本日の献立/3月8日(木)・一口がんもと野菜のみそ煮 ・ふかしいも ・小松菜のごまあえ ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 810kcal、たんぱく質 32.2g、脂質 23.9g ☆ごま(胡麻)☆ ゴマの原産地は、アフリカ南西部とされ、ナイル川流域では紀元前3000年以前より栽培されていたそうで、エジプトのピラミッドや遺跡からも出土しています。当時は高価で、銀貨代わりに通用していたともいわれ、アラビアンナイトの「開けごま!/イフタフ(ひらけ)・ヤー・シムシム(ごま)」という呪文は、ゴマが成熟し、さやが開いて種がはじき飛ぶ様子とも重なって、パッと開いて宝が出てくることを願っていたのかも知れません。日本へは、中国や朝鮮半島を経て、縄文時代には伝わっていたようです。 草丈は1m前後で、7〜8月に開花し、9〜10月に収穫され、種子の色によって、黒ゴマ、白ゴマ、黄ゴマ、茶ゴマなどに分けられます。昔から「不老長寿の薬」などともいわれ、リノール酸、オレイン酸、たんぱく質、ビタミンE・B群、カルシウム、鉄などを豊富に含んでいます。脂質に含まれるセサミンという成分には、強い抗酸化作用があるとして注目され、老化防止、肝機能改善や、悪玉コレステロールを低下により動脈硬化の予防、血圧を下げるなどの効果が期待されています。また、抗酸化作用により他の油と比べて劣化しにくいため、古代エジプトでは、ミイラを作るときの防腐剤として使っていたようです。そのほか、クレオパトラが化粧品として使ったともいわれています。 ただし、これらの栄養成分や効果を得るためには、硬い皮を割ることが必要です。そのため、すり鉢などで、すりつぶして使用することが多いです。また、すりつぶすことによって、良い香りも得られ、さまざまな料理や調味料の風味づけに使われます。 今日の給食では、小松菜にあえて使用しています。 ☆明日(3/9)は、卒業式練習のため給食はありません。 |
|