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門出のことば☆

 春の暖かい風が心地よく頬を撫で、校庭の木々の芽も膨らむ季節になりました。
今日、この佳き日、私たち70期生、186名は大阪市立田辺中学校を卒業します。
 3年間を過ごした校舎は、昨日までの賑やかさが夢のようで、今日の晴れやかで切ない感慨に胸が締め付けられるようです。
毎日の登校は、「あいさつ筋」を通り、門をくぐれば「おはよう」という声に迎えられました。「めざせ あいさつ名人」 あいさつをきっかけに私たちは互いを尊重する関係を築いてきました。クラスメートとのあいさつは朝の教室に元気を届けてくれました。
 教室では多くの事を学びました。
身につけた知識を活用すること、知識を使って考えを深めていくことは、激しく変化する社会に、いずれ羽ばたいていく時に、私たちの大きな翼となります。
先生方や地域の方のお話を聴くこと、そして、元気アップの方々が用意してくださった新聞の社説を書き写すことで、私たちは自らの考えを深めました。また、対話を中心とした学習では、意見交換をする中で、互いの考えが磨かれていくことを経験しました。
中学校では他にも様々な活動に取組みました。それらは、課題を探求し、知恵を生み出して解決していくことの実践でもありました。チャレンジし、最後まで一生懸命にやりきることで、学校生活は実り大きいものとなり、達成感が私たちを更に深い学びへと誘いました。
もちろん、辛いこともありました。そんな時は、諸先輩方から受け継いだ「協力一致」の言葉を思い起こし、70期生の仲間たちと乗り越えてきました。
 70期生に想い出で特に忘れられないのは修学旅行です。
民泊体験を含む3日間は、初めてすることや初めて知ることに夢中になりました。自然の中で自分を見つめ直し、人と人との温かい繋がりを実感しました。大阪に戻ってから、改めて繋がりや絆について考えることになりました。
 私たちをどれだけの人達が支えてくれているのか。校長先生をはじめとした先生方はもちろん、毎日の学校生活を快適に過ごせるようにサポートしてくださった事務職員さん、管理作業員さん。
 以前よりも使いやすく、温かな雰囲気の図書室に変えてくださった図書室ボランティアの方々。丁寧かつ正確に宿題のチェックをして、優しいコメントを添えてくださった元気アップコーデイネーターさん。特別支援学級の仲間たちの笑顔もサポーターの方々のおかげです。たくさんの方々が私たちと田辺中学校のために力を尽くしてくださいました。
在校生の皆さんには、私たちの思いと、これまでの伝統を受け継いで、この田辺中学校を更に良い学校にしてほしいと思います。
家族のみんなには、普段、なかなか言えませんが、今、私たちの胸は感謝の気持ちでいっぱいです。思い通りにいかなかった時、悩みを抱えてイライラしている時、たくさん心配をかけてしまいました。一番の味方として支えてくれた家族のおかげで、私たちは頑張ることが出来ました。3年間、たくさんの事を学んできましたが、私たちはまだ大人への道の途中にいます。もう少し、あと少し、成長を見守ってください。
 そして、70期生のみんな。大好きでとても大切な存在です。一緒に泣いたり、笑ったり・・・。時には家族や先生にも言えない相談にのってもらったり。どれだけの月日が経っても私たちはずっと友達だと心から言えます。そんな友だちと過ごしてきた何気ない日々は宝物です。もう一緒に過ごせないのは寂しいですが、それぞれの夢に向かって前を向いていきたいと思います。
 これから、私たちはそれぞれ一歩を踏み出します。別々の道を歩むことになりますが、振り向けば186人で歩んだ3年間の足跡をたどることが出来ます。これからの道が、遠く険しく続くとしても、田辺中学校で感じ、考え、学んだことが私たちを大きく羽ばたかせてくれるでしょう。
 そして、この3年間で、たくさんの優しさを受け取ったからこそ、素敵な夢にも出会うことが出来ました。今までお世話になったたくさんの方々への「ありがとう」を抱きしめて、私たちは次の空へ歩いていきます。
 最後にこの田辺中学校のより一層の発展をお祈りし、門出の言葉とさせていただきます。
 平成31年3月14日
    卒業生代表
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