学校日記

セカンドチャンス! 〜人は変われる、弱さを抱えたままでも〜

公開日
2016/01/22
更新日
2016/01/22

お知らせ


12月15日(火)
元暴走族のリーダーで、少年院出身の牧師、野田詠氏さん(元少年院当事者の会セカンドチャンス理事)に来て頂き、子どもたちに自らの経験談と更生支援のエールを贈ってもらいました。
野田さんは10代の頃暴走族として荒れた生活を送り、薬物にも手を出した事もあったそうです。母子家庭で育った中、母親のある一言から愛されていないと思い込み、淋しさをまぎらわすために、反社会的な行動を繰り返していました。
しかし、自らの著書にもある「私を代わりに刑務所に入れて下さい。」という母の叫びを裁判所で聞いて、愛されていたんだと気づいたと話されました。
現在は、少年院を出て非行から更生を目指す人たちを、自腹を切って支える活動をされています。
子どもたちには、あきらめずに頑張っていれば、必ず見てくれている人がいて助けてくれるので、夢を持って頑張って欲しいというメッセージを頂きました。
迫力あるお話に子どもたちは聞き入っていました。

子どもたちへのお話の後、分校教員に研修をして頂きました。
「精神的に不安定な人を支える活動をしている自分と学校の先生方の仕事は重なる部分が多々あると思います。それは、相手の中の写る姿こそ真実の姿で、困ったやつだと思っていれば、相手もそう感じているはず。もし、どうしても子どもに対して愛情が持てない場合でも、とにかく丁寧に対応してあげてください。」と、本音のアドバイスを頂きました。