平成２８年度の準備に向けて、どうしても、もう１つやっておきたかったのが、業務のスクラップ＆ビルドでした。一旦、すべてを「さら」で業務を見直し、とくに「やるべき事」ではなく「やらない事」を決めることでした。１４０年の歴史がある本校ですから、ありとあらゆるものが、当時は良かれと思ったことが次々と追加、追加され、業務が膨れ上がっていました。追加したり、あらたにやってみることは意外に易しいのですが、今までやっていた事、とくになんとなく続けてきたことをできるだけ排除することに力を注ぎました。しかし、それはそれでメリットが０ではないので、やはりやめるには勇気がいります。しかし『やめることを決める』これこそが組織経営では大事だと思っています。「シンプルイズザベスト」のもと、本校ではできるだけ物事を複雑化しない方針をとりました。行事や細かい慣習はもちろん、運営の計画に至るまで、シンプル化することができました。