本日の献立/3月1日(水)・鶏肉のから揚げ ・さつまいもの甘煮 ・はっさく ・牛乳 栄養価 エネルギー 873kcal、たんぱく質 35.5g、脂質 22.1g ☆はっさく(八朔)☆ ハッサクは、1860年ごろ、広島県因島市の浄土寺境内で発見された柑橘類(かんきつるい)で、ブンタンの近縁種になります。明治時代後期から因島を中心に普及しはじめ、第二次世界大戦後になって栽培が広まりました。ハッサクという名は、旧暦の八月朔日(8がつついたち/現在の9月中旬)から食べることができるということからつけられた名前です。しかし、実際には秋口ではまだ未熟でおいしくはありません。樹に実っている状態では3〜4月ごろにおいしくなりますが、一般的には12〜1月に収穫されて貯蔵した後、3〜4月を中心にイヨカンに続いて出荷されます。主産地は、和歌山、愛媛、広島などです。 皮が厚くてむきにくいですが、中の袋(じょうのう膜)と果肉(砂じょう)の部分ははがれやすいので食べやすいです。すこし苦味がありますが、これは、ナリンギンという成分によるものです。最近では、以前より苦味は少なくなって甘味が増してきているようです。 ※明日3/2(木)、明後日3/3(金)は、3年生も給食がありませんので、全校中止となります。 本日の献立/2月28日(火)・一口がんもとじゃがいものみそ煮 ・ツナとキャベツの炒めもの ・かぶの甘酢あえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 792kcal、たんぱく質 37.7g、脂質 19.7g ☆ねぎ(葱)☆ ネギは、中国が原産とされ、2000年以上前から栽培されていたようです。日本でも「本草和名(ほんぞうわみょう/918年)をはじめとし、多くの書物に記述が見られ、古くから栽培されていたことがわかります。寒さに強いことから全国に広がり、土地に合った品種がつくられるようになりました。大きく分けると、西日本では主に葉の部分を利用する「葉ねぎ」、東日本では根の部分を利用する「根深ねぎ」がそれぞれ多く栽培されるようになりました。一般的には、葉ねぎは「青ねぎ」、根深ねぎは「白ねぎ」と呼ばれ、どちらも年中出回っていますが、冬が旬の野菜です。白ねぎは、西日本でも冬になると鍋物などで使われることが多くなります。ネギの白い部分には、特有の辛味成分であるアリシンが多く含まれ、体を温めたり、ビタミンB1の吸収を高めたりするので、風邪などで弱った体を回復する効果が期待されます。 今日の給食では、鶏肉とともにしょうが焼きにしています。 ※明日3/1(水)〜3/3(金)は、2年生は学年末テストのため給食はありません。 本日の献立/2月27日(月)・豚肉とだいこんの煮もの ・大阪しろなの煮びたし ・パインアップル(缶詰) ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 818kcal、たんぱく質 37.6g、脂質 21.4g ☆おおさかしろな(大阪白菜)☆ オオサカシロナは、結球しないハクサイ群とタイサイ群が、徳川時代に自然交雑によりできた品種とされ、栽培もそのころから行われていたようです。明治時代には、天満市場(1772年開設)のある天満橋付近が栽培の中心であったことから「天満菜(てんまな)」とも呼ばれています。明治の終わりごろには、東淀川、城東、住吉方面にも栽培が広がり、現在も大阪が主な生産地となっています。 栽培期間が短く、一年を通して栽培が可能であるため旬はわかりにくいですが、どちらかというと冬場の方が肉厚で、甘味もあっておいしいといわれます。栄養面では、カリウム、カルシウム、鉄などの無機質、βカロテン、ビタミンB群、Cなどさまざまな栄養素が含まれ、栄養価の高い野菜です。味にくせがなく、あえもの、煮もの、汁物、漬物などさまざまな料理に使われており、とくに大阪周辺では重要な野菜として利用されてきました。今では、大阪府、大阪市ともに「なにわの伝統野菜」として認定されています。 今日の給食では、「煮びたし」として使用しています。 ※明日2/28(火)は、3年生は給食ありません。 