食育つうしん(2021年3月) を掲載しました。

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本日の献立/3月4日(木)

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献立名 ・狭腰のおろし醤油かけ
    ・一口がんもと里いものみそ煮
    ・蓮根の炒めもの
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 809kcal、たんぱく質 35.8g、脂質 20.6g

☆大根おろし☆
 大根おろしは、だいこんの根の部分をおろし器ですりおろすことによって、独特の食感を持たせた食品です。昔から「大根おろしに医者いらず」といわれることもあり、いろいろな薬効があると考えられています。
 その1つは酵素によるもので、でん粉、たんぱく質、脂肪などを分解する酵素が含まれていることから消化を助ける働きがあると考えられています。また、すりおすことにより得られる辛味成分には殺菌作用や、炎症を抑える効果があり、昔から、おろし汁に蜂蜜を加えて飲むと咳やのどの痛みに良いというような民間療法もあります。
 ただし、どちらも加熱や時間経過などにより、効果がなくなります。そのため、これらの効果を期待するのであれば、食事の直前におろし、生で食べる必要があります。給食では食品衛生上、加熱調理が原則となっていますので残念ながらこれらの効果は得られませんが、加熱することで甘みは増加しますし、独特の風味や見た目の効果もありますので、みぞれ焼き、みぞれ汁などの料理に使用されます。
 今日の給食では、冷凍の大根おろしに、みりん、しょうゆを加えて煮たタレを焼いた狭腰(さごし)にかけています。

本日の献立/3月3日(水)

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献立名 ・肉じゃが
    ・はくさいのゆず風味
    ・とら豆の煮もの
    ・ごはん、焼きのり、牛乳
栄養価 エネルギー 771kcal、たんぱく質 28.0g、脂質 16.9g

☆肉じゃが☆
 肉じゃがというと、今では家庭料理の定番となっていますが、その発祥は、日露戦争(1904〜1905)当時の海軍のメニューだったといわれています。そのころ海軍の司令官だった東郷平八郎が、イギリスへ留学していた時に食べたビーフシチューの味が忘れられず、料理長につくらせたところ、同じような材料で砂糖としょうゆで味つけされた肉じゃがになったといわれていますが、真相は明らかではありません。しかし、海軍経理学校で1938年に発刊された「海軍厨業管理教科書」にもその作り方が記載されており、カレーライスなどとともに海軍の艦上食として広まったのは間違いないようです。どちらも牛肉、ジャガイモ、タマネギなど同じような材料で作ることができるため、材料補給がしやすいことや、肉や野菜を合わせて使うことで、当時の水兵の栄養不足の解消にも役立つことから都合の良い献立だったのかもしれません。また、海軍だけでなく、陸軍の軍隊調理法の中にも「肉と馬鈴薯の甘煮」という名でその調理法が記載されていたそうです。このようなことから、兵士たちが食べていた料理が家庭に伝えられて広まっていったのではないかと考えられます。

本日の献立/3月2日(火)

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献立名 ・豚肉のガーリック焼き
    ・サワーソテー
    ・スープ
    ・コッペパン、バター(キューブ)、牛乳
栄養価 エネルギー 796kcal、たんぱく質 37.6g、脂質 27.8g

☆オリーブ油☆
 オリーブ油は、おもにヨーロッパ、地中海地方で生産される植物性の油脂で、オリーブの果実を圧搾し、水分などを取り除いたものです。オリーブの原産地は、アジア、地中海東部の沿岸、北アフリカなどいろいろな説があり、はっきりとはわかっていませんが、紀元前3000年ごろには中近東で栽培されていたようです。古代ギリシアでは、競技会の勝者にオリーブの枝で作った冠(かんむり)が与えられたそうです。また、旧約聖書では平和の象徴とされ、現在の国際連合旗にも地球をオリーブの枝でかこんだような図柄が描かれています。
 日本へは1861年ごろにフランスからオリーブの苗木が導入され、明治15年に神戸に植えられたものから、日本で最初のオリーブ油が生産されました。その後は、小豆島で順調に栽培され、オリーブ油も生産されています。
イタリア料理など地中海料理には欠かせない材料として、炒めもの、サラダ、ピザなど、風味や香りが生かされ幅広く料理に利用されています。近年では、日本でもおなじみの食品となり、和食にも利用されることがあります。
 今日の給食では、「豚肉のガーリック焼き」で下味に使用し、風味を添えています。

本日の献立/3月1日(月)

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献立名 ・鰯のフライ
    ・きゅうりの赤じそあえ
    ・みそ汁
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 806kcal、たんぱく質 26.3g、脂質 23.6g

☆鰯(いわし)☆
 イワシ類と呼ばれている魚はマイワシ(真鰯)、カタクチイワシ(片口鰯)、ウルメイワシ(潤目鰯)の3つの仲間に大きく分かれています。マイワシは、日本各地の沿岸、樺太、東シナ海に分布し、大きくなると25cm程度にまでなります。カタクチイワシは、日本各地の沿岸、朝鮮、中国などに分布しており、マイワシよりも小型で15cmくらいにしかなりません。ウルメイワシは本州中部以南、朝鮮、ハワイ、アメリカ西海岸、オーストラリアなどに分布し、20cmくらいになります。
 イワシ類には、脂質の含有量が多く、とくに成人病の予防効果が高いといわれるEPAやDHAなどの成分が多く含まれています。また。骨ごと食べる料理法や加工品などではカルシウムも多くとることができるので、健康面でも注目されている魚です。
4日の給食では、イワシに衣をつけて天ぷら用に加工した製品を使用しています。小さめの鰯を油で揚げているので、骨も気にならずに食べることができます。
 今日の給食では、フライ用に加工された製品を給食室で揚げており、骨ごと食べることができます。
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