン部員が尹未夏ソンセンニムの指導の下、しっとりと落ち着いたいわば「大人の演奏」をしました。また、今年は、部員全員での歌や踊りも披露しました。舞台演技などあまり経験のない中で、しっかりと演技していたと思います。また、1年間かけてご指導していただいた尹未夏ソンセンニムには大いに感謝しております。カムサハムニダ。どうもありがとうございました。さらに、生徒とともに共演していただいた3名の先生方もご苦労様でした。それに、応援に駆け付けていただいた生徒さんやご家族、お知り合いの皆さんもお疲れ様でした。出演生徒にとってはよい思い出ができたと思います。
2月11日(日)には、近夜中協連合作品展が八尾市立八尾中学校夜間学級と八尾市生涯学習センター「かがやき」で行われました。全体会では、生徒相互の熱心な協議が行われ、今後の夜間学級での学習の在り方について話し合われました。作品展示では、さまざまな種類の展示がありました。中には丁寧なものもあり、見学者の目を楽しませてくれました。
2月15日(金)には校内で「語りあう会」がありました。恒例の行事で、卒業生が自分の生い立ちや学ぶまでの苦労、あるいは夜間学級に入学してからの学びへの思いなどを文集の原稿をもとに語り、それに対してその他の生徒が自分の思いを語り合う取組です。過去の苦しさや辛さのため涙する生徒、また、それに共感する生徒がたくさんいました。毎年行っていますが、いつも「学ぶこと」とは何かを考えさせてくれる、とても大切な取り組みです。やはり、とても印象に残る会でした。
2月26日(火)卒業生を送る会も毎年体育館で行っておりましたが、生徒数の減少もあり、今年は本館1階の多目的室で行いました。前半は厳かに、後半は和やかに進んでいきました。卒業生の皆さんにもきっと思い出に残してくれた取組になったと思います。
3月14日(木)に第50回卒業式を行いました。今年の卒業は7名。皆さん、緊張を感じながらでしたが、ひきしまった、また、しめやかで、かつ、情感のこもった、よい卒業式だったと思います。卒業生の今後が幸あらんことを祈るばかりです。

以上、平成30年度の最終学期の報告でした。本校の取組にご理解とご協力をいただいた方に感謝の思いをお伝えして、筆をおきます。皆様、たいへんありがとうございました。なお、来年度、平成31年度は、本校50周年を迎えます。

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