本日の献立/2月24日(金)・サーモンフライ ・野菜ソテー ・いちご ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 859kcal、たんぱく質 30.9g、脂質 26.5g ☆ベーコン☆ ベーコンはハムとともに豚肉の保存方法として開発されたもので、塩漬けにした豚肉を燻煙したものです。その歴史は古く、紀元前にまでさかのぼります。一説によると紀元前数世紀の海賊が長い航海のための保存食として、塩漬けの肉を火であぶったものを貯蔵していました。ところがある日、肉をあぶるための薪が湿っていて煙でいぶされたようになったところ、味も良く長期の保存もできることがわかったということです。ベーコンの名は、16世紀の末ごろスペインの無敵艦隊を破ったイギリスで、世界進出に向かうため、船舶用の食糧として、哲学者で知られるフランシス・ベーコン(1561〜1626年)が大量の塩漬け豚肉の燻製をつくらせたことが由来になったといわれます。日本では、1872(明治5)年、長崎の片岡伊右衛門という人が、アメリカ人から加工技術を学び、製造したという記録があり、また、1874(明治7)年にイギリス人のウィリアム・カーチスが、神奈川県鎌倉郡でハムやベーコンなどの製造販売を始めたそうです。 原料になる豚肉の部位により、ショルダーベーコン、ロースベーコンというように呼ばれますが、日本ではいつの間にかバラ肉を使用したものを一般的にベーコンというようになりました。また、日本では鯨の畝須(うねす:ヒゲクジラの下あごから腹にかけての縞模様の部分の肉)を塩漬け、燻製にした鯨ベーコンもよく使われましたが、今ではほとんど食べることがなくなりました。 今日の給食では、野菜ソテーに使用しています。 本日の献立/2月23日(木)・鮪のから揚げ ・水菜とはくさいの煮びたし ・れんこんの酢のもの ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 809kcal、たんぱく質 34.4g、脂質 20.7g ☆鮪(まぐろ)☆ 一般にマグロというのはマグロ属の魚の総称で、サバ科の仲間で大きく成長することから、大型サバ型魚類とも呼ばれます。マグロの仲間は代表的な回遊魚で、索餌(さくじ:餌を探し求めること)、産卵、越冬のために、熱帯域から温帯域、外洋部から沿岸部へと広範囲に異動します。紡錘形の体形は、海洋を高速で移動するのに適しています。国内で消費される主なマグロは、背側が黒いクロマグロ、体側とヒレが黄色い色をしたキハダ、目が大きいメバチ、鬢(びん:胸ビレ)が長いビンナガ、しりびれの後ろ側から尾びれにかけて細長いコシナガ、南半球にのみ生息するミナミマグロなどで、それぞれの特徴をとらえた名がつけられています。マグロを食用とした歴史は古く、縄文、弥生時代の貝塚からもその骨が出土しています。しかし、江戸時代初期までは、味の良くない魚とされ、一般に広く食べられるようになったのは、後期になってからのようです。そのころはマグロの肉をしょうゆに漬けて保存していたところから「づけ」というすし用語ができたそうです。また、今では脂身(トロ)が高級とされていますが、昭和初期までは赤身の方が上物とされていました。 マグロ類は肉質で言うと代表的な赤味魚で、たんぱく質が25%以上含まれ、生鮮食品中では最高ランクです。血合肉の部分は味があまり良くないので、捨てられたり、ペットフードの原料にされたりしますが、ビタミン、鉄、タウリン、EPA、DHAなどが豊富に含まれています。冷凍や養殖による流通が多く、季節感はあまり感じられませんが、国産の天然ものでは、脂がのっておいしくなる10月ごろから冬場にかけてが旬となります。 今日の給食では、でんぷんをまぶして揚げたから揚げにしています。 ※明日(2/24)は、クリームシチューがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。。 |
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