民間では「顧客の声」を責任ある立場の人間が直接聞くのは当たり前のサービス。公立小学校にとって、子どもを顧客と表現するか否かの議論は別として、学校でもっとも責任のある立場の校長が直接子どもたちの声を聞く仕組みがつくりたかったので、昨年度（平成２７年度）３学期から校長室の横に「なんでもポスト」を設置しました。文字通り、どんな内容でも構わないから、校長先生に伝えたいこと、聞きたいこと、悩んでいることなんでも書いてもらいました。お蔭様でこの７月で１１０通を超えました。集中すると大変ですが、１１０通もちろんすべてに返事を書いています。自分の頑張っていること、校長先生への質問、わからない不思議な事の理由が知りたいなど、時には校長先生の仕事は大変そうだけどがんばって！と励まされたり、子どもたちから勇気をもらっています。そんな手紙の中に、時々、真剣に悩んでいる子どもからのＳＯＳが入っていたりします。その問題だけは絶対に逃さず、瞬時に対応することを心がけています。