今日から10月。いよいよ今年も下半期に入ると同時に、中学校生活後半戦がスタートしました。

今日は学年集会の日です。集合状態も極めて素晴らしく、落ち着いた雰囲気の中スタートすることができました。

今日のお話は以下の通りでした。

「もし1日に86400円もらえるとしよう。ただし、明日に持ち越しはできないルールで。

みんななら何に使う？毎日86400円使い切るために、そして、お金を無駄にしないために、あれやこれや必死に考えるのではないだろうか。

もちろんこれは例え話。その86400円の単位を秒に変えて考えてみよう。すると86400秒、つまりは1日の時間となる。

お金を無駄にしないでおこう！と使い道を必死で考えるのと同じように、時間も無駄にはできないもののはず。

今日から下半期。行事なども控えており、ここからの時間の流れは早く、あっという間に過ぎ去るように感じるだろう。だからこそ、1日を大切に、日々成長してほしい。

そのためにも、謙虚に素直に真っ直ぐに、そして自分に矢印を向けて考えたり行動するしたりすることが大切。

かつてのプロ野球選手で、松井秀喜という選手がいた。日米通して大活躍した彼だが、怪我で出場できなかったり、活躍できなかった時は、周りから厳しい目で見られることもあったそう。

普通なら、「だってしかたがないじゃないか」、「今日はなんか調子が悪いだけ」、「そんなこという方が悪いんだ」などと言いたくなりそうなところを、彼は一切言い訳せずに自分自身と向き合った。

そんな彼は、師と仰ぐ長嶋茂雄さんとともに国民栄誉賞を受賞。授賞式の際、少し介助が必要な長嶋茂雄さんをそっとエスコート。まさに「三歩下がって師の影をふまず」の精神で礼節を尽くした姿にも、素晴らしい人となりを感じさせた。

素晴らしい活躍を見せれば見せるほど、横柄な態度を取ったり、天狗になったり、驕り高ぶったりしてしまいがちな世界の中で、そういった振る舞いを一切せず、常に真摯に自分と向き合い、謙虚さを忘れず礼を尽くす。

その姿は、これから成長していくであろう2年生のみんなにも意識してほしいと思う。心も体も大きくなっていく中、態度や振る舞いだけが大きくならぬよう、常に謙虚に真っ直ぐに頑張ろうとするみんなの姿が見たい。今日からまた頑張ろう！」


朝から、グッと心にしみるお話でした。今日はある意味、節目の日、再スタートの日です。みなさんが、心身共に成長していけるよう先生たちも頑張ります！

みんなさんも、良き先輩として、行動で示し、68期生ここにあり！という気概を持って、日々努力してしていきましょう！