大阪市立開平小学校の学校日記

オペラ鑑賞

公開日
2016/11/08
更新日
2016/11/08

できごと

10月28日(金)
 オペラ鑑賞を行いました。
 この事業は、文化庁の文化芸術の子どもの育成事業の一環で、昨年度の群馬交響楽団のオーケストラ鑑賞に引き続いてです。
 今回はオペラということで、なかなかなじみのないものですが、今月にある学習発表会での児童たちの発表・演技に、少しでもよい影響があればと思って劇団の方に来ていただきました。
 このオペラを披露してくださったのは、劇団こんにゃく座という神奈川県にある劇団です。9月のワークショップで児童に、オペラについての説明などをしてくださいましたが、ワークショップと打って変わり、本番当日は、本当に本格的な舞台装置・演出・演技で、児童みんながびっくりしていました。本校の体育館いっぱいに舞台装置を設置していただき、音響・照明も本物の劇場そのままにオペラを披露してくださいました。
 「森は生きている」という題で、新しい年を迎える大晦日、わがままな女王が、四月に咲くマツユキ草がほしいと言い出したため、国じゅうは大騒ぎ。ほうびの金貨に目がくらんだ継母と姉娘のいいつけで、マツユキ草を採ってくるようにと一人のむすめが真っ暗な森に追いやられる。森に分け入ったむすめは、そこで一月から十二月までの月の精たちと出会う。むすめの話を聞いた四月の精は、他の月たちに頼んで一時間だけ「時」をゆずってもらう。冬の森はたちまち春へと季節をかえ、むすめの目の前で一面にマツユキ草が顔を出す。むすめの帰りを待ちかまえていた継母と姉娘はマツユキ草を取り上げ、宮殿の女王の元へ。女王は、自らマツユキ草を摘むために家来たちを引き連れて森へ出かけていく。しかし、そこで待ちうけていたものは…。といったお話でした。プロの役者さんの一つ一つの演技・発声が子どもたちの感性に響いてくれたと思います。