学校日記

人権教育「先輩のありがたさ」

公開日
2016/12/26
更新日
2016/12/26

お知らせ

 12月20日(火)6限目の道徳授業は、人権教育を全児童、生徒を対象に実施しました。講師には、大阪医科大学三島南病院の看護助手をしておられる、阿武山学園の卒業生の中川興治さんに来て頂き講演してもらいました。中川さんが26年前に卒業した頃は、学園を出てからの支援は何もなく、生活する事がとても苦しかったそうです。20歳すぎまで荒れた生活を送っている中でも、信用できる大人を見つけることができたのは、学園の中で本気で自分に接してくれた支援の先生のおかげだと話されていました。
ご自身が苦労して高卒の資格をとられた事もあって、生徒にはいくつになっても高校を卒業してほしいと伝えられました。もし、失敗したとしても、あきらめずに頑張れば日本の社会は認めてくれるし、困った時は学園の卒業生が立ち上げた社団法人児童福祉支援センターに連絡してくれたら、最大限フォローしますという心強い言葉をかけて頂けました。子どもたちは、頼れる先輩の話を真剣に聞き入っていました。