大変寒い１日ですが、会場の格技室はかるた遊びに夢中になる２年生の熱気であふれていました。もっともたくさんの札をとった生徒は、２９枚もの札をとっていました。短歌を節をつけて詠む先生の声と、切り替え時にならされる太鼓で、普段流れることの少ない雅な和空間が印象的でした。

どちらの方の話も、大変上手で、生徒は興味関心を高めながら集中して聞くことができていました。そして講話のあとに、生徒から、こんな質問が行われていました。保育士さんには、「どんな言葉を聞くと一番うれしいですか？」という問いに、「楽しかった」「大好き」と言われると、本当にうれしくなると答えられていました。ツアーコンダクターの方には、「どこかおすすめの場所はありますか？」とたずね、「ハワイ」と答えられていました。どちらも、講師の方を思いやりつつ、自分たちの素朴な疑問を投げかけた、心温まる質疑応答の時間でした。

　この行事は少しでも、安心して柴島中学校に来ていただこうと始めたもので、授業の見学、生徒会による学校紹介、質問コーナー、そして部活動の体験が行われます。中学生は、来年度の新１年生に一人でも多く入部してもらおうと、みんないつも以上に気合を入れて部活動を行っていたようにも見えました。
　小学生のみなさん、いかがでしたか？中学校の学習風景や、部活動の様子に、初めはとまどうかもしれませんが、大丈夫です。困ったときには、今日みかけた先生や、先輩に気軽にたずねてみてください。必ず優しく教えてくれますよ。それでは桜の咲くころに、皆様の輝く笑顔と会えることを楽しみにお待ちしております。

ＹＲＭは、今から15年ぐらい前に始まった行事で、淀川の河川敷を柴島から十三（今は豊里大橋）の方に向かって走ってかえって来る全長５ｋｍのマラソン大会です。冬の淀川河川敷は、風もきつく、向かい風のときは本当にきついレースになります。はじめるまでは５ｋｍも走る！ということで、不満も多いのですが、実際に５ｋｍを走る練習を重ねるうちに生徒の中にも達成感、成就感がうまれてきて、本番のときにはどの生徒も「走りきるぞ！」と熱い思いで満たされていました。今年も寒風吹きすさぶ中で、自分に打ち克つ熱いレースが繰り広げられることを期待しています。